10年以上寝かしたビンテージポジ

フィルム時代のお話だが、スポッター向けのポジ販売屋(欧米)があり、そこにポジを売って小銭稼ぎをしていた。

機材はEOS1N RS(1995年発売) ペリクルミラー搭載(ミラーアップの画像消失がない)で秒間10コマ

今でこそ秒間10コマなんかEOS90Dでも楽勝だが、フィルム時代だかんね、フィルムを送るタイミングと速度の技術も大変でしょう。

さらには36枚撮りフィルムが3.6秒で終わってしまうってすごくない?

あーEOS1N RS思い出のカメラだから、どこかで中古を探してくるかな~
(下:状況写真)

スカイマークの自分が導入に一部かかわった767のTシャツを着てAir DOの767初号機を撮る。
基本レンズ50mm、真横、光線GOOD(トップライトはNG)

こういう真横スポッターカットを売れる!と踏んだらフィルム10本とか撮るわけよ、つまりEOS1N RSなら3.6秒でフィルム1本撮れるから、フィルム交換しても1分に100枚くらい(フィルム三本)は撮れる

場所はカリフォルニア州の砂漠へ、いつものように自分で飛行機を飛ばして乗り込む

767は完成はしたけど保管中のJA98AD

おそらく関係者を除く日本人で初めてエアドゥ、フルカラー機を撮影したときだと思う。

そんでこういう写真はわりと売れた、(ダメだと返品される)

しかも古い写真の方が良いので、「10年保管して値上がりしたときに売り飛ばすぞ」と思って保管していたのが先日出てきたが

2010年で売ろうと思っていたらしいが、すでに撮影日から21年、今じゃポジ屋さんなんか存在しない。

だけど捨てられない、どうすんだ、この販売するはずだった大量のポジ、しかも付箋はJASだぜ、時代を感じるな~、上の写真の左下にチラリと写る青いのはフィルムのベロ出し機さ

ビンテージワインは価値があるけど、ビンテージポジは大量にあってもね~・・・・