体験操縦というと、日本では認められていないので
ちゃんと航空身体検査を受け、練習許可証をとってヒコーキ仲間で
乗ってみたいという方に乗ってもらった。場所は岡南飛行場
晴れの国 岡山は訓練には最高の環境
日本のサザンカリフォルニア(南カリフォルニアは天候が安定していて、訓練には最適)
少し前までパイロット不足と言われていたのに、操縦練習許可証という、現代に適していない法律は
良くないと思っていて、だってさ、パイロットになりたい(かもしれない)けど乗ったことがないものに
航空学科の大学だと最低2000万、だいたい3000万円かけるなんてギャンブルだぜ
アメリカなんか、旅のオプショナルツアーで体験操縦があるんだぜ、それくらい航空文化が違う
これまでも
「息子をパイロットにしたいです」という相談で、日本は気軽に飛べないので
アメリカで飛んでもらったら息子さん本人が
「向いていません」とか「人の命預かるのは嫌だ」とかいうケースをこれまで何度も見てきた
だって車と違って、ヘリやヒコーキの操縦資格を持っている人、乗せてくれる人
地に足をつけて仕事をしている(笑)フツーのまともな人なら、まわりにいないでしょ
というわけで、
地に足がついていない方で、勇気ある一歩(航空身体検査)を踏み出した仲間の感想
ヘリの操縦は、このブログでも「コピー用紙一枚分の薄さしか操縦桿動かしちゃだめだ」
とかいくら言っても分からないでしょ
撮影は操縦者のご主人(今回ご夫婦で体験)
まずはホバリング(空中停止)これができないと離着陸がそもそもできない
本人談
「ホバリングエプロンで、ペダル、サイクリック、コレクティブ、(補足:両手両足全て同時に使う)の順にひとつずつ任せてもらったのですが、ペダル操作でゆっくり右旋回と言われて右足クッと踏み込んだ途端にありえない勢いで視界が流れてヘンな声出ちゃいました。ゆ、ゆーはぶ!!タスケテー」
「次、サイクリック、はい任せますよー。 一瞬右にスティック入れたら、隣に駐機してるめちゃくちゃ高そうなEC130に体当たりする勢いで吹っ飛んでいき大慌て!ヤメテー、って自分のせいか!ゆーはぶ!」
しかしホバリングは難しいので、これくらいにして
「岡山城上空まで1,500ft/70ktで飛んできたところで、自由に飛んでいいですよといわれ、make right360しますと宣言して、恐る恐るサイクリック倒すともっと倒していいと言われてググッと入れると、キモチいいくらい自由に飛べる!まるで自分でジェットコースターのコース作って走ってるかのように、右へ左へ」
空を自由に飛べる!!!
これですよコレ!!!
どうよ、飛ぶって楽しいでしょ
一歩踏み出すと、そんな楽しい空の世界が待っています。
別に免許取ろうなんて、大それたことを考えなくていいんです。
どうせ一人じゃ飛ばないでしょ、
教官付きで安全に空を飛べればいいんじゃん、
こうして航空文化を広げれば、日本の航空も発展するというわけ、
そう考えています。