悪いヤツから逃げるために

出張途中、

岡南飛行場まで空輸ミッションがあり、

「ついでに操縦していけば」というオファーをいただいた。

横に教官がいるので合法である。

機体はAIRBUS EC135、

タービンエンジン二基搭載

ドクターヘリや官公庁で使用している高性能のお高いヤツ

 

気分はシークレットエージェント!

映画007とかを見ても分かるように、窮地でも悪いヤツらから美女を救い、

逃げるために「ヘリもヒコーキ」も乗れるようにしておかねばならない。(笑)

007は毎回飛ぶものが出てきて、ジェームズボンドは、ヘリもヒコーキも操縦できるじゃん。

アストンマーティンは手放してしまったけど、目指すところは、そこである!!

 

伊丹空港の北側を通過し、関西TCAにコンタクト

いつもはアメリカ製のヘリを操縦しているけど、考え方、飛ばし方はAIRBUSのヘリは

アメリカ製とは違う事を少し学ぶことができた。

(ヒコーキもBOEINGとAIRBUSの考え方が違うのと同じ)

 

でもさ、コレ、本当は後ろに乗るヤツだよね(笑)

プライベートジェットのヘリ版みたいなヤツですよ。

ガルフストリームから降りて、自社ビルの屋上まで、VIPを運ぶやつ。

左席で操縦桿を握り、飛んでおります。

NOW OVER姫路

これで私も

「AIRBUSを操縦したことがある、公式な飛行時間もある」と胸をはって言えるぜ(笑)

 

おまけ:ヘリポートに来ていた訓練生の車両

FORD マスタング? いえいえ、シェルビーGT500

700馬力オーバーのモンスターマシン

映画「Gone in 60seconds (邦題 60セカンズ)や、新ナイトライダーも シェルビーGT500だったでしょ」

こういうマッスルカー、いいわ~

 

だいたいさ、飛行機とか乗り物好きって、車も変わったものや、ハイパワーな車両に乗っていることが多い。

いきなりナイト

大手の会社様は、今週末が仕事納めのところもあり、打ち合わせや見積り、

撮影など、何かと今週も忙しい。

まあ、仕事があるときに一生懸命やらねば、オミクロン株の影響で2月あたりのイベントや、企画が消える可能性もあるので

忙しいのに文句を言ってはいけない 仕事が来るだけ感謝と思いながら出張に出ていた。

そんで、出先の京都のヘリポートで打ち合わせが終わると、たまたま担当教官が別件で来ているではないか!

「今日飛べるよ、ナイトまだやっていないでしょ、ライセンス持参しているよね?」

「飛べる可能性が1ミリでもある場合、ライセンス、航空身体検査証、航空無線免許

の三種の神器は携帯しておいた方が良い」

と教わっている。

なので Let’s FLY !

が、しかし初めて飛ばすぜ Robinson R-44 そんで初めての空域で初めてのナイトフライト

ナイトフライトは訓練のリクワイアメント(試験までに必ずやらねばならない科目)

まあ、そりゃそうだ。

「ぼぼぼ、僕の免許は昼間限定なので」というヤツはいない。(笑)

夜間は航法が難しいわけよ。計器も見づらいしさ

ちなみにフライトログブックにも「ナイト」を書く箇所もあり重要

京都ヘリポートから上がり、伊丹空港の管制圏の下をくぐり、USJまで行き、少し南下

USJに向かって飛べと言われても、USJ行ったことないし・・・

しかし大阪の夜景は凝縮しているのでキレイ。

帰りは八尾タワー(管制塔)にコンタクトをとり、空域通過をリクエスト、上には伊丹へのアプローチ機をインサイト(視認)

京都へ戻るフライト

大阪城の夜景はFacebookにアップします。

なお、私は操縦桿から手を離せないので、撮影してもらった映像&写真であります(笑)

でもさ、車も自分で運転すりゃ道を覚えるけど、

飛行機もへりも自分が操縦すれば、空域を覚える。=撮影にめちゃくちゃ役立つわけ。

若いころに貧乏で、少ししかできなかった操縦を今やる、なかなか幸せであります。

ナイトフライト キレイよ~(私は操縦に必死で景色を眺めている余裕はないけど)

ぜひご自分の眼で見ていただきたい

エアマンシップ

先日の機長復帰訓練のブログを見て、

いろいろな方から質問が来るが、飛びたいと思っている方はぜひとも、飛んでほしい。

ちなみに航空写真家志望の若者で、弟子志望の兄ちゃんは現在 渡米して免許取得にチャレンジ中である。

熊本にはリモートワークをしながらアパートを借りて訓練している40-50代と思われる東京・府中の方もいたし、

数年かかって免許を取るつもりで、毎月3日間訓練に来ている50代の女性もいた。

そんで、飛ぶ人や管制官は、「エアマンシップ」という素晴らしい言葉で結ばれていて

スポーツマンシップ みたいなイメージだが、飛ぶ仲間限定の言葉なので、

「訓練してます」とか「管制官です(でした)」とか、「免許もってます」というと

空の仲間として、一気に距離が近くなるのだ。

一応エアマンシップとは

パイロットの望ましい行動と能力、単にスキルや技術を示すものではなく、航空機、操縦環境、および自身の能力に対するパイロットや関係者の意識である

少し前の話だが、友人でアメリカで単独飛行に出た方がおられる、とても緊張していて、ATC(無線交信)で目的地空港で「私はスチューデントPILOTです」と交信

すると現地空港の知らない日本人教官が、日本人だ、と思ったらしく

「大丈夫ですよ、心配いりません、落ち着いて降りてきてください」という無線が日本語で入電

顔も知らない人だし、会ったこともないのに

まさにエアマンシップ と言えるだろう。

また、アメリカではAOPA

エアクラフト・オーナーズ&パイロット・アソシエーションという組織もあり、機体オーナーも同様 空の仲間

飛んでいるとさ、プロパイロット、ドクター、経営者、会社員の方々とさまざまで、異業種交流会状態になるのも楽しい

でもこの世界ドクターは多いけど、弁護士の先生はまず合わないのが不思議。

なので、身体検査が通り、飛びたい と思う方はWELCOMEです。

空の世界へぜひ。

成田、B 誘導路工事

緊急事態宣言があけて以来、なんだかんだで忙しい。

お仕事がある事は良いことであるが、ポジスキャンが途中で止まったままである。

 

そんで、最近は12月初旬より成田のB誘導路が工事開始により運用も変化

無風に近いと、到着が多い時間は16運用、出発が多い時間は34運用

(Bの北風到着は基本なし、例外はあった)

 

KLM、欧州行なのにB滑走路でテイクオフ

バンコク行きのTGはAでこの日は離陸

A滑走路は4000m、Bは2500mを考えれば本来逆(欧州行の方が燃料満載)だが、タイミングもあるようで、ターゲットの離陸機を狙うのが難しくなっている。

来年10月までの運用。

新しい絵が撮れると思い楽しみでもあります。

本日もEOS R-3を片手に、データ取、をしております。

応募開始 HNDフォトコン

現在羽田空港の展望デッキの入り口には 羽田空港フォトコンテストの案内が

審査員を務めさせていただいておりますので、ぜひご応募ください

今日から応募開始!!!

羽田は

目新しい?エアラインや機材もあるし

アエロフロートのA350

下はVISTARAとトルコの787

古いカットもの応募もありです。

1980年代後半、ANAのL1011とTDAのYS11レッド&グリーン

B滑走路 今はなき RWY04の離陸を長秒露光で狙う。

この時代の長秒露光は設定をバルブにして、計算して、撮って

結果は現像した1週間後。

当時は当たり前だけど、結果が1週間後の撮影なんかよくやっていたぜ・・・

多分機材は CANON T90 TANK

当時高校生の私は、チャリンコに三脚と機材を積んで駅まで行き、

山手線と京急かモノレールを乗り継いで羽田に行ってたぜ。

今よりも頑張ってんじゃん(笑)

EOS-R3量産機 テスト

発売日から、EOS R-3 量産機をテスト中。

視線入力は?夜は?高感度は?設定はどうすればBESTなのか

どのカメラも弱い部分があるので、弱い部分が分かれば、それを理解して使えば良いので、その部分の把握などなど

新しいカメラが出ると、どうですか?という質問と共に、

皆さんの分析がすごい

各ジャンル(私が知らない別ジャンルのプロカメラマンも含め)

「Aカメラマンは、良いことしか言わない」

「Bカメラマンがセミナーで良いというので買ったけど、ダメカメラだった」

とか

一般の方の分析が、怖いぜ~、というかよくわかっておられる。

ただし、重さ、ミッション内容などにより、私が良いと思う機材と、別の方が良いという機材は違う

つーか、最近は高いカメラほど、自分で設定を決めて、カスタマイズしないと便利には使えない

なので、初心者にEOS1DX シリーズや R3は薦められない、

また、もう歳でカメラが重くて・・・という方には、私がバリバリ現場で使用する信頼と実績の

EOS1DX シリーズも不向き

作品重視でオーダーなしの方と、

私のように「これを撮ってほしい」というミッションを与えられて、

どんなコンディションでも「私、失敗しないので」と言い切れる(頼れる機材)もセレクトは違う

万人におススメできるカメラはないので、そのあたりがアドバイスも難しいところ

だって、カメラ超初心者が、お金はありカメラ屋さんで「一番良いのくれ」と言ったらこれが良いと言うので

とプロ機を教室にもって来られても、シャッター速度、絞り、ISO感度も分かんないと、入門機の方がいい写真撮れるしさ・・・

空港お散歩&フライトツアー

以前、当ブログでも告知したが、成田空港お散歩&フライトツアーが昨日実施

オミクロン株の影響で、キャンセルが出たという割には、まずまずの集客でB767は見た感じ80%くらいの搭乗率

 

私はフライトの前グループと、後グループに分けて、成田空港を散策し、案内

ガイディングレシーバーと言うんですか、私が小型マイクを襟につけて、皆さんはイヤホンなので、大声を張り上げる必要もなし(ご時世的にまずい)

ただし、こうやって解説姿を改めてみると、怪しい・・・めちゃくちゃ怪しい

気分はシークレットエージェント(笑)

こういう空港散歩というコンテンツが売れるんですね、集客できんのか?と思っていたけど、想定外でした。

出発ゲートではJALのグランドハンドリングの方々のダンスが

フライトはチャーター便で、ハート形を描いてわりと遠くへ

機内でトーク、

PA(パッセンジャーアナウンス)なんて久しぶりだぜ
マイクは横に持つのがポイント(だと思う)(笑)

Photo By Mr.Dave

SHIPは JA608Jでした。

クラブツーリズムさん、JALさん、参加者の皆様ありがとうございました~

元CAというブランド

仕事がらメディアのインタビューや、コメントを求められることもあるが

コロナになり、「CAが行う〜」とか

「元CAによる〜」とかが増えている。

世の中の男性陣は、元CAというと、「上品で美しく、マナーもあり」・・・と鼻の下を伸ばしがちだと思うが

そりゃさ、JALやANAでファーストクラスやビジネスクラスを最低でも5年、10年やってました

とか、

以前、お仕事でご一緒させていただいた、元JALのベテランCAさん(現在60代)の方なんて、

所作から、品から、物腰から、「この方、ホンモノだな!」と思わせるオーラがあり、美しさがあり、

ファンになってしまったが、

ウチの会社にも「元CAが開発した〜」とか

「元CAの視点で〜」とか営業が来るけど、

ビジネスマナーゼロな方、失礼極まりない方など、多いからね。

元CAと言うなら、俺だって、訓練受けて飛んでたわ(笑)

インタープリターもやったぜ

乗務した機種はDC3, CV580, B727, B737, BAe146などいろいろ

下町べらんめえ口調で、品はゼロですが

私が「元男性CA(当時はスチュワードと呼ばれていたけど)のマナー講座」ってやったら、うそじゃないけど、

実際詐欺に近いじゃん・・・マナーなんかないしさ・・・

なお、スカイ〇ーク初代制服も着ていたけど、以前出したので自主規制いたします。

乗りたい車には乗らないと

いつもの車屋さん 調布のシーザートレーディングへ、メンテのお支払いに

社長は30年ものお付き合いがある、元BN-2型で飛んでいたコミューターパイロット

そんで、

「最強の撮影車があるぞ、これどうだ!」と勧められたのが

ランドローバー・ディフェンダーの軍仕様というか、

そのまんま軍で使用されていたヤツ。

1m50㎝の水深までOK って、そんなところ行きません・・・

「後ろにはライフル置きのラックとかあるから、望遠レンズ立てかければいいよ」

いやいやいや・・・

おかげでスペアタイヤがドアの横(ボディの横)って、どうよ

屋根でもボンネットでも気軽に登ってOK

ツルハシとスコップを置くステイもボンネットにあり

なお、運転席の窓はワンプッシュでOPEN、エンジンセルは左手

なぜなら、攻撃されたら 左手でクランクをまわしながら、右手でマシンガンを撃つそうで(マジで)

「運転席から撮りながら走れるよ」って

いやいやいや、今の撮影車 カイエンでじゅうぶんであります。

他にも英国の名車たちが

そんで、これ、メルセデスベンツSL R107(右)

とてもエレガントで、そのうち欲しいなぁ と思っていたら、

もう値上がりして買えません。

この後のR129という型式のSLには乗っていたのだが、R107乗りたかったぜ。

やはり、予算内で乗りたい車には乗っておかないと後悔するぜ・・・

普段、何事も後悔しない性格であるが、R107は

すげえ後悔してます。これのシャンパンゴールドに乗りたかったぜ・・・

仲間も、ガソリン車で乗れるうちにと最近NISSAN V35 GTRを買ったし、

乗りたい車は乗っておかねば・・・

精度が要求される

滑走路の真ん中には線がある、

だいたい横幅1mくらいだろうか、

中央の白い点線

離陸の際に、これからなるべく外れないようにして飛べ という指示

そりゃあ頭では分かってますよ、そうしたいですよ。

頑張ってラダーコントロール(足)やっているけど、風に流されるし、エンジンPOWER入れると左に流れる特性がある。

詳しく知りたい方はこちら

http://www.cfijapan.com/study/html/to199/html-to125/107e_left_turn.htm

なので、そんなに簡単ではない

この日のナビゲーション(航法)訓練は天草へ

途中で、姿勢だけで飛べと計器を隠されるが、これが怖い・・・

下の写真は計器を隠されております

(通常は計器ちゃんと見てんのか!)と言われるが、逆である。

イジメをうけているようだが、そうではない(笑

飛行機は姿勢! と言われるが、これがめちゃくちゃ難しいわけよ。

途中の経路で熊本TCA(管制)から、近くを通過するため

「KS5 hot condition until 0400」(訓練空域のKS5は ホットコンディション 現在使用中です)えーっと、0400って何時だ??

これが自衛隊や米軍の演習空域が

HOTコンディションだと、実弾撃ってるかんね!!!」

シャレにならないぜ

上空ではトランスポンダコード、高度指示など数字が一杯言われるので、UTC

世界標準時で言われると、すぐに反応できないわけよ。

だから時計はJST(日本時間)とUTC(世界標準時)が表示できる時計が良い

ちなみにフライトプランを入れるときも当然UTCです。

でもさ、よく考えてみたら管制とのやり取りは基本英語、高度はフィート、速度はノット、距離はマイルで、連絡しあうけど、戦時中は敵国語は使えないから、どうしていたんだろうか?

誰か教えて、

まさか単位は尺?だったりして、なわけないよね・・・?