DC3ストーリー5

ブッシュパイロット

昔LAで飛んでいたヒコーキバカ(現在 日本のエアラインで機長)の後輩とDC3話で盛り上がったが

彼の同僚で日本純粋培養のPILOTに多いが

「DC3ってなんですか?」と言う人が多い、との事

実際、よその飛行機に興味がない航空関係者はかなり多いのが日本の実情

 

しかしこういう機体をとばす奴らは、BUSH PILOTと言って、すごい腕や経歴の持ち主

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例えばアラスカやカナダの辺境の地の先住民の村(道路はろくに行っていない)ところで急患が出て飛んで行くとか

観光のお客さんなら

「あの辺の草むらに降ろしてよ、これから川下りするから三週間後に河口の砂浜に迎えに来てよ」

など、そういう空港がない場所に平気で飛び運航するPILOT

天気の読み、フライトプラン、燃料、などなど全て自己判断。

 

日本にはそういう職種はありません

実はBUSH PILOTってすごいんだぜ

私の仲間も含め 「エアラインPILOT向いていないんだよね~

本当はブッシュパイロットやりたいけど、アメリカでは永住権ないんで、くだらない縛りや無意味な規制が多すぎる日本で仕方なく飛びます」

という飛行機バカのPILOTも結構います。

DC3ストーリー4

DC3は世界中で売れたが

その前にあったDC2もある

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コクピットに座っているのは20年前の私です。DC2はDc3よりもボディが細い

パッと見 ほぼ同じ

しかしDC3が横2-2の座席配置に対して、確か1-1だった気が・・・

 

LAで航空会社に勤務時代にDC2を撮影させていただいた時の一枚

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これからDC3,DC4、DC6B、DC7C、DC8、DC9、DC10、MD80-90、MD11、B717、と系譜は続くわけよ

 

DC3はANAだけど、DC6B、DC7Cと言えばJALです。

当時DC6B、DC7Cで飛んでいたJAL Pilot(元上司)からいろんな苦労を聞いたこともあり、そんな話はまたどこかで・・・

DC3ストーリー3

撮影中! 倒れているのではありません

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「今DC3買ったらいくらくらいすんのかな?」と思い調べたら

2機見つかった

1機目は 1952年製25万ドル=100円計算で2500万円 わりとリーズナブル

ちょっとオリジナルとは違うけど、買えない値段じゃない

 

2機目は1942年製$445万ドル=100円計算で4億4500万円

ゲッ、高い!

 

これはエンジンをタービンPT6という名エンジンに換装、バリバリ今後も使えジェット燃料搭載で

性能もGOOD

改造した機体で バスターターボDC3と呼ばれるヤツなので、これは高い。

 

ここで何が言いたいかと言うと、KLM、United、American, Catheyなど名だたるエアラインはDC3を持っていて

KLM、Unitedなどは飛べる状態のもある。

そういうOB団体のボランティアもある。

 

技術力やエアラインの歴史を語るなら古い機体を残して飛ばして技術力を見せてほしい

その点が日本のエアラインに欠けているところだ。

ちなみにDC3ではなくてもルフトハンザのユンカース52など別の機材を持っているところもある。

 

羽田のANA格納庫にDC3の頭があるが、あればテキトーにぶった切って来た頭でANAとはゆかりもない機材と聞いた

航空文化や技術力というなら、ぜひ古い機材をビカビカにしてほしい。

 

まあ日本でDC3を使ったエアラインと言えばANAですな、しかし日本の航空行政、空港環境の問題もあり

そういう点では欧米の航空の方が進んでいます。

 

DC3ストーリー2

ブライトリングDC3がこの時期に日本に来ているのは訳がある。

 

別に公式発表ではないが、昔 長距離飛べないビジネスジェットの運航にちょっと携わってた身分としては経験でスケジュールを見れば納得

 

日本を離れてアメリカに行くが、そのコースは

帯広を出ると、シェミア(アリューシャン列島)、コールドベイ、そしてアンカレジ空港、

このルートが夏じゃないと飛べない(春~秋)

なのでこの時期なわけ

さらにスイスに帰るのに大西洋を渡るのも、8月中旬のスケジュールが組まれているので、納得、

冬はこのルートはデンジャラスだぜ

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また崇城大学とか、駐機するところも日本で確保するのも大変だっただろう

関係者の苦労が感じられる、ジェット燃料ではないAV GASと言う燃料も必要だし

 

しかし、フライトは有償ではないのでその点は営業行為ではないので当局も緩い

有償だったらもっと大変だぜ

DC3を見ているだけでそんな裏側も感じてもらえればと思う。

ロシアより愛をこめて

関西空港にS7エアラインズ就航!

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先週の撮影だが、NRTはともかくKIXにS7が来ることはすごく将来性がある

 

NRTは東京へのアクセスやビジネスもあるが、関西は観光がメイン

ロシアはこれから観光需要の伸びも期待できるしインバウンドも可能性を秘めている。

初便はロシアの旅行会社関係の方々がスタディツアーで乗っていたが、

関西、京都観光など極東ロシアでひろまれば、日本にとってもメリットがあり、良い事です。

 

しかしS7の色って目立つよね!

 

 

DC3ストーリー1

ブライトリングDC3のおかげで昔のDC3を追いかけていた頃の事がよみがえる

 

飛行機写真にはまり、アメリカで生活していた頃より、時間ができればアメリカの小さな空港を探検していた。

方法は二つ

1、フリーウェイを走り、空港のサインが出たら降りて空港をチェック、市営空港など小さな空港が山ほどある

2、自分で飛行機を飛ばしてクロスカントリー(場外飛行)して適当に着陸、場合によってはトイレ休憩で着陸

目的は古い機体を探して撮影すること

その際に最も出会ったボロイ機体がDC3だった

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撮影しているところ、(20年前の写真)カリフォルニアのどこかの空港

 

当時はいろんなDC3がいた

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その昔、DC3のPilot資格を取ろうと思って広告を見たことがある。

「でも20代で貧乏だったし、だいたい資格とってどうすんの?」という事でやめた

 

そして、今免許をとるといくらか調べたが、費用は出ていないが期間は出ていた。

それによると1週間、シラバスも詳しく出ていた。

わずか1週間?とか思うが、私のようなインチキ、へなちょこPILOTの場合

推定1か月、費用数万ドルだろう。

 

さらに「免許はやるけど、乗るなよ!」と言われるのがオチだ。

まあ、暇ができたら数万ドルかけて免許とってみてもいいかもね・・・

そんな魅力がある機体でもある。

でもさ人力で操縦腕力いるぜ、操縦桿かなり重いと思うぜ

ブライトリングDC3

熊本で撮影させていただいております。

倒れているのではありません。

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Photo by K Okamura.

もちろん時計はブライトリングをしている

 

ブライトリング ワールドツアーのDC3

 

場所は崇城大学

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声をかけてくださったパイロット訓練生の皆さん

応援してますので!

私の時代と違って今なら飛べます。

海外で飛ぶ道もあります。

 

飛行機は世界を結ぶ乗り物だから、日本だけの航空の世界に縛られないでください。

以外と大手よりコミューター機の方が飛んでて楽しい なんてパイロットも結構いるしさ

ビジネスジェットやブッシュパイロット、アメリカで教官とかいろいろ道はあるぜ!

アルプス側

この日のフライトは富士山より北ルートの行き先

(行き先によってルートが違う)

なので

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アルプスが眼下に見えた。

搭乗機はオレンジライナー(コールサイン)

一昨日はピーチ

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LCCからファーストクラスまで幅広く乗ります。

だっていろんなエアラインがあるんだからいろいろ乗った方がおもしろいじゃん。

UAE787

羽田と関空に来ていたアラブのVIP機の787

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こんなSHIP持ってたっけ?と思ったら、

先月デリバリー

787の537号機、(もうそんなに787いるんだ)

 

さすがアラブ、最新鋭機も買ってます。

金曜日の午後KIXをテイクオフしてゆきました。

デザイン似すぎ

数日前にKIXで撮影したB737BBJ2

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ん?

ヒコーキ撮影10年ほどのキャリアがある人なら・・・

ボディが元UAそっくりじゃん と思うはず

しかしUAはB737NGはこのデザインでは持っていない

 

当時ナローボディ機はA320やB757であった。

ほら、この塗りね(ボディのみ)

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まあ流行りの言葉で言えば

インスパイアされた ようなイメージ(影響を受けた)

かもしれない。