段どり次第

プライベートジェット・オーナー機空撮ミッションで、ある空港へヘリで向かった。

この日はオーナーが仲間と搭乗するので、オーナーリクエストで、それを上空から撮影してほしいというオーダー

「あそこの空港なら大丈夫、なんとでもなります」という話だったので、それならと、段取りなしで飛んだ。

現地で運航委託会社にご挨拶とブリーフィング

メンバーは、私、ヘリパイロット、オーナー機委託先の機長、副操縦士

こちらから丁重に、ご挨拶に伺ったのだが、運航委託会社のパイロットは丁寧ではあるが

「空撮なんて、きいていない、前日までに言ってくれないと困る」の一点張りで、お断りします、とのこと

いろいろ譲歩案を出すもすべて拒否

わざわざ撮影のために、管制官がいない空港にしたのと、わざわざこんな遠くまで飛んできたのに・・・

「オーナー機管理会社が、固すぎますよ!オーナーも来ていてオーナーリクエストなのに」

と打診しても、首を縦にふらない。

話は物別れに終わったが、

ランプエリアを歩きながら、同じことを考えているヘリパイと

「別に法的根拠はないじゃん、おかしいよね」

「ここってクラスEだよね、だったら・・・」

ここまで来たんだから撮ろうぜ!

やりましょう!クラスEなら好きにやれる!

こちらもライセンサー、空域は理解しているつもり、クラスEなら自由にやれる。(空には各空域があり、ルールや雲からの距離などの規定あり)

ウェザーミニマ CLEAR

Two way Radio Communication = ACTIVE

Maintain Visual Separation

条件はOK、私もヘリパイも、断られたら余計に燃えて、きわめて安全に合法に撮影ミッション完了!

クレームも来なかった。

オーダーでも行けば撮れるわけじゃないというミッションであった。

やはり段取りは重要、

さすがに、その写真は出せないので、

似たような機材

MEDICAL機

コロナが離島で発生している昨今、自衛隊ばかりに頼るのではなく、メディカルの機材がたくさんあればいいのに

欧州はJAFみたいなところが持ってたりする

民間で臓器輸送とかバンバンやっている。

これのパイロットは燃えるらしいよ!命かかってるからね

救急車から移し替えて移送。

24時間体制で飛ぶメディカルフライトも欧米はあり、

人命優先、へき地、離島が多い日本にもいるんじゃない。