ちょっと重力に負けただけ

仕事で羽田のそばにあるラクジュアリーフライトへ

昨年セントレアのフライトオブドリームスのテレビロケでもお世話になったラクジュアリーフライトさんだが、

私がパイロットライセンスを取った20年以上前は立派なシミュレーターはなく(あっても貧乏訓練生では無理)せいぜい計器飛行訓練をシミュレーターで行い、軌跡と高度を分析されて教官にダメだしされるというものだった。

さらに当時の風潮というか「飛行時間つかないのに乗ってどうすんの?」とか「ファンダメンタルをやっていないで飛ぶなんてけしからん」「Vスピードも覚えないで飛ぶことは許されない」など本気の訓練しか受けて来なかったので、シミュレーターにはやや拒否反応があったが、

エンターテインメントとしてでも、本気でもラクジュアリーフライトはエンジョイできる!という事が分かった

とはいえ、737のファンダメンタルも知らないで・・・というライセンサーの嫌な癖で、私はビーチクラフトバロンの方がお似合い

分かる人は分かる、車で言うならベンツに匹敵するビーチクラフト

セスナの倍のお値段はする。

実機はBE55バロンは昔会社にあり、わりと乗ったことがあるので、教官なしで今回飛んだが、まあランウエイ付近まではかなりいい感じで行けたがランディングが痛恨のミス

私が飛んでたのはBE55でこれはBE58だから・・・というのは言い訳にならず、

ただ少々重力に負けただけです。落ちたのではない(と思う)

写真はBE58BARON

JALの訓練所とかは最初からメルセデスクラスのビーチクラフトだが、こちとら貧乏訓練所はセスナだからさ、最初から差があるわけよ

Anyway、ラクジュアリーフライトは、手下がここでエアライン試験前にファミリアライゼーションして今は737Pilotになっているし、社長、スタッフが信用できる。

同じシミュレーター扱うところでも詐欺っぽい感じの私は嫌な思いをしたところもあるが、ここは誠実。

Pilot不足で日本で実機に乗るのは大変だから、(航空身体検査が必要)こういうところで操縦体験ができるのは航空業界のためにもなっている。