航空券をねだらないこと

年末の挨拶などで空港や航空関係の人とお会いするが、ある外資系エアラインの広報部長と世間話をすると

「最近Youtuberとか、にわか航空ジャーナリストとか名乗る人が航空券ください、と会ったこともないのに言う人が多く困るんですよ」

まあ素人目には、そんなのテキトーにあしらえば良いじゃんと思うが、仕事ともなるとそういう訳にも行かず、一応素性を調べたり、何者か聞くそうで、私も「こんな方から問い合わせがありましたが、どういう人ですか?」と怪しげな案件の場合は問い合わせをわりと受ける。

私も航空写真家歴約20年で本もそこそこ出しているし、エアラインランキングなども年に何度か参加させていただく身だがが、「仕事しないで航空券ください」と言ったことはない

今さ、昔と違って航空券出ないし、わけ分からんヤツに限って「俺に航空券出しておいた方がいいですよ」と言うそうだが、ただエアショーに行きたいだけとか、勝手に機内でYouTubeの映像撮られて(特にCAさんをずっと撮っているとか)迷惑だとか、エアラインさんの広報も大変。

すごい売れている雑誌やメディアでも、そのエアラインがPRしたいターゲットが例えば20‐30代女性とかになると、有名メディアでもターゲットに会わないとNG、

まあ企業論理からすりゃ当然でしょ

最近はWEBサイトを個人で立ち上げて「ジャーナリスト」を名乗る人も多いので、扱いに苦労するそうな

だいたいさ、航空券出してもらったら好き勝手なこと言えないし書けないぜ、自分で買って乗れば好きなこと言えるしさ

今は読者も鋭いので、「ちょうちん記事ですね」とかすぐに言われる時代だからさ、
しかし、ダメ元で航空券くれ という人が想像よりも多く、エアラインの広報さんもそんな悩みがあるそうです。