以前聴覚障害の方(日本人)がアメリカでPilotライセンスをとった話をサラッと書いたが
その後 反響が大きく、その方を教えた教官(友人)と話したほか、JALの知り合いの機長もトークイベントでその話が出たとの事で
聴覚障害の方が実際に訓練した時をまとめたDVDを見せてもらった。(版権の問題で見せていただくだけだった)
これを見たら、「健常者の俺、もっと頑張れるじゃん!」と強く思わされた
私の記憶が正しければ、FAAアメリカ連邦航空局のPilotライセンスを取るには、
リード、スピーク、アンダースタンド English つまり、英語を読めて話せて理解できないといけない。
聴覚障害なら読むのはOK、話すのは何度もやり直して、口の形を見て覚えて話す=試験官と筆談+会話でテストできる。
訓練は、単語帳カード、話す人の唇の形を見て意味を理解、粘り強く教えた教官も素晴らしい
人一倍、いや並大抵の努力じゃできないが、彼は30歳くらいの方でPILOTになった。
すると一昨日、シアトルに住む日本人の方から、
「視覚障害、片目が見えないが自分は日本人でアメリカでPILOTライセンスを取りました、アメリカではプロPILOTの道もあります」
とメールをいただいた、
聴覚障害や視覚障害は程度にもよるが、基本的に日本の航空身体検査はパスしない
しかし、アメリカは皆飛べるよ!という環境、飛行機は特別な乗り物じゃないという環境が素晴らしい。
では管制塔とはどうやって聴覚障害の方が連絡を取るのかというと、飛ぶ前にこういう方が飛ぶとあらかじめ連絡しておく
PILOT側は無線送信できるが聞けないので、管制塔はライトガンシグナル 青とか、赤とか光を機体に向けてあてて青なら着陸OK
と伝える。
もちろんこれで単独飛行しています。
アメリカは聴覚障害PILOTが大勢いるそうで、航空局も認めているってすごいよな~
障害をお持ちの方で、アメリカで飛んでみたい、体験飛行したいと思われる方がいたら、
カリフォルニアの友人で聴覚障害の方を教えた教官を紹介できます。