最低一年、通常三年

航空会社の記者会見や初便取材、カコミ取材などなど

現場に行くといろいろあるが、ベテラン航空ジャーナリストとよく話すのが

こういう記者会見も最低一年は慣れるというか、回数をこなさないと一人前になれない。

 

というのも最近ダメダメなヤツで現場で迷惑をかけ、わずかな期間で消えていくヤツが目立つ。

 

先日もあるエアラインのカコミ取材があった

(カコミ取材とは社長や代表をメディアが囲んでQ&Aで質問して取材する、当然時間の制約あり)

通常、「就航のお気持ちは?」とか「今後の展開は?」とか

「搭乗率はどのくらいを見込んでいるのか?」とか経営目線の話を聞くが

 

ある記者が「御社はアメリカ線は初めてですか?」という質問をして、白い目で見られた

つまり、「そんな事、自分で調べりゃ分かるじゃん、貴重なエアライン代表者の取材で時間制約あるのにそんな事聞くな!」

というもの

これは一例だが、現場に持ち込んでいいもの、現場のマナー、取材撮影させていただくという気持ち

人によっては、新人なのに「掲載するんだから、取材させて当然」と上目線のジャーナリストもいる。

 

私も諸先輩から教えていただいたが、ふらりと行けば誰でも撮れるように思えても、ただしいしきたりがある。

 

今は誰でもホームページを立ち上げて、「メディアです」という事ができる時代だが、残っている記者はベテランについて数年学んだ人

参入障壁は下がったが、航空ジャーナリストという肩書も長く続けるにはなかなかハードルが高いのであります。

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写真はイメージです。