飛行機の進入角度は基本3度、
つまり滑走路に対して3度で降下してくる。
騒音規制がうるさい空港だと4度くらいのところもあったような気がする
まあ、飛行機はPAPI(滑走路横の赤白ライト)を見て降りればよいが、ないところもあり
上の写真はPAPIがないので感覚で降下進入する龍ヶ崎飛行場
ここからが本題
ヘリの進入角度は8度
操縦しているので、手が離せず、適切な写真がないが、
経験者なら分かるが、滑走路の幅と長さにより、見え方がずいぶんと異なる
しかし進入のパス角は一緒
ヘリは感覚で飛べ と言われるが
こちらは訓練生なので、感覚と言ってもよくわからない・・・
一応目安が欲しいので、考えると
ソロフライトでなじみの広島空港の滑走路長さは3000m
Aiming point(狙う場所)は滑走路の真ん中なので、滑走路端までの距離は半分の1500m
じゃあ目安の計算は 8度のパス角で1500m先の高さを出せ
つまり三角形を書けば良いわけだが、どうすりゃいいのか?
調べると=三角関数
サイン コサイン タンジェントで計算できるわけで、そこのスマートなあなたなら、「簡単じゃん」となるでしょ!
しかし私は数学は赤点だったので、飛びながら計算できるわけもなく
ややこしいので、えーっと、ベースの岡南飛行場の滑走路長は1200m、滑走路中央(狙う)までは半分だから600m
この時の高度は500ftくらいだから、広島の場合は2倍強の高さがあれば良いわけで、2.5倍は1500ft、でもそうすると
広島空港のトラフィックパターンは2000ft、標高は1000ftだから、2500ftになってしまうので、
結論:(トラフィックパターンが2000なので)滑走路端で2000ftの高さで進入、あとは目測で降下すりゃあ良いわけだ。
うーむ、パイロットは数学いるじゃんね(笑)
とはいえ数学赤点でも飛べれるので、皆さんも飛べます。
写真は岡南飛行場、ここで400-500ftが目安