チヌークは台風並みらしい

熊本空港は自衛隊の高遊原基地が併設されていて、ヘリもよく飛んでいる

このときは、この機体チヌーク(私はすでにないが、軍用機判別能力はないので、チヌークだかバートルだかよく分からんが

最近この手の「前後ろ」にローターがあるヤツはチヌークと覚えた)

がテイクオフしたあとに離陸のため滑走路に入った。タキシング中もこのタービュランスを受けて機体が揺れる

そんで滑走路に入って待機せよの指示が来て、滑走路内でHOLDが続くので

管制塔にREADY(準備できてます)を伝えると

「タービュランスがあるので少し待て」の指示が

あとで教官に聞くと、「チヌークは台風並みの乱気流が来るから注意だよ」とアドバイスをいただいた

やはり小型機でこの後ろを上がるのは嫌なんだよな~

どうりでタキシング中も乱気流が来たわけだ、飛べば飛ぶほど新しい知識を得ることができる。

高度の違いを楽しむ

このところコクピット(訓練を兼ねて)の右席で九州へのフライトが続いたので、今回は客席でゆっくりと

と言っても成田発7:15のジェットスタージャパンでベースの熊本へ

定期審査があるので機内で勉強をしながらカメラを片手に

朝の成田空港第三ターミナル(上)いつも並びが違うので、定点撮影をしている。

下は岩国基地、おととしヘリでこの空域に入らないように飛んだことがあり、ヘリだと3000ft、ジェットスターは恐らく30000ftと一桁違う

もちろん景色も違うけど、ヘリ(低高度)

軽飛行機(3000-だいたい9000ft)

ジェット 30000-40000ft の風景が見られるって、空を飛ぶ楽しみの一つ

そして大分空港を通過

ここは着陸したこともあるし、ヘリで通貨したこともあるので、地形が分かる

梅雨前の天気が良いひととき。こうやって空の散歩ができるのも飛行機趣味の楽しみ方の一つである。

尾部の柄にピンと来たら・・・

羽田空港で雨の中撮影していると

展望デッキが閉鎖され、撮影できない状態に・・・

天気がイマイチでリバースもそんなにいいイメージにはならないので、レジ集め

すると

尾部にズーム

なんか、ボディ後部にライトグレーの色味が残る、これはおかしい

まあその前に機体番号をチェックしているので、その時点で撮っていない

何かがおかしい と気が付いているのだが

半年前にフィリピン航空にデリバリーされた機体で、元はガルーダ機でPK-GIEのレジ

尾部を消して尾翼をフィリピン航空にしいぇライン投入

B777Xもデリバリーが遅れているし、フィリピン航空がB777X導入検討というニュースも調べたら出てきた

直接発注でなくてもリース会社経由もじゅうぶんありえる

さらには2021年にコロナでワイドボディ機を数機返却という記事もある

だがコロナ後の旅客需要急拡大で機材が必要、でもリース料は高い

そんな諸事情で中古機市場に異変がおこっている。

まあ機材の導入を含む機材計画は乗員やパーツ、受け入れ問題もあるので数年先を見越さないといけないので

こういうドタバタになるのだろう。

そんな業界の裏側が機材から感じることができるのもおもしろい

ライセンス取得が難しい時代に

このところ円安でパイロットライセンスを取得するなら日本が良い という話をしている

実際にアメリカに行くと、物価高騰を体感し、食費、宿泊費、レンタカー、ホテルの駐車場など馬鹿にならない金額で

破産しそう

さらに訓練となれば以前より高い教官代、飛行機レンタル代が加わる

そんで英語力も以前よりレベルアップしていて、そこそこしゃべれないとダメ

実際に訓練中の仲間も英語で訓練断念した人も身近にいる

なので、日本が良いのだが実は別の問題が発生している

 

パイロット不足でいろんな大学が航空学科を設立、古くは桜美林、東海、法政、崇城大学などでしっかりしているが、新規の大学もあり

そうすると学校で機体もないので訓練できず、使用事業会社に委託となる

なので教官と機体が不足し、おじさんで免許を取りたいという人を受けてくれるところがめちゃくちゃ少ないそうな

 

先日行ったところも、メール問い合わせはガンガン来るが全てお断りで、コネ(変な意味じゃなく紹介制度)がないと

受けてくれないそうで、プロパイロットコース以外は免許が取りにくいようで

日本のジェネラルアビエーション(小型機の世界)が心配である

それとライセンスは取れるときにとっておく、これも鉄則だね~

なので飛びたいと思った人はぜひ飛んでいただきたい

夏雲の熊本

所要で毎週のように九州へ

4月、5月はフライトで鹿児島へ

5月は熊本へ3回来ているが、熊本での撮影は雨上がりや高気圧接近でないと空が青くならないので難しい

このときは北九州に到着したあとに小倉へバスで移動、小倉は思っていたよりも大きな町で新幹線の車窓からは見たことがあるが、空港からのバスに乗るとさらに大きさが分かる。

もう少し行けば門司、EF30やEF81-300などブルトレの機関車交換が行われていた門司で、すぐその先は下関

本州と九州のボーダーだが地図を見ると以外と近くてワクワクする。ここを車でめぐると面白いだろうな~

そんな事を思いながら新幹線「みずほ」で熊本へ移動

最近ようやく新幹線「みずほ」「さくら」も慣れてきたぜ、それまでは「さくら」は1レ、「みずほ」は5レ とブルトレ世代なら東京駅から出る順番 「さくら」「はやぶさ」「みずほ」「富士」・・・と言えて当然である

そして1時間で熊本へ到着、豊肥本線へ乗り換えるが、昔は0番線ホームがあったが、今は一つのホームが少しずれるというか写真のように短い編成が入るホームがあり、1~3番線はワンセットとなっていて、昔の0番線時代を思い出す。

こうして熊本空港最寄り駅の肥後大津に到着(ここまで電化されていて、ここから先はディーゼル)

この日の熊本空港は青空に夏雲

視程もまあまあ、夕方の打ち合わせまでに少し時間がある

背景は緑の山々

視程が悪いとこの緑の山が写らない、熊本は90%の確率でランウェイ07を使用するので阿蘇山を背景に離陸する絵を撮ることができるのが素敵である。

Flight Shop Charlie’s 号完成

昨年買った飛行機にお仲間の力で自社ロゴを入れてもらい完成!

スターボード側のNoseには 機体を手配する部門(ヘリとか映画の機体手配、空港調整をやっている) Flight Service Charlies

尾翼には成田さくらの山のFlight SHOP Charliesのロゴ

ポートサイド側は尾翼とノーズの社名が逆になっている。

カラーはアメリカ海軍ブルーエンジェルス塗り

機体はメイドインジャパン SUBARUが製造したFA-200 エアロスバル

これで長年の夢がひとつかないました。

30年前にパイロットの先輩で恩師に茨城県の龍ヶ崎飛行場に連れていってもらい

メルセデスベンツのSLでブライトリングの帽子をかぶった人が現れ

「あの方は機体オーナーさんだよ」と教えられ、

どうやったら飛行機って買えるの?持てるの?と考え30年、

ヘリより飛行機の方が安価だからチャンスはあったけど、今回良いご縁がありました。

だってアメリカでは中古機情報がたくさん出ているけど、日本じゃないし、周囲に機体オーナーがたくさんいる環境にいるので、声をかけていただいたという感じ。

やはり良いお仲間って大事です。

いや~乗り物って男のマロン、いやロマンであります。

アメリカ生活はもはや憧れではない

アメリカ在住の親類(奥さんは白人)が3日間ウチに泊まっていた

私が行く西海岸やボストン、マイアミとは違い中東部なのであまりなじみがないエリアだが

1990年代と違い

例えば5000万円の家なら税金は年間50万+家の保険

ローンの場合、利率が4-5%

さらに100万単位で医療保険がかかるという(彼らは地方公務員なのでフツーの収入)

先日もアメリカのホテルのマネージャークラスで賃金が年収3000万円とか聞いたが

3000万円の年収でも出ていく金額が大きすぎて生活が厳しい

 

以前はアメリカに住んでビジネスでもやろうかな?なんて少し考えていたけど、

支出が多すぎて、個人的にはカリフォルニアなんか不動産はバブルの感じになっている

これをこのままインフレが上がると見るか、落ち着くと見るかは意見が分かれるが

賃金は安いけど、アメリカに比べて支出もそれほど多くない日本がいいでしょ

医療も充実、仲間でも50-60代になると医療が心配で日本に帰ろうかな?なんて人もいる

いろいろ見ると日本がいいな

 

しかし3日間、英語でファミリートークをしていると、脳疲労で最後は通訳できなくなってしまった。

私の英語力もまだまだであります・・・ショボーン・・・

写真は先月撮影したABX AIRの新塗装 今ではレアなボーイング767-200であります。

北九州へのフライト

この日のフライトは北九州へ

広島を過ぎてキャプテンが「降下リクエスト」というので管制に

Request Descend と降下の指示をもらい降下すると、右手(右席なので右側しか見えない)には何やら見たことがない空港が

コクピットのチャート(航空地図)にものっておらず、あとで調べると航空自衛隊防府北基地

それが過ぎるとすぐに山口宇部空港 すでに管制は九州のTSUIKI レーダーと交信をして北九州へ向けて降下

針路指示が来るので復唱するが

「Traffic 1 O’clock unmanned aircraft Opposite Delection」1時の方向に無人機が来るので視認せよ との指示が

いや~日本で無人機と遭遇したのは初めてである。

だいたい無人機は見えないような塗装しているので、見えなかったが、Traffic No factor (問題ありません)という

管制アドバイスが来て、あとは北九州へ向けて降下(私は無線係り)

到着! さてドアを開けよう

機体から降りるとこんな光景が

めちゃくちゃ天気いいじゃん

そして、ターミナルへ向かうとメーテルがお出迎え

松本零士氏の地元だからという事で、999世代としては記念撮影するでしょ

思い出せば、この空港の開港日に取材撮影で来た事を思いだすが展望デッキの撮影環境はなかなか厳しい

撮影穴はあるものの小さい

とりあえずSTARFLYERとYAMATOの321をおさえておかねばならない。

 

スポッティングカット以外のDC-9ポジスキャン

今と違って1枚シャッターを切ると100-150円かかるポジフィルム時代

一枚一枚大切に撮影をしていたが、スポッティングカットが多いがそれ以外ももちろんあり

アメリカン航空のMD80型機、いやエンジンが細いのはDC-9 Super80

「スーパー80」のスーパーってのがすごそうでいいわ~

当時はB737-200アドバンスド(一歩先)タイプなど、2025年現在の737MAXやA320Neo

みたいなイメージ

当時のポジフィルムはこういう光線でも、レジが出ないときがあるのがベアメタル(ギラギラ無塗装)の特徴

ロングビーチ空港のガラス越しに撮影、今と違いあとでパソコンでホワイトバランス変更とかできないのでシビア

なかなか愛らしい顔をしているMD80

当時勤務していたチャーター会社の傘下に飛行学校があったので、ヘリの訓練に乗せてもらってベースのロングビーチ空港で撮影

当時は親に言われて飛行機やヘリに興味がないけど、いやいや免許を取りに来た人たちも大勢いたが

今この業界にはいないので、やはり自分のやる気がないとダメってことだな

途中でドロップアウトした人もいたくらいで、そりゃあそうだ、そんな簡単に取れるものではない

当時のフライトスクールもセールストークに乗せられてお金を出しただけのパターンであった

こちらはニューヨーク・ラガーディア空港のMD80

いつでも見られた光景だが、もう30年も前のシーンである。

North West の短いDC-9

毎日曇りの日が続くとポジフィルムのデータ化に励んでいる

最近データ化したのがコレ、1995年ミネアポリス・セントポール空港で撮影したDC-9

短いわ~、型式はDC-9-14 DC-9の初期型10型である。

DC9で一番短く、製造番号は84番という当時でもレア

少しアングル違いでDC-9-15型 長さは同じ

1995年当時でさえ、私のベースのロサンゼルスではDC-9の短いのはレアなので、

こういうのを撮っていて楽しんでいた。

この時はB727のチャーター機の機内通訳でワイオミングからミネアポリスまで日本の会社の団体のチャーターで

フライトして、その帰りに撮影してLAに戻った記憶がある。

そんな思い出がよみがえるのが古い写真の素敵なところ

こちらは旧塗装のDC-9-31

背景のハンガーに書かれている747の絵も素晴らしい

ちなみにDC-9は976機製造されて日本でも使用され、MD80シリーズへと変貌を遂げるベストセラー機なのであります。