ソラムナードで空気密度を考える

昨日の続編 羽田ソラムナードで撮影していて、隣には長い付き合いのあるプロPILOTが

「ここ真横だとフェンスに足(ギア)がかかってしまうのでスポッター的にはイマイチなんですよね」と私

するとPILOTの方は

「9月ころの撮影では問題なかったんですが、今日は低いですね、寒いから空気密度の関係でしょうね」

と言うので頭で考えると、気圧は同じでも、空気密度は気温によって変化する=PILOTの常識

 

その昔グランドキャニオンのオペレーションをやっていたとき、毎回計算したが

気温、標高を出して密度高度を出した

なので今回にあてはめると、気圧は同じでも空気が冷たい=空気が膨張していない

QNH=気圧高度計のセッティング数値は同じでも若干低くなる

なのえメインギアがフェンスにかかる。

しかし夏は空気が膨張している=わずかに高度が高くなる

「まあ電波高度計も使用しているから誤差程度ですね」という話で

そんな話を昨日PILOTライセンスを持ち運航管理者資格を持つ仲間に話すと

 

「そもそも空港の気圧をPILOTに伝えるけど、夏は同じ空港内でも気圧の変化は大きいはず

特に羽田は海と(冷たい)熱せられた滑走路では気圧も違うでしょ」

なるほど、まあそりゃそうだ

「それに比べて寒い日の方が空港内の気圧の変化も少ないでしょ」

なるほど、同じ気圧でも空気密度は異なるので誤差程度だがそうなるわけね

いや~気象とか気圧って奥が深いぜ・・・

 

まあこういうのもライセンサーが言うから説得力も違うのであって

以前少し詳しい人に「え、それ本当?理論は?」ときくと言えない場合や

規定の場合、それってどこに書いてあるの?といわれても答えられないケースもあるが

アビエーターとしてはそれじゃダメだしね、やはり航空の世界は資格でナンボの世界なんだよね~