MRJは長い目で見るしかない

小牧空港に久しぶりに行くと、MRJの建物がターミナル周辺にひしめいている。別に新しいことではないが、報道によるとここまでかかった投資額は6000億円

取材したわけじゃないが、航空会社の経営企画部にいたのでソロバンをはじきたくなる。そんで

勝手に計算をすると、カタログ価格が1機50億円程度、しかし遅延、割引などを考えると実際1機あたり25~30億円程度でしょう

さらにエンジンやアビオニクスなど外注もかなりあるので、ざっくり利益が1機あたり数億円(あればいい)仮に5億として、すでに1000機以上売らないと採算分岐点に達しない大がかりな事業だが

ここは長い目で見るしかないでしょう

YS11もまあ、かなりお金がかかったとはいえ、あのまま継続していればYS-JET計画もあったし、今やエムブラエルの地位にあったかもしれない。

航空機開発は夢は大きいがリスクもある、

Boeingだって、787エンジン問題、737MAX問題、747-8売れていない問題もあり

エアバスもA380は大きな工場まで作ってあの機数ではわりにあわない、

だから、MRJも我々が長い目で見ないといけないんだろうな

MRJ90、MRJ70と続いて1000機以上売れれば、採算分岐点も見えてくるでしょうという、勝手に計算してみた推測でした。