いろんな管制官がいると思うが、以前お世話になり、いろいろアドバイスをくれる方は管制の試験を行う人で、私も知らなかったが自衛隊の基地も国土交通省航空局が自衛隊に管制を委託している扱いになるそうで、自衛隊基地にも試験に行くとの事
この方は「なんでも言ってください、上でパイロットは忙しいし天気が悪いと大変だし、不安になるので、我々ができる事はやります」
「もしロストポジション(場所が分からない場合)など遠慮なく言ってください、我々は死なないので」
というとても心強いお言葉でアドバイスをくれる
実際に試験する空港では、管制官にリポーティングポイント(パイロットと管制の間で決められている場所)を地上から見に行くように、とか川や橋の位置を覚えるようになどアドバイスをしているそうで
実際に天気が急変してパイロットがロストポジションして、
「何が見えますか?」
「左に赤い橋が見えます」
〇〇橋だと思うので、(ほかの情報も駆使しながら)空港までレーダー誘導します となり案内できたという事例もあったそうで。
パイロット目線からすると、ロストポジションと言うと、あとでメディアにいろいろ書かれたり厄介な事になるくらいなら、言いたくないという心理になることもあるが、こういう管制官がいると絶大な信頼で何かあったときに頼ることができる。
こういう現役バリバリ、いろいろ経験している管制官(しかも試験官であり責任者)とそのうちトークイベントでもやりたいと思います。
写真はイメージ 訓練中のコクピットにて