シアトルの南の オリンピア空港が私の訓練基地
担当教官は Kyle と言う30歳くらいのカンザスから来た方で、飛行時間をつんで(経験)
数年後には山火事消防のUH-1に乗りたいと言っている。
難しい項目を教えるスーパーバイズド・インストラクターは Jacobと言う、
これまた30代の方で、オレゴンかた来た無口だがいいヤツ
パシフィック・ノースウエストと呼ばれるこの付近は、白人ばかり、
なのにアラフィフの怪しいエイジアン(アジア人の私のこと)を教えることになったのに、
二人とも感じが良い。
こういうアメリカらしいアビエーションのスクール
さて、問題はATC、(航空無線)
日本では、アメリカ流を日本流に直されたが、
ここでは日本流をアメリカ流に直さないといけない
例えば、エンジンをスタートし出発する際に、熊本空港でも広島空港でも私が乗るようなヒコーキやヘリは
「熊本タワー、JA3947」(熊本タワーJA3947です)
「JA3947、熊本タワーGo ahead」(JA3947、熊本タワーです、どうぞ)
ここから始まり、
「JA3947、at P エプロン、Request Departure information for West and left downwind Departure」とかリクエストを伝える。
これがお作法
アメリカでこれをやると、
「タワー(管制塔)忙しいんだから、いちいち呼び出してんじゃねえよ、要件はさっさと最初に一度で伝えるように」と注意される。
逆に日本でこれをやると、失礼だと注意される。
また、Boeingフィールド(空港)から戻る際に、基地を通過する許可をもらうのだが
日本流に
「Request cross your control zone」あなたの空域を横切りますと言うと
オマエ何言ってんだ
空域を横切るときは「Request transition」だろ、と言われる。
あー、この間、伊丹進入コースの下を通過する際に八尾空港にTransitionを言って教官に注意されたから
日本流にしたんだっけ
日本でTranstionと言うと、IFR(計器飛行でしか言わない)そうな
などなど、ATCって通じれば良いのだが、お作法もあるわけで、
アメリカ流に戻すのに、苦労しております。
着陸の際のCallも、ATIS(空港情報の周波数を事前に)聴いてんだから、使用滑走路は分かっているわけで、「この滑走路に行きたい!」と言うアメリカと
使用滑走路が分かってんのに、Request Landing Instruction (飛行場はInformation)と言う日本
日本の方がまどろっこしいと言うか、滑走路が複数あるのが当然のアメリカとは環境も違うので仕方ない