穴のあいたバケツビジネス

昨日まではアジアや欧州で737MAX運航停止、今朝起きたらアメリカでも運航停止

少し前は787も運航停止になってしまったことがあったが、Boeing社も大変だが航空会社も大変

 

先月のアメリカ撮影ではお取引先のリース会社から、AAの737MAXやサウスウエストの737MAX、COPAなど撮影依頼があったが

グラウンド(運航停止)だと、

 

私、元航空会社経営企画部時代の(古いのでざっくりとした情報ですが)計算では

カタログ価格、ざっくり90億円(737MAX)ここはAboutにしておかないと、カタログ価格じゃ買わないだろうからさ

毎月のリース料が単純に考えても9000万円

 

30日で割ると=1日なにもしなくても300万円かかっている。

(エアラインって恐ろしいぜ・・・)

リース会社の契約書ってめちゃくちゃ法務がしっかりしているから、分厚いし、天変地異や戦争などあらゆる場合が想定されているので

多分こういうケースも想定内なのだろうけど、リース会社、エアライン、オーナーにも多大な影響が出る。

 

飛行機を持つということは穴のあいたバケツと言われ

何もしなくてもリース料、金利、保険料、Annual Inspection(車検みたいなもの)、駐機代がかかるので、

バケツの横の穴からお金が漏れまくる

 

さらに飛べば

エンジン、ギア、APU、コクピットの窓から計器まで、さまざまなものの耐久飛行時間やオーバーホール時間が決まっているので、

お金がかかる。+燃料費、乗員手当、着陸料など

つまりバケツを上に上げると(飛ぶと)下の穴からお金が漏れまくる

 

CF1902_08996

もちろん安全のためだが、1日停めたらざっくり最低300万円、

航空会社って金かかるな~怖いぜ・・・

こういうときは、そんな風に見てしまうが 夢がなくてすいませんが現実である。