ステイ先で、飛行学校時代の仲間、DHC8型機PILOTと食事
「もう夏は大変なんだよ、CB(積乱雲)立ってきてさ、この間も 関西から九州方面に昼間飛ぶと、中国地方に積乱雲すげえ高さまで発達、四国も同じ
でも瀬戸内海は海だから気温が低いから、もう「モーセの海を分けました」、みたいな感じで、そこだけ雲がないんだよ、だから瀬戸内海をずっと飛ぶしかないんだよ。
でもさ、こっちは上昇できない(性能上)から、そういう時に限ってB737とかが
「えー今、37000ftですが、CBのTOPはクリアしてます。スムースエアです」とか同じ周波数に入ってくると、「テメーふざけんな!こっちは37000上がれないんだから、そんな情報いらんわ」とか思うじゃん
「同じ会社なら組合問題だぜ」まで言う。(ジョーク半分)
昔、俺たちやってた、グランドキャニオンの帰り便と同じか?
(15時発だとアリゾナの砂漠は上昇気流発生、サンダーストームがバリバリに発達)
そうそう、Golden Eagle (Cessna421)に乗る日だと、与圧されているから上がれるけど、チーフテン(PA31型機)だと、与圧ないから、10000ft付近をウェザーレーダー真っ赤の中、「どこ抜けりゃいいんだよ」と泣きそうに飛ぶ(コーパイだけど)のと変わんないんだよ。
だいたいさ、そんなとき瀬戸内海飛んで向こうからすれ違うのは、同じDHC8しかいないんだよ(上がれないから)昔はCRJ200も来たけどな
でもさ、瀬戸内海だから、大分行なら、そのまま進めばいいじゃん、福岡行きだと、いずれにしても右旋回しないと福岡行けないじゃん、だから意を決して雲が薄そうな所を突っ込んでいくしかないんだよ。
なるほどね~
普段はリモート空港とか管制塔がない空港とかに飛び、「DHC8は、すげえ腕いるんだぜ。
国際線なんか離着陸少ないから飽きちゃうぜ、俺には無理」 とか言っているが、やはり高度は上がれた方がいいようだ。