寒いフライトの備え

ブログ更新ができなかったが、死ぬほど忙しく余裕がなく、本日から再開

AM5:20 東の空から朝日が差し込んできたヘリポート

(写真はイメージ)

私とヘリパイロットはある男の到着を待っていた

すると、遠くにヘッドライトがキラリと見え、白い高級ワンボックスカーが朝のヘリポートへと向かってきた。

なかなかドラマチックな光景だ、

彼はセントレアのFacebook映像などで活躍する映像カメラマンの岡村氏で、これから三名で空撮ブリーフィングをして朝日に向かってテイクオフするのだ

ここまではカッコよく、これからの撮影に胸を躍らせていたのだが、高級ワンボックスから降りてきた彼は白いものをまとっている。

ん?新種のオシャレか?飛ぶから気合入れてきたのか?

いや、違う・・・よく見ると・・・おいおいおい!

「いや~ドア開けて飛ぶから寒いと思って、ホテルからガウン持ってきたんですよ」

「え? YES高須クリニック!のイメージで撮ろうって言ってたじゃん」

「大丈夫です。金持ちはよくガウン着てネコ撫でてるでしょ、だから 

YES岡村クリニック!のイメージでちょっと撮ってくださいよ」

とヘリの前でどうどうとポーズを決めるではないか!

飛行機からみの人物撮影はいささか自信がある私だが、うーん、正直ビミョー、パイロットは、写真のように目もくれず一人で離陸準備に入ってしまった(笑)とてもクリニック!には見えない、いや遠目で見ればドクターに見えるかもしれないぜ・・・

こうしてガウン着用の一名を含む、ブリーフィングを終えた我々は、晴れた空に向かってテイクオフしたのだが、空港上空で右や左と旋回し撮影しているうちに

「うっ、うぇぇぇっ」とヘッドセットから聞こえてきた

そう、映像撮影でファインダーを覗いてヘリが旋回すると気持ちが悪くなってしまったそうで、地上に降りてからも岡村氏はフラフラであったが、吐きそうになってもカメラを回し続ける、さすがガウンを外で着ててもプロである。

こういう雲海の上をドアなしで飛んで行く

晴れた朝の空の上ではそんなドラマが繰り広げられていた・・・