昭和のフライト訓練

このところ飛行機でフライトしているので、プロ・アマチュアを含め、

PILOTの諸先輩方といろいろ教えていただき雑談もする。

その雑談がおもしろく、取材ではきけないような内容も多し

 

この間、話したPILOTは昭和末期の訓練で、訓練機材はFA-200

 

この機体、風防が後ろにスライドする。飛行中でもあけられ、車で言う 「Tバールーフ」状態になる。

分かりづらいが、下記しか写真がない(そもそも自分の訓練の際は撮影なんかできないから)

そんで、ヘマをすると教官が風防をあけて、横から(右席)手で顔を風防の外に押し出す

イメージとしては軽自動車の右席に教官、左席に訓練生という雰囲気。それくらい狭い。

 

結果、訓練生は時速200kmで顔を出すことになり、

「ききき教官、息が、息ができません・・・」となる

 

他にもアルミのプレート(二―ボードや搭載飛行日誌とかにある)で飛行中に頭を殴られ、

「ヘッドセットが飛ぶ」 とか

今では考えられないような訓練エピソードの数々が飛び出す!

 

当時は、ゼロ戦乗りの生き残りのPILOTとかが、教官でおられたから、暴力あたりまえ。

「降りろ!オマエなんかやめちまえ!」はふつう。

 

それを皆さん、今になって楽しそうに話すんだな・・・(笑)

一種の武勇伝かもしれない

そういう方々の話が聞けるのも、社会人が多い飛行学校に出入りする特権なのかもしれない。

飛ぶ、っておもしろそうでしょ。