数か月前の話になるが
ある国際空港での撮影ミッション、関係者が早めに集合すると
「すいません、今日税関エリアに入るので、各自書類にハンコを押してください」
と説明が
「え、ハンコですか?持ってきてないなぁ」
「いや、まだ時間あるので大丈夫です。なんならすぐそこのモールに走りますよ、100円SHOPで買ってきますよ」とスタッフ
そこで、数名が顔を見合わせて
「でもさ 古庄 はないよな~」
そう、そんなことは本人は百も承知! たまにレアケースえあるけど、基本ハンコはそこらへんではない、買えない!
佐藤さんとか鈴木さんには一生分からない悩みである。
ここで日本企業にお勤めの方なら、「そりゃ税関ならハンコはいるでしょ」 と思うかもしれないが
ここは国際空港、インターナショナルエアポートである。
つまり航空会社やBOEINGやGEエンジンとか、いろんな外国人スタッフも出入りする。そこで税関がハンコ必要とはグローバルスタンダードに逆行している。
例えばマイケルとかジョージとか、そういう方に向かって
「おめえ、ここは日本だ、税関だぜ、当然だろ、ハンコいるに決まってんだろ、100円SHOPでもいからハンコとにかく買って来い!」
と税関も言わないでしょ、だいたいそんな名前でハンコ売ってないだろうし
ちなみに私は米系エアライン勤務時代は一切ハンコなんか使わなかった
だいたいこの時も「ハンコ、あれば使いまわしでもなんでもいいんで」というスタンスなので、あんまり意味がない。
山田とか鈴木とか佐藤とか、そういう名前のスタッフは何も考えずにハンコを買いに行ったが、
私は頭を下げ下げ、「Charlie FURUSHO なんで外国の方ですかね、エヘヘへ」とか担当者に言っていただいたようで、
空港経由で無理やり申請を通していただいた。
ちなみに当然、成田や関空など大空港の税関でハンコは必要になったことはない。
税関も空港によって書類や手続きが違うわけよ・・・