悔しい羽田の運用

このところ天気が良い日は、オーダー撮影に出ていることもあり

この日は羽田撮影、南風予報なので、南風運用のイメージで機材をセットアップ

クライアント様とMEETして、現場へ

しかし、いくら待てども南風運用にならない(使用滑走路は34のまま)

MATERと呼ばれる空港のパイロット用天気状況を見ると、風は120度から12ノット、

という事は範囲内ではあるが、テールウインド(追い風、離着陸は基本、向かい風で行う)で、着陸の斜め後ろから風が来るので、着陸距離が伸びる。さらにはIASは通常通りでもGSは早くなるから・・・(など、それ以上の説明は、飛行学校授業レベルで、ややこしいので割愛)

結局この日は南風運用にならず、翌日風は190度から14ノットで南風運用していた。

悔しい、悔しいぜ・・・

確かに、南風運用で、便が多いB滑走路 RWY22に着陸させると、動線はA滑走路を横切ってターミナルへ地上走行するので、運用は手間(滑走路横断しないとならない)、北風運用の着陸だと(34使用)すぐにターミナルに入れるので、スムース

あとは、騒音問題があるので、なるべく都心上空を通らせないようにという配慮で、報道でも都心上空通過が取りだたされているが、そもそも、それに気を使いテールウインドで降ろす方が危険でしょ。

成田なら、少しテールウインドになっても、外資系エアラインからすぐに(テールウインドだぞと)文句が出るぜ。(エアバンドを聴いていてそういうケースあり)

都心上空通過ルートに気をとられて、本質を見失わないようにしなければならないと言いたいが、安全よりも騒音問題の方が優先なのかもしれない・・・

写真はあえて、30年以上前の就航したばかりの コールサイン「ナンセイ」

後ろの看板は 東京国際空港沖合展開事業 とある

展望デッキからだと、駐機位置によっては、このアングルが精一杯のところもあった。このオレンジ色を見て、遠い沖縄を感じたぜ~