航空の世界で VOICE(ヴォイス)とは、機体と管制と話す通信の事。
成田や羽田空港は計器飛行のプロパイロットしか来ないし、
成田の管制官も言っていたけど、「みんなプロだし計器進入ばかりで決められたコース、やり方だから大空港の管制はいがいとやりやすいんです」逆に仙台、宮崎、沖縄とか大変ですよ、
自衛隊、訓練機、ヘリなどなど・・・
というわけで、教官からアドバイスされたのが
「VOICEが下手だとなめられる」という事、
飛んでいて、管制とのやり取りで、
「あ~、ジュ、ジュジュ、ジュリエット・アルファ・・・あうっ、あ、コレクション(訂正します)・・」とかだと
コイツやばいな! となるのは当然
高度は3000ftと言ってるけど、きちんと3000ft飛んでんのか?
Over岡山(岡山上空)と言っているけど、岡山のどこよ?
となるので、こちらが近いと、
「ちょっと高度ずらして飛ぼう、とか 向こうが言ってる場所から 5マイルくらい離れておこう」
となるでしょ。
これがVOICEがはっきり、流ちょうで明瞭、簡潔だと「プロパイロットか慣れている人」と思うので、管制も他機も安心でしょ
「VOICEでどのくらいの技量か経験か、判断されるのでVOICEはしっかりと!」
なるほど
このATC(航空無線)は地上だと、たやすいが、聴くのと言うのは大違いなのと、飛ばしながら言うのは慣れないと大変。
想定外の事を聞かれたりもする。まあ日本なので最悪日本語もOK。
「古庄さんの場合は、飛行機飛べるし、VOICEもアメリカンだし(基本)問題ないけど、SOLOだと思われない可能性があるので、必ずSOLOとコールサインの後につけてね」
というわけで、「JA302H・ソロ」と言うコールサインで飛んでおります。
この間も鹿児島空港でソロフライトの方が、滑走路に入ってしまい大問題になったので、私も気を引き締めてであります!
なお、VOR(無線標識)からの距離は、DME(Distance Measuring Equipment) 距離測る装置は、当機は搭載していないので
地図による機上の計算、いや両手は離せないので、2秒くらいで地図を見て、(あとは前見て、計器見て飛ばないといけない)
だいたいこんなもんだろ、という距離でレポートしております(合法)
というわけで、岡南飛行場もそうだけど、訓練生は慣れないATCで頑張っております。「下手」と言うのは簡単だけど、だったら飛んでATC「やってみ」と言いたいので、ぜひ、飛んでVOICEやってみてください。
日本ではVOICEだけでも、航空無線資格が必要だけど、勉強すれば取れる資格だと思います。