気がついたら再就航

今年2月、日本路線(成田)は多額の損失が出ているという事で撤退発表があり、最終便も相変わらずのディレイで飛行機ファンをやきもきさせたパキスタン航空

しかし、最近なぜかNRTで見るんだけど・・・夏だけなのか?と思っていたら、

いつの間にか再就航していた、

おいおい、多額の損失が出ていて・・・って言ってたのはなんだったの?

まあパキスタン航空のPIAは Perhaps I Arrive(多分着くだろう)という意味 と利用者には言われているので、(私も乗ったことがある)テキトーなのは仕方ない

しかしさ、テキトーな国でもB777を飛ばせるんだな~、そう考えると航空会社は専門組織だけど、バングラディッシュだろうがアフリカの小国でも飛ばしているから、よくやるぜ、日本の厳しいスタンダードを見ていると、そういう国では絶対飛ばない気がするんだけど・・・

それと、先日撮ったFIJI、

LAでよく昼間撮っているが、まあNRTにも来ているけど夜着なのでなかなか見られないエアライン

安心、安定、ノイズが少なく撮れるのは高いカメラ EOS1DX MarkII

雨でも嵐でも、灼熱でも故障なし、まあそのために高い金額払って信頼を買っているわけだけどさ

広報は専門職なのに

空港やエアラインの広報の方と普段お付き合いさせていただくことが多いが、

日本のエアラインや空港の場合、基本的に広報の方は2‐3年で入れ替わる。

こうなると、「初めまして」となり仲良くなった頃に移動してしまう。これがとても残念だし、ノウハウも受け継がれないことも多く、プレス発表やセレモニーで経験がないがゆえにグダグダになることも多々あり、

広報はPilotや整備と同じ専門職なのに、ぜーんぜん広報知らない人が来て一生懸命やってくれて、めちゃくちゃ適任の人もいれば、

同業者と話しても「あの人広報向きじゃないよね、ぜんぜんメールの返信も来ないし・・・」なんて方もいる。

一方、外資系は広報は専門職なので、ずーっと広報(会社にもよるが)、せいぜい配置換えでもマーケティング部に移動程度。その場合、人につくので、やりやすい場合もあれば

「〇〇航空は、あの人が辞めてから仕事がしづらくなった」という事もあるが、ノウハウはある。

どちらかと言えば、同じ方が長くやってくれた方がスムースだし、ノウハウもある。何かあれば気軽に電話できるようになるので外資系の方がいいが、ただし一つだけ欠点が・・・

外資系の場合「英語ができれば仕事ができる」風に見られるため、ぜんぜんダメダメで広報の仕事ができないヤツでも、英語堪能がゆえにポジションに就いている人もいるので、そこは難しいところ

まあ、広報は専門職なので、長くいてくれた方がいいです。整備や運航と同じくらい専門分野だぜ。

適材写真はないので、とりあえず懐かしのLGWのデッキから

この塗りのVIRGINカッコ良かったんだよな~

VIRGINなんか、広報むちゃくちゃ上手なんだろうな、イメージありきのエアラインだしさ

行ってみないとわからない

庄内空港からHNDも戻り、翌朝品川Canonで仕事なので、以前から行ってみたかった川崎のホテルへ 東急REI というホテルでランウェイ22が見えるという情報。

夜行くと、WAREHOUSE(倉庫という単語)

住所はこちら方面で、東急REIの小さな看板が手前にあったが、この先は倉庫なのか・・・とUターン、

しかし再度地図を確認するとやはりあっている、

昼間見ると、正面以外はホテル名なし、右サイドからアプローチするから「倉庫」としか表示が見えない

オシャレ感を出しているのかもしれないが、

すげえ分かりにくい、不親切!なぜホテルなのに「倉庫」と書くのか?それとも英語そんな気にしないのか?

お部屋から撮れるかと思ったが、ガラスが厚くにじむ、まあ防音だから仕方ない

5階のレストランは外から撮れるが、このレストランが飲みのバーというか、メインとドリンクとスターターを頼んだ方が良いようなところで、ざっくり推定予算5000円オーバー。

利用者以外は外のポイントには入れない(以前は入れたらしい)、しかし外はドリンクオンリーで 1杯900円(そういうのしかない)のビールを飲みながら狙うが

想定よりも遠い、イメージとしてAPS-C+600mm だから960mmくらいは欲しい、つまり夜景はめちゃくちゃキツイ、

正面にはRWY22が見えるが、夏場は陽炎や大気のゆらぎが出る、じゃあ冬かと言うと、冬はRWY22は滅多に使わない。

正直、期待はしていたけど、相当ビミョー、フロントとレストラン対応もイマイチでした。

さらには羽田から直線距離は近いが、朝は道路が混み混み、そのうち橋ができるがそれまではキツイな。

まあ事前調査も大事だが、最終的には自分で行ってみて判断、ダメならダメで納得。それがヒコーキ写真って言うものなんだな~

オフィシャルは何でも屋

おいしい庄内空港で、複数の山形の飛行機ファンの方々から声をかけていただいた。

皆さん、これからいつでも撮れるのに、やはり初便を撮りたいのか、展望デッキは人だかり、新潟から来られた方もいて、庄内空港にとっては10年以上ぶりか?新規就航、新路線なので盛り上がっていた

展望デッキは柵も低く、コンディション抜群。視程もGOOD、山もクリアに見える。

オフィシャル撮影というと、「いいですね~」と言われることも多いが、失敗は許されない、さらにはセレモニーとか地味な撮影がメイン

すぐにWEBなどで使いたいから、露出もドンピシャで合わせなきゃいけないが、ポジフィルム時代からプロカメラマンだったので、そのあたりはノープロブレム。

セレモニーも目線をもらい、お土産を配るところや、カウンターまわり、VIPなど細かく記録、

今回は山形県知事や観光庁の偉い方も来るし、商工会議所や市長、町長などVIPも多し

放水の位置も、ここで良いか?など一般のお客様にも見やすい場所、撮りやすい位置などに事前打ち合わせを行いアドバイスもさせていただく、

今回がそういうわけではないが、到着も私の無線を元に、広報の方が動くことも多いし、他のメディアに到着方向を伝える。

ここでちょっと詳しい方は、「知りえた情報を他の人に言っていいのか?」と法律の正論を言うこともあるが

業務であるし、そもそもこの無線法はゆる~い感じ、というのも空港オペレーションも無線を聞いてアナウンスをしたり、指示を出したりもする。これをダメと言うと、すげえみんな困ることになるし仕事にならなくなる。

さらには、ゆるい理由は、PILOTライセンサーなら習うが、この法律に反してというか、飛行機は遭難があるため「なるべく多くの人が無線を聞いていた方が良い」、というもの、なのでそこらへんは「ふわっ」とした感じじゃなきゃまずいわけ

なので複数無線機があるときは、一つの無線機を緊急周波数に合わせて聞いていた(私がアメリカで飛んでいた頃は)し教官にもそう習った。

灼熱のランプでも撮影し、その場で仮納品=1時間後にはオフィシャルのプレスリリースとなり、WEBニュースや夕刊などに写真が使用される。

なかなかプレッシャーがあるし、何度やっても多少は緊張するが、大勢の方が努力して最後に新路線が開設した、模様と就航イベントの最後の美味しいところを裏も含めて見させていただけるので、おもしろいからやっている。

まあ、オフィシャルカメラマンよりもジェッ太君とか、着ぐるみに入る方が暑くて大変だぜ。

まあこちらも汗だく、ドロドロで控室に戻り、こちらは汗臭そうなのに、広報の若い女性に真横でパソコンモニターを見て、写真をセレクトするもの変な意味で「すいません臭いので」といろいろ拭きふきするが、それでも気を使うし、その場で画像処理しなきゃいけないし、美味しいところだけを撮るだけじゃないのが、オフィシャルカメラマンってわけよ。

20年ぶりのおいしい庄内空港へ

AM6:50 HND発 庄内行き。数ヶ月ぶりの慣れないHND第二ターミナル(いつもは第一)で乗り方にちょっと不安があり、

仲間によると

「最近 第二ターミナル便は飛行機乗るとき靴を脱いで、CAさんに預けるねん、そんで靴札もらわんなアカンで、靴札失くしたら500円とられんで」

というとても参考になる、ありがたいアドバイスをいただき、A321NEOへ

天気が良けりゃ、新潟、庄内、秋田空港と車でまわるか~と思っていたが前後に仕事があり、庄内~成田を車で走行時間を調べると、なんと「7時間」もかかる

仕事終わって走ると死ぬな・・・となり飛んだが、HND上りわずか45分で庄内へ

 さすが、「おいしい庄内空港」を名乗るだけあってターンテーブルにはメロンが流れる

SKY Clear、同じ晴れでもHNDはビジ(Visibility)が悪く、空は白いが、地方は大気がクリア、これを見ると都内は空気悪いところで暮らしているんだな~と感じる。

この日のミッションは JETSTAR 成田~庄内線就航、

初便を待ち受け、オフィシャル写真撮影。

でもなぜ庄内?って聞くと、ビジネス利用が多く、航空路線開拓で重要なYieldが高い、つまり単価が高い路線なわけ、

私個人の意見だが、そんなに安価に売らなくてもいいし、飛行時間は短いので機体は効率良く稼働できる。

確かに新幹線に乗るまでもここから遠いし、アクセスは飛行機でしょ。

お世話になっている山形県人の方に言わせりゃ、山形(内陸)と日本海側では文化も言葉も違うらしい、

ヒアリング大丈夫だろうか?さて、灼熱予報だけどがんばるか!

現実24時間でなくても

「成田は24時間使用できないから」とよく言われるが、専門機関の方などといろいろ話して勉強していくと

羽田、中部、関西は24時間空港だが、じゃあ実際深夜に離発着する旅客便があるのか?と言われると、せいぜい深夜1時まで、

成田は今年のウインタースケジュールから深夜0時まで時間延長になったが、私は地元住民で24時間化賛成だが、緊急着陸は24時間できるので

今後朝5時から運用開始、もしくは深夜1時までくらいでじゅうぶんな気がしてきた。

実際ウチのオフィスは騒音迷惑地域だが、ホント最近の機体は静かだから787や350など新しい静かな機体は深夜早朝OKとかもありだろう。

先日石垣空港でも地元の方にいろいろ教えていただいたが、どこの空港でも反対運動があるもので、石垣も新空港にするにあたりさまざまな反対があり、

まあ反対する方はなんでも理由があれば反対という人もいるので、各空港の歴史を調べると苦労が見える。

石垣は新空港なのにターミナルが小さい、駐機場が少ない、そこにいきなり777とか来るし、国際線も来るし追い付いていない、

日本の空港にありがちな拡大できるスペースを少ししか残していない。空港の反対の歴史を調べるのもなかなか興味深いんだな~

写真は石垣のコンビニ調達物であります。


静岡空港フォトコンテスト審査

静岡空港に行き毎年恒例のフォトコンテストの審査をさせていただいた。

今回は民営化されて、社長の新たなイメージや意見も伺いクオリティの高いものを選ばせていただいた。

撮影者の苦労、1枚1枚への思いが伝わる作品

カレンダーにふさわしいかどうか、

印刷した時に耐えられるか、などをチェックさせていただき

季節感、プリントのクオリティも見て、時には議論を交わし今年も良いものができました。

しかし地方空港でこれだけの点数が集まるのは驚異的。そもそも空港がなかった県なのに・・・

なおセレクトした写真はマークイズ静岡で展示される予定。

お楽しみに!

航空博物館リニューアル

すでにメディアにでも出ているが

https://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/1198851.html

情報解禁OKになったので、明日リニューアルOPENだが二階の成田空港コーナーの出口のところに、こんな特設コーナーを作っていただいた

過去30年通ったカット、16歳かな~高校時代の写真も多数あり

乗り入れエアラインの変遷、カラーリング、背景の成田の建物の変化なども見ていただければと思う。

現場に書いてあるが、ドンピシャその年の写真ではなく(成田空港開港の1978年は私6歳なので無理)、その年以降就航のエアラインということで、というのもカラーリングも年々変わっているし、

「そういえばUAはこの塗装だった」とか「アメリカン航空は747SPだったよね~」とか、そういう視点で懐かしんでもらえれば幸い

もちろん、私より年齢の上の方で八街にお住まいのKさんや、元JAL整備のKさんとか、元空港会社で写真撮られていた方など諸先輩方もおられますが、僭越ながらNAA(成田空港会社)さんのご協力によりスポッター写真を展示させていただきました。

新型フライトシミュレーターも入ったし、NAAコーナーはこれから航空業界を目指す子供たち向けの空港のお仕事コーナーや、スーツケースの旅などもあり、大人目線で見てもおもしろくなっているので、ぜひ足を運んでいただければと思う。

エメラルドグリーンは何号機?

地方空港でそこの空港会社の方と話をしていて、A380のエメラルドグリーンは何号機ですか?という話題に



飛行機グッズを作成するメーカーさんも言っていたが、A380商品が売れるのは成田が一番で地方はぜーんぜん売れないそうな、まあ成田が当然身近に感じられるけど、地方空港の人は見る機会もないのでそれほど感心がない人も多い。

「エメラルドグリーンは2号機ですね」と答えると、横から「エメラルドグリーンは何号機?」を聞いたのだろう、話に入ってこられた別の方が

「エメラルドグリーンに見えるのは8号機ですよ」

ん?8号機?A380は8号機ないぞ?

そう、その方が思っていたのは8号機

正確にはティーグリーンだが、エメラルドグリーンと言われたら、言った通りかもしれない。

同じグリーンでも、空港によってイメージが違うわけね

しかしこのエメラルドグリーン、色味が難しく画像処理を間違えると1号機の色になっちまうぜ、並べりゃわかるけど、遠目じゃ分かりづらいときがある。

写真講評はできません

よくヒコーキに限らず同業者と話すと、写真講評してください、見てください

とメールとかメッセンジャーとかで写真が送られて来ることがあるが、

申し訳ありませんが、写真教室講師をさせていただいている都合上、ぜんぜん知らない方の写真講評は致しかねます。

そうしないとせっかくお金を出して教室に来てくれる方に失礼にあたるので、そのため、うちにもときどき全然知らない(もしかしたらお会いしたことがあったりFacebookのお友達かもしれないが)方から写真見てくれ と送られているが対応できませんのでご理解ください。

写真はないので、レジオタク菌重篤者の内容で

こういうのを見ると、レジ(登録記号)から物語が生まれる)

下:N924US 末尾USと言えばUSエアウェイズ(ノースウエストもUSを使用していたこともある)なのでUSエアウェイズ機と想定したが、導入4年前なのでアメリカンになってから、

下:N316PF 本当は末尾をAAとかにしたいけど、もう選択できる番号がないんだな~

下:N822AW 正統派アメリカウエスト航空のイニシャルでAW、その後USエアウェイズになり、今はアメリカン航空に と会社が勝手に変わった。仲間の会社員でも勤めていたのがJ-PHONEだったが、気が付いたらVodafoneになり、今はソフトバンクになっていたという方がいるが、そんな感じだろう。

吸収合併があるエアラインのレジはなかなか面白いぜ。