昨日の台風のNRT
いや~昨日のNRTはすさまじかった
本日あるエアラインと打ち合わせをしたが
「いや~うちなんか4時間タクシーウェイに放置プレイですよ、タワーがいなくなるから戻れないし・・・」
そりゃそうですよね、我が家も相当重い倉庫が倒れていたし、ガラス割れそうだったもんね。
昨日は無線法の兼ね合いで、そのままは言えないが無線交信もすごかった。
強風でランウェイ手前で離陸できない機体が続出、
横風制限は機体とエアラインによってLIMITが違うので仕方ない
すると日本語で 社名は仮名です。想像力をふくらませてください
「あのー、オレンジ航空ですけど、こんな所で出られない飛行機がつまって動けないと困るんですよ!もうちょっと出し方とかなんとかなるんじゃないですか?」と強い口調
「いや、こちらもデリバリーで止めてますが、風はエンド(ランウェイ)まで来ないと分からないのでなんともなりません、じゃあオレンジ航空は出られるんですか?」
「はい、うちは出られます」
「了解、それでは鶴丸航空(横風制限オーバーで出られない)は一旦滑走路に入り誘導路に出てください」
とか
「こちら香草航空ですけど、カーゴエリアのコンテナが飛ばされそうです、何かがオレンジ航空の方向に転がっています」
とか
「EU離脱国航空ですが、なんかボディにダメージを受けたようなのでメカニックに見せたいのですが」
とか激しいやりとりが炸裂
管制塔がいなくなる(サービス停止)なんて開港以来初でしょ。
今日はメールで
「ルフトハンザの特別塗装がNRTに昨日行ったようですが撮りましたか?」とかのんきなメールが来たが
撮れる訳ねーよ、デンジャラスだよ。
不要不急の撮影は辞めましょう って感じだよ
しかもアメリカ系は早々と欠航を決定
ある会社は飛行機(到着機)を出したけどHOLDやダイバート
その会社の運航管理の腕が分かりますね、
今日は成田付近のエアラインで、
「どこどこは判断ミスだよね、あんな時に到着機出さないよね」とかそういう会話がかわされておりました。
現在の成田
14:00過ぎのNRT
コクピットからのレポートで、コンテナがCARGOエリアをころがっています。
その後、管制塔は強風のため避難します。ATCサービスはうち切り、必要があればアプローチにコンタクトしてください。
うちもガラスが割れそうで、雨戸閉めております。
美味しいものは食べれない
先日も福岡に行きます!と航空会社の方に言うと
「美味しいもの食べてきてくださいね」 と優しい言葉が
しかし、ミッションに入るとそんなに甘くない、
この日も21:30のデッキ閉鎖まで撮影
横のビアガーデンが盛り上がろうが、
カップルがいい雰囲気で隣にいようが関係なし
ガラス越しなので、忍者レフをつけ秒間14コマ炸裂
シャッター音は
「ダダダダダダダダダダダッ!」と激しいし忍者レフは目立つので周囲の注目を浴び変態を見るような眼で見られるが、関係なし
そんで、ホテルに戻ると22:00過ぎ
疲れて汗臭いし、ドロドロだし、明日も晴れれば朝から出動したいのでコンビニ弁当に自動的になる
まあ天気が良けりゃ撮らねばならないし、仕方ないよね。
食事しながらパソコンを開けてメールチェック
結果美味しいものなんか食べられないのであります。
ふつうの出張者なら仕事が終わり、「さて美味しいもの食べに行こう」となるだろうに
航空写真家は夢を与えなきゃいけないけど、現実こんなもんよ。
リオのスラム
ブラック企業状態なので、ロケから戻るとメールが山盛り、AND 大企業は明日から本格稼働のようで
「休みあけ22日にはリクエストした事お願いします」というオーダーが多く、相変わらずの休みなしであります。
さて、テレビではリオのオリンピックをやっているが、私は2-3回(よく覚えていない)リオに行っているが、空港以外に印象に残っているのはスラム街
なんとスラム街ツアーというのがあり、護衛付きで行ける(そんなんじゃなきゃ行けない)
そもそも行きたくなかったが、同行編集長が「行こうよ、行こうよ!」と言うのでお付き合い、でも刺激と勉強になり
まさに違う世界を見る事ができた。
まずは交番からスタート 行ったのはサンタマリアというスラム
そもそも斜面に不法に住居を作って勝手に住んでいるのがリオのスラム、通称ファベーラ
コースは丘の上から降りて行くスタイルで
「一眼レフは持ってくんな、言われたところ以外は撮影するな、ギャングの指令が優先、ドンパチ始まったらしゃがんで退避」 という説明
遠くに見える三角の山がキリスト像。
オリンピックの裏ではこんなところがわるわけ、
しびれるぜ!
冗談抜きでデンジャラスだぜ!