復帰訓練のプレッシャー

ヘリは訓練生だが、飛行機は多少なりとも経験があるし、小さい飛行機だが、いろんな機体を操縦したことあるので、

機体になじめば、楽しく飛ばせる。

(ヘリは訓練後、廃人になるくらい今は大変)

この日は

「いや~、今日は(コンディション)がいいねえ、風がないから(ずれても計器の)針1本分で飛べるね

教官のプレッシャーがハンパない!!!

いや~ちょっと慣れないぜ、と思っていたFA200-180も、だいぶ慣れてきた。

このまま、熊本上がって成田まで飛んで帰るかな~、あ、成田は降ろしてくれないんだった(笑)

しかしキャノピー空けると、オープンカー状態だぜFA200。

しかもエマージェンシーの際は、横転、前転したら開かなくなるので、本当の緊急事態の際はキャノピーOPEN

つまり、オープンカー状態で緊急着陸しなきゃいけないって、どんな飛行機よ(笑)

訓練でふつうに空港のトラフィックパターンをまわるが、これがすげえ忙しい。

80ノットで上昇、1000ftで第一旋回15度、1400ftでレベルオフして、マニュホールドプレッシャ23インチ、回転計2300RPMにセット、している間に高度は下がるし、ヘディングはずれるし、95ノットで飛ばなきゃいけないのに、100ノットを超えてるし、10秒計器を見ないとずれる

まっすぐ飛ぶのが、どれだけ大変か

下は風がなかったのに上は多少あるぜ、気が付いたらだいぶ流されているぜ

「WCA取れてないね」 ウインドコレクションアングル、つまり横風の場合、機首方向に飛びたければ、斜めに機首を向けないと流されるのでまっすぐ飛べない。

しかも、無線もバンバン入るし、

「Traffic 11 O’clock, ILS Inbound RWY07 do you have a in-sight?」

(11時の方向 滑走路07への計器進入機あり、視認できますか?)と探しながら、答えながら、着陸前のチェックリストを行うので、忙しい。

結果すぐ10秒くらいたつので、=高度、方位、速度のどれか、もしくは二つがずれている。

一旦滑走路から出ても、再進入の際に

「ここだと残りのランウエイの長さはいくつ?」とか

「今、風どこから何ノット?」とか質問がガンガン入るので、気が抜けない。

今日の訓練もしびれました・・・

なかなかキツイけど楽しいぜ

大空を自分の操縦で飛ぶって楽しいよ~

Short Hi Downwind訓練

フライト訓練@熊本空港

月曜日の朝は、崇城大学のPILOTコース、航空大学の機体も来るし、みんな飛び出すので、忙しい

熊本の管制官、喋りっぱなし、

以前も書いたけど、訓練機はいるわ、初めての単独飛行のPILOTもいるわ、自衛隊のヘリも飛ぶし、エアラインも来るしで、こういうところの管制官は、

プロばっかりで、基本計器飛行しか来ないし、みんなちゃんとできる人たちの羽田や成田より大変らしいそうな。

こちらもタキシング中に

HOLD Short at behind Japan Air Boeing 767. (JALのB767の後ろで待機せよ)との指示が、

これってどこまで行っていいの?地上走行でもB767の後ろはpowerありそうで、あんましお近づきになりたくないぜ

あとで、飛行学校時代の後輩に

「熊本おもしろいな~、B767の後ろでHOLDだぜ」と言うと

「そんなのは、大人になって余裕があるからですよ、僕が訓練していたころなんて、PA34セネカが1時間12万円ですよ。1分間2000円ですよ。

HOLDされると、「オメーら給料もらって飛んでんだから待ってろよ、こっちは金払って飛んでんだぞ」と思ってましたよ」

という彼も、今では給料をもらって飛んでいる定期便の機長なので、定期便が優先だろ!訓練生は待ってろよ、とは言わないが、そういう気持ちはあるようだ(笑)」

この日の訓練の一部

教官が Shot Hi Down windをリクエスト

(空港への進入経路があるが、そこを高めに滑走路に近めに)そんで、着陸ポイント真横で、

エンジン停止(アイドル)、フラップだけで降りろ」とのエマージェンシー操作を指示

直ちに急旋回したいが、速度計チェックしてフラップを出して良い速度まで減速

なかなかの急旋回でしょ。

この時、速度が速すぎるとFlapsを出せない、出したあとでも壊れる恐れあり

遅いと失速の恐れあり、操縦しながら常にエアスピードをチェックしながらタッチダウンポイントを狙う。

ちゃんと狙えよ、と滑走路ならどこでも降りてよいわけではなく精度も求められる。

さすがに、こんなテクニック20年ぶりなので、多少教官のアシストが入る。

スラストレバー(エンジン操作)は「エンジン停止を想定」なので、触れないまま、速度を調整して着陸。

ふう~っ・・・

寒いのに、汗びっしょりだぜ・・・

エンジン停止状態(想定)から急降下、急旋回して180度ターン。難しいであります。

これも機長復帰の道のりであります。

フライトシミュレーターで、「小さい飛行機なんて簡単だよ、俺も飛ばせるよ」と思っているそこの貴方、ぜひ実機で飛ぼうぜ!おもしろいよ。

毎回風も違うし、実機は楽しいよ~

なお、担当教官は、良い方で絶大な信頼がおける方。ちゃんという事は言ってくれる!

今でも厳しい教官は「オマエの頭は帽子掛けか!頭ついてんなら、ちゃんと考えろ」

とか

ミスをすると手も足も出る教官とか、いますよ~

機長復帰訓練への道のり

数年前から操縦士「特定技能証明」という制度ができて、

私のようなアマチュアPILOTでも二年に一度、機長資格を取得しなければならなくなり、機長復帰訓練に

この日の訓練は

滑走路への進入を「高く入れ」と言われて、行うも

「もっと高く、もっと!」という指示

PAPI(滑走路の進入角度を示す灯り)はALL White(高すぎ)を示している、これローパス(滑走路上空を通過)?

ゴーアラウンド訓練?と思いきや

「サイドスリップで降ろせ」との教官からの指示(エンジン停止時の高度処理を行う方法)

ええっ、サイドスリップですか?20年ぶりくらいだぜ。できるかな???

緊急操作の一つなので、事前ブリーフィングはなし、緊急操作は突然指示がくる

(まあ緊急事態を想定なんだからそりゃそうだ)

こういうの

https://www.hikouki-pilot.com/sideslip-forwardslip/

上を読んでもよく分からん、操縦すりゃ少し分かる。

要するにエンジン停止の場合、高度は下がる一方でやり直しはきかないので、高めに滑走路に入り最後にこのテクニックで高度処理を行うわけ

操縦桿を左にきって、右ラダー

「右足弱い、もっと踏む!!!」と指摘が入る。

そういえば、エアカナダのB767が両エンジン停止で、グライダー状態でこれで降りたんだよな・・・

途中から、「フォワードスリップ」の指示が

写真はイメージです。全然雰囲気の写真じゃないけど・・・

つまり、ふつうに操縦できるのはあたりまえ、いろいろテクニックが使えてこそ「ライセンサー」免許持ち。

教官のアシストが入り、なんとか着陸して、そのままタッチアンドゴー

冷や汗もんだぜ・・・

さらには、高度3000ftまで上がり、

「はい、エンジン停止(スロットル Idle)どこに降りる?緊急着陸地点を探し、1000ftまで降下してリカバーして」の指示が

エマージェンシー

直ちにベストグライド(エンジン停止時に最も遠くまで飛べる速度)にあわせ、高度があればエンジン再始動、無線もエマージェンシーを通報、

「あそこの土手に降ります!」田んぼはこの時期、水はないけど、デコボコだから危険と判断。

という事で高さをあわせて狙い、1000ftまで降下。

いや~、想定とはいえ、緊急操作、ドキドキするぜ。

でもさ、地上にいる人はいきなり上の飛行機のエンジン音がしなくなって降下してくるのを見たら、「落ちる!」と思われるのかもしれない、

お騒がせしておりますが、安全に行っております。大丈夫です。

それとは別に、神経に悪いのは、教官が後で指摘するために横でペンを走らせていること、降りてデブリーフィングでアドバイスが入るが、操縦しながら横でペンが動くのも心臓に悪いぜ(笑)

ノエビアアビエーション

ここ数日、目が回るような忙しさ&フライト訓練が重なり、ブログを書く余裕がなかったが

今日から復帰

ブログがアップされないので、具合が悪いのか?とご連絡をいただいた方もおられたが

大丈夫です。

新しいカメラテスト、撮影仕事、フライト、そしてオミクロン株の影響で

撮影案件でコンサルティングしていたチャーター機がアメリカから来られなくなり、

その影響でさまざまな方々、会社様とやり取りをさせていただき

ようやく落ち着いた。

そんで、昨日はチャーター機のお打ち合わせで、羽田のノエビア・アビエーションさんへ

高校時代、羽田でバイトしていて昼休みにチャリンコでカメラを持ってこの辺ウロウロしていたので、

懐かしいぜ

海上保安庁のハンガーの横を行く、左はモノレール

今回、ノエビアさんにすげえお世話になり、感謝。

あの、化粧品のノエビアの航空部門

40代以上の方なら、TV CMで「ノエビア化粧品ワンダフォー」みたいなのを

昔流していたのを覚えているでしょ。曲もいい感じでさ

こんなのね

ここの航空部門は格納庫もあり、私が操縦できるレベルの小型機とヘリを持っている。

そんでハンドリング部門がすげえ優秀で、発着枠調整から、マーシャリング、トーイング、VIPハンドリング、ディアイシング作業、機体回りの調整まで少数精鋭で行うメンバー、

今回は頭が上がらないくらいお世話になった。

写真はイメージだけど、ノエビアは化粧品より、ヒコーキイメージのCMが素敵でした。

懐かしいでしょ

セントレア プチ写真展

セントレアの第二ターミナルにほど近いフライトオブドリームス

現在改装中だが、入口までは入る事ができる。

そんで、ボーイングストアの斜め前には

今回 写真を使っていただき

こんな展示をしてくれている。

展示されてる787は実際にバリバリ飛んでいたんだぜ。

シアトルで長い張り込みの末に撮れた 飛んでいた時の写真、そして砂漠に保管されていたときに自分で操縦して撮影しに行ったカット

747LCFの空撮写真

セントレアに保管され、フライトオブドリームスへ入る前の写真など

私が行った際は、たまたま人の姿は見当たらなかったが、

毎日 3000人くらい どえりゃあ人数が、ご来場してる(当社調べ)と思われる

(笑)

だもんで (名古屋弁) 12/12 までらしいので、おみゃあさんも 人混みをかき分けてぜひお立ち寄りください。

https://www.centrair.jp/event/schedule/1262106_1581.html

BOSEを新調

自分で操縦する機体やヘリコプターの場合、ヘッドセットを使用する。

機体に備え付けのもあるが、

コロナ禍にあって、自前の方が衛生的ではある。

しかし私のヘッドセットはノイズが入り、メーカー修理も対応できずとあって悩んでいたが

今回、頑張って新調

A20 Aviation

以前持っていたのも同型の旧型

ノイズキャンセリングが長いフライトでも疲れない

しかし名門はこれ

David Clark この薄緑色が特徴

ハリウッド映画で小さい機体やヘリコプターが出ると、真っ先にヘッドセットのメーカーを見てしまうが

たいがいこの薄緑の「David Clark」

これが渋いんだ。

まあ3万円コースから10万円代まで、ピンキリ

耳と、マイクの部分(唇にかなり近い)を考えると、自前の方が気持ちいいでしょ。

 

今月もフライト訓練が入っているので、BOSEをもって飛びます!

空港会社様向けセミナー

お取引先である大空港からの依頼

「世界中の空港に行っている古庄さんから見て、ウチの空港に足りないもの、こういう風にしたらよい」など

ビジネスの参考になるセミナーをしてほしい

というオーダー

なので、パワーポイントを作成し、事前に空港会社の取締役に見ていただき本番

リモートセミナーではあるが、スタジオみたいに、画面を変えられる機械があるので、

それを使用

インテリっぽく、この日は眼鏡で(笑)

内容の一部、

下はセントレアのバレーパーキングだが、よく見るとモデルさんは

「セントレアの阿部寛」と呼ばれる高身長のイケメン、優秀と評判のよく知っている方であった(笑)

なお、日本はプライベートジェットの世界では30年遅れている

実際に私がアメリカの依頼でガルフストリームの格納庫を日本で探した話や、

ヘリアクセス事業はもっと伸びるので空港アクセスを考えてほしい

など、思っている事をお伝えさせていただいたが

先方は空港のプロ、しかも人数も多いし、役員クラスも参加しているし

逆にプロゆえに、えらい方々が謙遜に話を聞いていただけたのは感謝、

かなり質問もしていただけたが

基本1時間、パワポで一人喋りなわけよ。

これがキツイ、

ステージの方が反応見られるし、対話ができるのでよっぽど楽しい

パワポ一人喋り、きつかったが、のちの質問コーナー(30分)で顔を見てやり取りできたので

ホットしたぜ。

でも、空港会社はやる気があってもCIQ(検疫や入国管理)の動きがこの国は悪いようで、

そこも今後の課題も見えてきて、こちらが勉強になりました。

紋別タッチって・・・

紋別空港で空港の方と会議

この空港は燃料がないので、毎日 女満別空港からJET燃料を輸送

つまり、すげえコストかかっているエアポート

 

 

会議はあるが、定期便が来ると1日1便の貴重なチャンスなので撮影させていただくことに

展望デッキから

私の案件には関係ないが、

「紋別タッチ」と言って、羽田から紋別に来て折り返し便で戻るマイル修行者の方々も多いそうで

その戦略をすすめた?悪の一味(笑) なのか知らないが、なんだか見たことがある体格の方が

その方は、一緒にイベントを何度もやったことがあるパラダイス山元氏で

紋別タッチする方を応援するために、最近は紋別で餃子を作っているそうで

マイルとか修行とかに関心がない私としては

航空運賃高いだろうに、「すげえな」としか言いようがない

この日も20名以上の紋別タッチの方がおられた

機内からは、スマホでライトONにして手をふる

そんで、何度か紋別タッチすると、カウンターに名前が出されるとの事で

皆さん、航空会社の戦略にまんまとはまっています(笑)

ま、そもそも修行というくらいだから、宗教みたいなもんで(笑)

ランプエリアでは、紋太がお出迎え

1便しかないから、到着案内も張り付けたものを使用

いや~、同じ航空趣味でも、世界は広いぜ

マイルの事はわかんないけど、すげえ人たちがいるもんだなぁ

そんなにヒコーキ飛びたくて、お金があるなら、自分で操縦桿をにぎればいいじゃん

と思うのは、私の考えで、まあ人それぞれ、違いがあるからおもしろいのね

紋別空港で会議

初めて行くぜ、オホーツク紋別空港

しかし一日1便、しかも飛行機の到着と出発の感じを確認(撮影)しなければならない

なので、クライアント様が予約してくれたADOで

SHIPはANAお下がりのJA613Aだが、機内はADOデザイナーズ仕様の機体

とりあえずAKJ(旭川)に飛び、ホテルの前のコンビニ(北海道といえばセコマ)

あ、あの~、店の前にある白い物体は・・・寒いぜ

翌朝 マネージャーと共に事務所手配のハイヤーで、やってきました

オホーツク紋別空港

いや~、耐寒装備でいったけど、まだ11月なのに厳寒であります。

なお、仕事じゃないと来ることがなかったので、

いい機会であります、オホーツク紋別

しかし峠道は、なかなか雪深いし、スピンしていた車も見かけたし

このあたりは鹿との衝突事故も多いそうで

コンパクトカーや軽自動車だと、ボンネットがないに等しいので、角がフロントガラスを突き破り

デンジャラスだそうな・・・

間違えて降りちゃうぜ・・・

以前、当ブログでも紹介した、

雪国のお宅、

ナイトフライト設備が完成したとの事で、写真をお送りいただいた

どうよ!

ヘリなら間違って降りてしまいそうだぜ・・・(笑)

近所から怪しい家と思われているかもしれないが、ここまでやれて うらやましいです!

素晴らしいです。

なお、ランウェイの方角は合っているとの事、つまりこの方向が350度だから、

逆方位を考えると、家は南向きのお宅って事ですね。

 

なお、玄関は

きてますね~!!!

家に帰るのが楽しくなるし、仲間も呼びたくなる素晴らしいお宅であります。

どうよ