飛行学校時代はフライトはお金がかかるのでとにかく貧乏、超貧乏、
毎日 氷を食べて生活していた訓練生もいたくらいだ。「先輩、氷喰っても腹一杯にならないんですけど」と嘆いていたヤツは現在日本のエアラインの機長である。
が、しかし、推測だが航空大学校、法政大学や桜美林大学、東海などの航空学科(ここは推測でなく自分で取材で飛ばしてもらったことがあるので確認済)さらにはエアラインの自社養成はパリッとしたキレイな整備がしっかりした機体で最初から訓練しているが、私なんか超ボロイ機体が多い、
一応誤解の無いように言うと、小さい機体ながらもいろいろ乗ったので、バリ物もあったし、すぐ思い出すだけでも操縦したことがある機種はセスナはC150,C152,C172,C182, C310,C402,C412, パイパーはPiper PA28, PA31, PA34, BeechはBE36, BE55などあり、中にはキレイなオーナー機もたくさんあったが、レンタルのは基本ボロが多い
たぶんエリートの方々から見れば、「危ねえよ」「ちゃんと飛ぶの?」とか後ろ指を指される、しかしそんな機体で飛ぶのも慣れている。
この日の機体に行き、燃料をチェックすると
ディップステッィクという残燃料を確認するスケールがあるが、こんなの見たことない、手書き、どこまで正確なのか?日本じゃアウトだろ!
しかも手早く確認しないと揮発するからか燃料どこまであったかが消える。これを燃料タンクの中に差して残燃料を見るわけよ、
機体は1970年代製造、ったって今の中古価値で8万ドルくらいするぜ。
ここで「一時間に8ガロン見ておけばいいから、飛行時間、予備燃料、補正燃料を考えると、いけるな」とか判断する。
そんでテイクオフ、すでに無線でクリアランスデリバリーに「離陸後左ターン、フリーウェイ91と605の交差点を目指して2500ftで抜けろ」という指示をもらっているので、その通りにして
出発管制が「セスナ193(搭乗機)トランスポンダーIdent(すでにスコークコードはもらっている)の指示でIdent」(管制官のモニターにピコーンと点滅するらしいので、見つけやすい)するが、Identボタンがつかない、
三回くらい「セスナ193トランスポンダーIdentって言うとるやろ!」と言われるので
「セスナ193です、何度もIdentしてるんですが」と返答(当然飛ばしながら)
すると管制官「セスナ193、お前どこにおんねん?」
(写真はイメージです)
この辺は四年飛んでいたので、地理と空域はばっちりなので、目視で「シールビーチVOR(航空無線標識)から10マイルノース、2500ft」と返答
ようやくIdentできたようで止まれないので位置は当然ずれていて
「セスナ193、レーダーで確認、ロスアラミトスの10マイル北にいるんやな、そのまま自分の航法で7500ftまで上昇してよろし、ただしクラスBには入らんといてや」という指示
トランスポンダー大丈夫かよ???接触不良か?
ふーっ、これで何とか目的地まで飛べそうだ
ちなみに当ブログはプロを含むさまざまな航空の専門家に見ていただいているが、最近アメリカで飛ぶと管制でアプローチのハンドオフ(So-cal Approach, とかLA Centerとか)で昔はWith you と言っていたのがLocalは「Check Inn」という、私はクラスCのAirSpace以下しか飛ばないが、クラスA(空域)でもそうなのですか?
クラスAエアスペースとかBとかで飛んでいる人、教えてください。