キヤノンEOS学園で古いポジフィルムの保管状況の話をしたら、30代の方が興味をもってくれたので、改めて解説
前提として、36枚撮りフィルムで印刷用はポジフィルムという露出がめちゃくちゃ難しく(フツーの人が使うネガフィルムは多少の露出ミスでもなんとかなったけど)絞り1段まちがえると完全アウト。
しかも感度は50とか64とか、最後の方でせいぜい100なので、夕方で撮影は終了であった。ざっくりとした計算でシャッターを1回押すと100円、(フィルム代、現像代、フィルムの外側につくプラスチックや紙のマウントと呼ばれるしろもの)かかる。
私の場合スポッティング(飛行機の番号を集める)で海外の仲間とスライド交換をするのだが、指定フィルムがコダクローム64か感度25のコダクローム。通称KRで、プロ仕様のプロフェッショナル・コダクローム(通称PKR)もあった。
そんで現像に出すと、新宿や有楽町のプロラボ(現像所)で1-2日、街の写真屋さんだと4日~1週間もかかった。そんなカットだから今よりも一枚あたりの価値や思い入れは大きい。
フィルムで撮らなくなったのは20年くらい前、プロカメラマンでは最後のポジフィルム使用世代である。
中学時代からせっせと撮ったポジフィルムは壁一面に機種別で分けられていて、デジタル化をしている(現在忙しいので手が止まっている)
書類ケースにこんな感じで入っていて、
シートを出すと、1枚に20枚カット入っている
要するにスライドフィルムなので、カラーだし、光に当てればフツーに見る小ことができるが
これをライトに照らして(そういう機械がある)
ルーペでピントや機体番号をチェックして、マウント(周辺の紙)に手で記入する
1993年9月24日撮影
この写真ではないけど
こんな感じの少々古臭い感じのカットがたんまりある
まあこれがナチュラルな色なのかもしれない