昨日来た質問:訓練所に行くと「今日は飛べます」と言う風に案内してもらえるんですか?
答:最初はそう、でも遊びならOKだけど、ライセンス取得を目指す場合は天気の勉強をしたあとは
「本日の天気図は、西高東低 冬型の気圧配置によりなんたらで、視程〇km、風、シーリング(雲の低さ)予報はなんとかで、飛行可能と判断します」と言わなければならない、まあ機長になるわけだから、天気は自分で判断しないとさ、でも勉強になるよ~
さて本題
20年ぶりくらいにナビゲーションログを作成
チャート(航空図)、行く空港の空港情報を用意
例えば岡南飛行場から最初のチェックポイント
「尾道シープレーンポート」までは
針路257度、2500ft、37マイルなので80ノットで28分(難しいがしっかり80ノットで飛ばないといけない)
途中訓練空域CS2-2を通過するため関西TCA(管制)にコンタクトを行う
こうやって用意しても
「Say your Position」(今の場所は?)と言われ、倉敷上空でコンタクトする予定だが
無線混雑により「13miles South West KIBI VOR(岡山空港の無線標識)」から(13マイル南西です)
と臨機応変な対応も想定しておかねばならない。
飛行機は手を離せるけど、ヘリは右手は一瞬たりとも離せないし、左手も私のレベルだと長くて2秒しか離せないので、全ては足につけるニーボードにファイルしておく
景色はキレイだが(写真はイメージ)見ている余裕なし
常にエンジン計器をモニターし、高度、速度を一定に保つのに必死(上昇気流もあれば下降気流もある)
さらには次にやることを早め早めで考え、鳥や他機の見張りをしなければならない。
もうさ右手は操縦桿から離せないので、フライト後は筋肉痛で右手が使い物にならず
肩は凝るわ、集中しすぎて甘いものは欲しくなるわだけど、
この年で、こんなに集中してエキサイティングする事ってなかなかないぜ
飛ぶのっておもしろいよ~
ぜひ、皆さまも実機で飛びましょう!