一人で飛べると教官からお墨付きをもらえたので
(資格はあるが、レンタカーのようにそう簡単に飛行機は貸してくれない)、
今度は計器飛行
5年ぶりぐらいにILSアプローチ(計器進入)
「リクエスト・ランウェイ30 プラクティスILSアプローチ」を管制塔に告げ承認をもらいレーダー誘導と進入を行う
本番は外が見えないようにされる(雲の中のイメージで計器だけを見て進入)
とくにこの計器
上下の針を中心の〇から出ないように飛ぶ、(この写真は入力前)
ときどき速度計、降下率、エンジン回転数を見ているともう針はずれまくる。
「Flaps 10」(フラップ10度)をコール
「アホ!VFE超えてるだろ!(フラップを出して良い速度)」
し、しまった・・・基本だぜ
す、すいません、スピードを落として ホワイトアークを確認
フラップを下げると揚力が増すので、進入が直していてもずれる
写真はイメージです。8つの計器を見ながら+エンジン計器に注意して降下
デシジョンハイト(最終進入高度)まで来て、目の前の外を見えないようにしていた紙が取り除かれると
か、滑走路右にずれてんじゃん
まあセスナなので、高度はOKなのでここから立て直してランディング
へ、下手すぎました、ド下手でした
教官いわく、「まあ何度かやればいけるよ」と慰めをいただいたが、計器飛行は久しぶりにやるとダメダメです。
しかしさ、最近のパイロット訓練生はこの計器が見られないわけよ(友人の30歳 737乗りは丸形計器で飛んだことなし)
なぜかというと、最初の訓練からグラスコックピットだから
後輩で現役機長にこの散々たる結果を話すと
「FD(フライトディレクター)ないんでしたっけ?ニードル(針)を追いかけてILS?あーもう無理無理」
時代はグラスコックピットに変わりつつあります。
じゃあグラスコックピットで飛べばいいじゃんか、と思うあなた、
グラスコックピット機はめちゃくちゃ高いんです。私のような庶民じゃアナログ計器でまだ当分行きます。
というわけで訓練終了、帰国であります。