Boeing Japan メディアブリーフィング

ボーイングジャパンでメディアブリーフィング
いろいろ数字で説明してくれるので、個人的に需要予測を航空会社時代にやった事があるので
このあたりは面白い
– 2000年と比べて2025年 四半世紀で世界の航空旅客数は3倍、保有機材は2倍に増加
 (そりゃ飛行機趣味としてもおもしろいじゃん)
– 世界的パンデミックでも回復力が証明された成長産業
もうオンラインミーティングも一般的になったし、旅客需要は戻らないよとコロナ禍では言われてたが、
まあ国内線は利益がでないらしいが、世界的にみて需要は確実に戻っている。
– 東京は太平洋横断の経由地として今もトップ
なんか、NWやUAの90年代アジア路線がたくさんあった時代を考えると、肌感覚では乗り継ぎ需要は減ったと思ったし
DLもハブをICNに移したしと思ったけどそんなこともないようで
(90年代と比べてコードシェアやアライアンスも多いしNRTでベトナム航空からAA乗り継ぎでアメリカとかも聞くしな)
そんな中
北東アジア発の旅客を最も多く輸送してるのは777 なので777Xが必要(現在日本のエアラインは長距離路線の90%がボーイング社ワイドボディ機)
– 貨物輸送でも東京の役割は拡大 なので新しい777-8F が役立つ
(成田のこれからできるカーゴターミナルに期待だな) 香港カーゴハブも立派だけど、成田もまだまだいける。しかもCARGOも1/3は乗り継ぎ需要だそうで、いろいろ考えると成田のC滑走路が必須というわけよ
– 737MAXは定時運航率、運用時間、稼働率が高く燃費も良いので日本マーケットに最適
(アメリカでも乗る機会多いし、来年の日本デリバリーに期待)
まあこういうメディアブリーフィングは、エアバスに行けば、エアバスが一番というし、基本的にネガティブな事は言わないわけで
数字の出所をよく見ないといけない
例えば、B787の2025納入数はAIRBUSに勝っているとあっても、AIRBUSのデータがA350-900とA330Neoの数で
良く見るとA350-1000は入っていないとか、そういうのも正直あるのである程度の知識がないといけないし
経済の記者で勉強していないとそのまま書くだろう、なので、メディアの文章もどこまで本当か裏をとらないと分からないというわけ
とはいえ勉強にな、B787は売れてるし、B777Xの認証、2026年B737MAXの日本デリバリーもあるし、日本はまだまだBOEINGの牙城って感じはある