アメリカ時代の教官によれば
ヒコーキに乗れる人は「三次元の空中感覚」ができているそうな。
なので、前から風が来ている(飛んでいる)ときは、ヘリ操縦もまあ完璧ではないが、ヒコーキに近いものがあり、なんとかなる。
しかし、滑走路に降りると
飛行機の進入パス角は3度、という
癖がついているので低くアプローチしてしまう。
ヘリのパス角は8度、たかが5度だが、だいぶ違う!
この見え方でランウェイセンターを狙う。
飛行機PILOTにこの写真を見せたら
「まともな乗り物は、目の前に計器があるのがふつうだぜ、足元見えないぜ」だとさ(笑)
上の写真、ヒコーキならゴーアラウンドの視線だぜ、これ!
ヒコーキなら、滑走路の見え方で、ここで〇フィート、〇ノットと覚えられるし
PAPI(赤白で高さが分かるライト)があるがヘリは全て感覚。
教官いわく
「ビルの上に降りたり、芝生や空港外にも降りるんだから、滑走路は気にするな、とにかくパス角」と言うではないか・・・
っても、滑走路見えるし・・・
飛行機に比べて、感覚なところが多い
めちゃくちゃ難しいぜ!
今日の科目、以前もやったけど、
白線の上を前進、横向きに飛べ、バックで飛べ
え、バックって・・・ヒコーキじゃありえないぜ・・・
高度は4ft、
4ftって、高度計に出ません。全て感覚です!
もう、クタクタ、
なぜ高い金を払って、こんなキツイ事をやっているのか?
飛行機乗り(ヘリも)は、めちゃくちゃキツイ訓練をして、ヘロヘロで精神的にも毎日 訓練中は辛い、それでも飛ぶので、
「ドM」
と言われるけど、私にはそういう趣味はないんですが・・・
でも辛いけど楽しいのはなぜ???
(笑)
なお、この日は運航・訓練会社の匠航空に取材が入り、来た航空ジャーナリストは20年来のお仲間 Koji Kitajima Avian Wing で知られるKitajima氏
飛行前点検を撮影していただいた、感謝であります!
飛行前点検はPILOTの仕事、自分の命にかかわるかんね。
オイル、燃料搭載量はもちろん各部点検、詳細に!これを覚えるだけでも大変