前のブログの続き
試験である。緊張しない私でも、ドキドキはしないが、試験となると嫌である
口頭質問が無事にクリア 全ては答えられなかったが
教官いわくあとで
「よく勉強していたね」
「いや~全部答えられなかったです」
「そりゃそうだよ、100点とる人はいないから75点でいいんだよ」とありがたいお言葉
そんで、搭載燃料、オイルの品質などの説明を行い(当然そこでも、試験官から突っ込まれる)
燃料は何ですか?揮発性は?どういう特徴がありますか?気温何度まで使用できますか?添加剤はいりますか?
規定にはどう書いてありますか?ほかの燃料は入れてよいんですか?
などなど燃料だけでも質問が多岐にわたる。
これが終わると
機体重量計算(一部加工してある)
機長として自分、試験官、教官が同乗するので体重を伺い計算、重量分布を説明(インチ)
飛行機は前後の計算のみだが、ヘリは左右もある、
そんで、全て範囲内です。
「燃料が減ったときは、どのくらい重心位置が移動しますか?」とか突っ込まれる
これが終わると、ウェザーブリーフィング
指し棒を持ち「本日のウェザーブリーフィングを始めます」
というわけで10枚くらい天気図や予想図を並べて解説するのだが、この日は熱帯低気圧が通過する日で
フライトがすぐできない、解説を終えて自分の見解を述べなければならない
「こういう予報やデータをもとに解析すると、15時ころには飛行が可能と判断されます」と報告!
熊本から、そこら辺飛ぶだけでもアジアの天気図から解説しなければならないわけよ
ウェザーブリーフィングのOKが出ると
搭載危険物の解説(機長なので)どんなものを搭載してはいけないかを確認して
試験官が
それではEOBT Estimate off blocked time (移動開始時刻)0400(世界標準時)でフライトプランを入れてください
となりとりあえず学科関連は終了
この学科が通らないとフライトテストに行けないのである。
もちろん学科が通らず三度目の試験という方もわりとそばにいたりするので、気が抜けないのだ
フライト編に続く