マイナス14℃の撮影

毎年冬景色の写真は需要があるので必ず撮りに行くが、これが難しい

1月に新千歳空港に行こうと思って予定していたが、雪がない

最近は空港のライブカメラで見られるので状況が分かる

そんで二月になると、春節、雪まつりで航空券と宿代が値上がりする。

しかし、そこそこ仕事が入っているので、スケジュールが空いていて天気もまあまあな感じなのでGO!

千歳の冬の天気は分からず、まあまあなら行くしかない

ちなみに車の温度計(中央上)は9時すぎなのにマイナス14℃

もうさ、防寒装備で行くけど冷えるし、空港外周ポイントはコンビニやトイレが近くにない

なので、トイレに近く(10kmくらい先)にある道の駅へ行くと

途中の雪道もダンプカーが交差点で軽くドリフトしていたりして怖い

湖です。めちゃくちゃ寒そう

これで天気が悪いとやる気がなくなるため、本やフライトの勉強道具を持参

まあ待てばいいのが撮れるかもしれない・・・

今回はそこそこ手ごたえあり!しかし画像処理が大量で仕事もあるので、おいついていません。

ちなみに帯広は冬天気がいいけど、旭川は難しいんだよ、なかなか晴れない、

どちらも便数が少ない

無謀かチャレンジングなのか?

新千歳空港 冬撮影ではいつも SAPPORO CAR RENTALさんにお世話になる。

ここは生コンポイントのすぐそばにあり、生コンポイントの除雪もしれくれるときがあり、脚立レンタルもあり

プロカメラマン御用達

オーナーもスタッフも親切なのだが、ここで聞いた話がすごい

「この間、高校生救ったんですよ、二回ありましてね、最初は

お客さんの送迎で空港へ車を走らせていると、国道をカメラ持って歩いている若いやつがいるんですよ、

そんで帰りにもまた歩いているのを見かけて、カメラのフードって言うんですか

レンズのところに、JALとかANAとかステッカーが見えたので、お客さんが乗っていないときに

どうしたの?生コンポイント行くのか?とりあえず危ないから乗れ、と乗せたんですよ

だって、この時期、雪で歩道が埋まっていて、車道を歩くとトラックにひかれそうになるじゃないですか、

そしたら「ターミナルから生コンポイントまで行けるかな」 めちゃくちゃ雪の中って歩いてきたって、お前死ぬぞって

雪まつりでタクシーも捕まらなかったそうで、危なかったですよ・・・

 

そんでPART2があり、朝方同じように高校生を拾ったら、貧乏撮影旅行で生コンポイントへ行くところで

夜はターミナルで寝ようと思ったらダメで、サウナは未成年で追い出されて寒いから空港のまわりを(厳寒です!)夜通し歩いてました と言うんですよ

なので とりあえず暖まれと言って事務所で休ませてあげました」

 

いや~なんと親切なんだろうか!

冬の千歳をなめちゃいけない、車なしでは死ぬぜ!

この日も朝9時過ぎてんのにマイナス14℃

SAPPORO CAR RENTALさん 優しいでしょ、ここで車借りてください。

大手じゃないけど、親切にしてくれます。

だって、高校生へたすりゃ死んでたぜ!

無知なのか、無謀なのか、いやチャレンジ精神なのか、なんとも言えないけど、まあ若いってそういう事ね

 

最強寒波の中の空撮

数日前、めちゃくちゃ寒い中の空撮

先週一週間、大きな空撮案件のためスケジュールをあけていた

管制調整、私の予定、撮影機、ベテランパイロットの予定があい、さらには晴れ

雨上がりだと地面に跡が残るのでNG、ちょこちょこ雲があっても地面に影ができるからNGという厳しい条件の中

晴れで視程が良い日になったのでドアを外してテイクオフ

手が凍るし、(手袋していても)さらには撮影時にヘリを移動すると風圧を受けるので

息を吐けない

ようするに時速150kmの車から顔を出してカメラをかまえる状態なので

風がキツイ、

これで上空で指示を出しながら無線を聴いていなければならない過酷な現場

こうしてなんとか無事に終了

あとは仕様書通りに画像処理、写真フォルダ分け、サムネイルプリントして納品作業さ

ATC言うべきことと言わなくいいこと

航空無線はなるべく短く簡潔に要点だけ言うのが鉄則

有視界飛行はノープロブレムで、どちらかと言えば無線はできる方だが

計器飛行のアプローチや高高度の指示はまだまだ訓練中

 

この日は鹿児島空港の進入

途中私側(副操縦士席)に薩摩硫黄島が見える

滑走路が見えるな、人口どのくらいなんだろうか?

飛行機で(定期便はないので熊本から自分で飛んで)行ってみたいな・・・

 

そんで鹿児島アプローチからタワーに周波数が変更になりコンタクト(通信開始)

鹿児島TOWER

JA000(こちらのコールサイン)Continue Approach clear for visual runway 34 and follow Airbus A320 7miles on final.

(進入を継続、有視界でランウエイ34への進入を許可、現在7マイルにいるA320型機に続いてください)

と来たので、言われた瞬間にA320を見て探しながら、Continue Approach and Airbus A320 Looking out.

(進入を継続、A320を探します)

と返答すると、キャプテンから、今のATCで重要なのは

「Continue と Clear for visual runway 34 がポイントだからそこを言わなきゃダメだよ」とアドバイス

 

飛びながら3つ指示が来ると焦るのと、機体を探さないといけないと思い頭がそっちに行ったが、

重要な指示はClear for visualが重要だそうで、

他にもDirect to XXXは復唱必須だけど、Vector toは言わなくて良いなど

プロのやり方があるようで、そのあたりを勉強できるのが良い経験であります。

パイロットは割り算必須

この日、FL350(35000ft)を飛んでいると

JA000(当機のコールサイン)Desend and maintain Flight Level 330 with in 3minute

(33000フィートまで3分以内に降下してください)と言う指示が

横でキャプテンで親指を立てるので、すかさず

Roger Flight Level 330 with in 3minute (3分以内に33000フィートまで降下します)と返事

すると(オートパイロットに入力するけど)VSI(昇降計)1分間に何フィート降りれば良いの?

とキャプテンが聴くではないか

「えーっと1000ft/min(降下率1分間に1000ft)で降りれば2分後にはFL330に着けるから1000ftです」

と言うと1000ftにセット

すると10分後くらいには管制から

 

JA000(当機のコールサイン)Desend and maintain Flight Level 210 with in 6minute

(21000フィートまで6分以内に降下してください)と言う指示が

さて、1分間に何フィート降りればいいの?

計算してください

あまり急降下だと耳が痛くなるので、Unable to your request (無理です)と断るが、キャプテンがOKサインを出す

ということは降下できるという事なのだろう

さてFL330からFL210へ6分以内で降りるには降下率は1分間に何フィート(以上)でしょう?

多古町C滑走路へウォッチングポイントを

昨日は多古町(成田空港のC滑走路予定地)の町議さんとトークセッション

世界の空港を見ている視点から、エアポートシティ(空港周辺の発展)に関して話させていただき

ぜひ空港観光のためにC滑走路脇にウォッチングポイントを作ろうという話をしてきた

ちなみに多古町はいろいろ積極的で、小学生高学年と中学生を対象にヘリクルージングを実施

このヘリ手配、管制調整などに航空事業代理店業の登録を弊社が持っていてノウハウがあるので、

かかわらせていただいております

FMS打ち込み

ジェット機のフライトはFMS フライトマネージメントシステムをいかに入力できるか(副操縦士として)が重要

飛びながら、管制の指示を聴き逃さない&外の見張り(他機と揺れないように雲)をしながら、この先の周波数とチャート(航空図)

を用意しながら作業をすすめる

前日か当日にフライトプランが出るんで、朝にNOTAM(飛ぶための空港などの注意通達)と天気をチェック

空港に向かうタクシーの中でブリーフィング、

使用滑走路はこちら予定、目的地は風がこのくらいなど

そんで上がると、これに打ち込み

FMSは二系統あり(一つがダメになっても飛べる)別システムとなっている

ルートの名称もなんとなく頭に入れておかないと、いきなり管制から

DIRECT ANOXA とか言われて、ANOXAってどこ?ってなるうえに、そもそも

計器飛行の地図は外の景色(地形)は上空ではどうでもいいので、地形が薄くしかのっていない

途中、あの島はなんですかね?

キャプテンいわく「薩摩硫黄島じゃない」

キャプテンは元は小型機乗りなので、細かい小さな空港も飛んだことがある方だが

そうでないと分からない

こんな感じで、この日は鹿児島へアプローチ

ATISによると、桜島の噴煙情報が出ているのでそのエリアは避けてアプローチ

毎回のフライトごとに勉強になります。

 

 

高高度訓練

普段飛ぶのは10000ft以下、しかしこのところ訓練などで高高度を飛ぶことが多く

いろいろ教えていただきながらフライトをしている と言っても右席担当(これが慣れていないので以外と大変)

この日は下地島行き、上空のコクピットで複数のページを出すのは大変なので、事前になるべく周波数などは書いておく

VORはSJE だからフライトマネージメントシステムにSJEと最後打ち込まないといけない

このあたりは SJEと打った時点でJAPANと出るので、機長とダブルチェックでENTER

まちがえてSJC と打つと カリフォルニア州サンノゼが出てしまい、飛行時間11時間 しかも燃料が不足という事態に陥る

事前にランウェイも頭に入れるが、最近飛んでいるとマルチタスク力が低下していて、

頭ではランウェイ16なのに、口ではランウェイ34と言ったりするので要注意!

 

笑うならやってみ、とりあえず車を運転しながらLIVE ATCを聴いて全て復唱してみてよ、めちゃくちゃ難しいぜ(笑)

ここまで事前準備しても、コクピット内で管制塔とつながるマイクボタンを押すときに

「下地タワー」、いや「下地島タワー」どっちで呼べばいいんだっけ???

と焦る・・・

フライト中は紙+Ipad これ基本ね

プロは10万円オーバーのソフトを使用しているが、私はプロじゃないのでそこは節約

慣れればIpadだけで飛べるんだろうけど、すぐにデータを出したい(必ず使う)のは昭和の人なんで

紙です!

 

 

 

フライト前は無理しない

石垣空港の撮影ポイントと言えば

カラ岳

その麓に到着すると ふ、不発弾・・・

あんまり歩きたくないぜ・・・

さらには、ハブいるの?

とググってみると、ハブは冬でもいます。

でも「茂みの中に入らなければ大丈夫です」

いや、撮影ポイントはバリバリ茂みの中なんですけど・・・

ここは、多少の道があるものの、藪漕ぎしていく場所で、2-3年前、滑落して亡くなった方もいるので

一人で行かない方が良い

さらにはフライト前なので、今回は辞め!

そんなに光の回り方もこの時期よくないし、光も弱い、雲もある

無理して飛べないとまずい

だいたい、こういう下草も膝くらいまであるので、ハブがいたらと思うと居心地がめちゃくちゃ悪いわけよ

というわけで地味に撮影をしておりました。

撮影目的じゃなくて、フライト目的だし機長に迷惑をかけてはいけないから、無理はしない

これ鉄則です!

石垣からフライト

石垣島から訓練を兼ねたフライトなので、前のりで石垣へ

アプローチ中に旧空港が見える(下)

横長なのが旧滑走路

以前、ここを探検したが現在も多少面影があり、市庁舎が立っている

この時期は光の周りを考えるとターミナルからもわりと撮影できるが

展望デッキ、送迎デッキ どう違うの?英語表記は同じだぜ

ちなみにここは送迎デッキはガラス張り

展望デッキは下の感じで撮影するなら屋上の展望デッキ

夏は陽炎に悩まされるが、この時期なら気温も低いので

陽炎がでずに撮影ができるのがありがたいが、沖縄の冬って天気イマイチ、雲多し

あとはATC(航空無線)を聴いて、自分のフライトのときは、こうなるわけね と予測しながら勉強

聴くのと言うのは全然違うからね・・・