王様気分のシート

昨日メディアさんに掲載されたので、問い合わせがあるこのシート。

まず、ビジネスクラスの事をJクラスやCクラスと呼ぶ、そんで、このシンガポール航空エアバスA380ビジネスクラスのサイズを改めて解説。

シンガポール以外で世界で販売しているのは、ここだけ!

初代エアバスA380に搭載されたもので、デザインは英国の会社、製造は日本の有名シートメーカー(仙台などに航空機整備工場もあり、トイレも製造)

このSEATは機体番号9V-SKR搭載なので、2012年より使用されていた。

さてここから 横幅の話、シートピッチは機内ではないのでどうでも良い。

このA380シート      横幅  34インチ(86cm)

現行のA380ビジネスクラス     30インチ(現行の方が横に物入を作ったため幅は狭いのだ)

以下私が素晴らしい、広いと思っているビジネスクラス

DELTA A350 Delta ONE SUITE   24インチ

カタール Q-Suite         21.5インチ

ちなみに日系を見ると、

仮にA社としよう A380 ビジネス  21インチ

J社 B777-300ER ビジネス     25.5インチ

だいたい世界のビジネスクラスは横幅20インチ代だな、

エミレーツはファースト23インチ、ビジネス18.5

ちなみにJ社ファーストクラス B773ER 33インチ

A社 A380ファーストクラス      33インチ

これを上回る34インチ!がSQ、A380初代ビジネスクラス

私は毎年NRT-LAXのSQ11/12便で、さんざんこの席に乗ったので、良さは実体験に基づいたもので、保証できる。

これ以上広いシートはビジネスクラスでは世界中になく、ファーストやスイートを見ても、エティハド航空のThe Residenceか、シンガポール航空のベッドになるSuiteなどしかない、(そもそもクラスが違う)

なので、世界最大幅、そこらのファーストクラスよりもワイドなので、家でソファーにするなら最高じゃん。

なお稼働はシートメーカーさん、SQさん、電気屋さんと現場でシートを見ながら協議した結果、機内仕様の 110V400ヘルツにするには大変、したとしても万一の火事の際には保証できないので、マニュアルで作動

ここを押しながら、動かせばリクライニングとフットレストが出る

私が座っても、横はかなり余裕。

もちろん私は自分が欲しいから買っているので、自宅で使用するつもりだ。

なおお値段は 送料、税込み(北海道、九州、離島は追加料金)583,000円

世界最高(最大幅)のシートが手に入るなら安価でしょ。

すでに、いくつか予約をいただいております(値段が決まる前に、「家に入れば買う」、という人達がすごいぜ)笑

レザーの香りも良いし、とりあえず「さくらの山さくら館」に見に来てください。

JAL旧塗装777

このところ退役のためか、JAL旧塗装777の写真オーダーがいろいろある。

なので、ロシア機の途中ではあるが、JAL機777のデータ化をした方が仕事になる、ということで、その一部を

在りし日のITM

函館空港に来ていたB777、

雲がいい感じ

アーク塗装(コレ)好きだったし、撮影しやすかったけど、JALの方に「アーク好きだったんです」と言うと、たいがい

「えーっ、社内でアーク好きな人なんて一人もいないですよ」くらい言われてしまう。まあ会社の状況が悪かった時代なので、仕方がないのかも・・・

しかしポジフィルムだと、デジタルと違って光線の影響をもろにうける

同じSHIP,同じ撮影場所、トップライト

上はボディ下半分が影だが、下は斜光で影の面積が少ない。デジタルなら調整できるけど、ポジフィルムではできない(デジタル化してならできる)ので、当時は今よりも光を気にしたぜ。

なお、今、改めて見るとランド―アソシエイツのデザインはいいけど、尾翼の鶴丸の位置が上すぎじゃない?それともこれがオシャレ?

聞くからダメに決まってる

世間はボーナスが出たようで、「シートを買いたい」とのお問い合わせもいただくが、

よくあることだが、「奥さんに聞いたらダメと言うんで・・・」と言うセリフ

いつもの車屋さんでも、奥さんが来て渋い顔をしていると、たいがいダメだそうで

全国の奥様を敵にまわす覚悟でハッキリ言おう!

「そもそも奥さんに聞くからダメなのさ」

そんな事聞く前に分かってんじゃん(笑)

こんな二人しか乗れない大排気量のオープンカーとか、推定90%以上の奥さんが「買っていい」とか「あなたの喜ぶ顔が見られればそれでいいの」とか、付き合いはじめのカップルみたいな事を言うわけないじゃん

だからさ、買って家に到着してしまえば「返して来い」とは言わないでしょ

そりゃさ、友人でも

「5000円のマクロスのプラモを買うのに、奥さんに半年プレゼンしなければならないんです。ウフフフフ~」

と喜ぶドMな方は、それでHAPPYなので、異論はない。

また、年収300万円で1000万円の車を買うと言うなら、そりゃまずいと思うけど。

稼いでいる本人が欲しいものを買うのは、このコロナ禍で経済をまわすのにも、とても良い事。

LIFE IS SHORT

人生は短い、来月コロナにかかって死ぬかもしれん。

だったら欲しいもの買おうぜ、

少なくとも私はそうしてきたぜ、

前も書いたが、私がお世話になっている方なんか、奥さんに内緒でJETヘリを買い、メルセデス・ベンツAMGやら、フェラーリやらいろいろ転がしている。

そんな方にくらべりゃ、飛行機のシートや車やバイクを買う事なんて、全くもって大したことない、

日本男児よ、いつからこんなに弱くなったんだ!

そう、自分が欲しいものは、買って、また仕事の活力にしようではないか!

もしくは、シートなら「僕の趣味を一緒に楽しみたいから」と、奥さんを洗脳できるでしょ。

結論:欲しいものは、お宅の鬼嫁に聞くとダメに決まっているので、勝手に買いましょう!

以上!


大阪空中散歩2

阪神高速湾岸線 中島PA、神戸空港に行くときに湾岸線を走ると気持ちがいいけど、空から見るとこんな景色なのか、

淀川の最下流、ここからは海

ん?専用線?小さな機関車がいる、線路配置も複雑でおもしろい、

日本製鉄尼崎製鉄所の専用線のようだ、模型のようでちょっと萌えポイント

尼崎から大阪方面を望む、昔の同僚が尼崎出身でブリティッシュエアウェイズのCAになった方で、尼崎の話はよく聞いたけど、なじみがないぜ。

飛んで、場所がなんとなくつかめたという感じ

タワーマンションもあり、尼崎は噂よりもハイソな感じ?(笑)

阪神電鉄も見えるけど、阪急、京阪、近鉄は分かるけど、阪神って乗る機会もないし、未知の世界だぜ。

関東で言うと、小田急、京急、京王、東急あたりはメジャーだが、東武とか京成というイメージだろうか?

リポーティングポイント(空から場所を管制に伝えるのに使えそうな施設)になりそうな阪神競馬場、手前は武庫川

飛んで、戻って地図を見ると、地理好きとしてはなかなか楽しい

伊丹空港遠景 

もう気温が高くなり、機体性能も下がるし、撮影でも陽炎が出そうなので、今度は秋に飛ぼう・・・

京都~大阪、地文航法

梅田付近のタワーマンションを眺めながら、なお上が伊丹の管制圏なので、この高度(低空)にしないとならない。

なるほど、タワーマンションに住むとこういう景色が見えんのね~

梅田スカイビル

地下鉄?の車両基地、東京なら分かるけど、大阪は分からない、誰か教えて

昆陽池公園 (伊丹)機窓だと、ここの北側を通過するため、公園の日本列島が逆向きに見える。日本列島分かりますか?

京阪の青い車両、左から三両目のBLUEがなかなか素敵

木津川と線路に挟まれた家々、石清水八幡宮駅付近

京阪の特急と言えば、この色、やはりマルーンの阪急や京阪って、関東人の私からしたら憧れであります。

宇治川と京阪、京阪と言えば基本この色だよね

京阪 交野線 枚方駅付近 後ろの川は天野川

福知山線の脱線事故の追悼施設。

私が機長じゃないけど、地文航法は好きなので、ポジションになる線路や建物、川などには自然と目が行く

当然航空地図を頭に三次元で叩き込んでいくので、場所が分からないと管制指示が来てもPILOTにOK出せないし、1000ft上とか 指示も出せないので、ポジションは重要。

お、電車ばかり載せてなくて、航空写真家なんだから、B737と阪急電車のコラボも。(笑)

なお、お仕事で使う写真はどこかで紹介します。

プライベートジェット感覚のお宿

プライベートジェット会社の名称はふつう知られていない(上は私が勤務していたCrystal Air)

一方でメジャーエアラインは知名度あり、これをホテルに例えると

リッツカールトンやペニンシュラ、シャングリラなど大型外資系ホテルが、シンガポール航空やエミレーツ航空という高級サービス売りのエアライン

一方でプライベートジェット会社は名も知られていないが、ホスピタリティは抜群

それで今回の お宿 ばさら邸も外資系メジャーホテルのように万人が知るわけではないが、ハイソな方は分かるお宿という印象を受けた

マセラティが停まれば、地中海?エーゲ海にも見える。

レセプションはこちら、雰囲気抜群。お部屋チェックインも可能

しかし、こういうお宿で何をすれば良いの?と思っていたが、

景色が素晴らしい、ラウンジ多数、自分のお部屋にお風呂二か所、さらには貸し切り風呂3か所、エステとかもあるし、見たい庭も数か所あるし、アップダウンがある迷路のような構造は楽しく、スマホをいじっている時間さえない

調度品も素敵

階段はまな板にできそうな、一枚板を使用するなど、細部が凝っているのでカメラ片手に散策が楽しめる

お食事はいろんなコースがあるようだが、松坂牛 

料理長が目の前で、鱧をこだわりの炭で自家焼

冬瓜やら、岩ガキやらいろいろ

ソムリエが来てくれて、お食事にあったワインがサーブされるが、レアなルクセンブルクのワインが美味。

撮影に行っているのに、酔って手振れしそうです・・・(笑)

お部屋は、ここ離れの1棟利用。


プライベートジェット的ホテル

新たな世界を知ることができた撮影でした。

ばさら邸インスタ 写真掲載していただいたので見てね

https://www.instagram.com/p/CQeqvLaHvf5/?utm_medium=copy_link

大阪空中散歩1

AM7:00 京都ヘリポートそばの 中書島駅集合

京都駅から近鉄電車、遠くに来た感じで ワクワクするぜ

車窓に見えるのは東寺(だと思う)京都風情があっていいねぇ~

駅でなじみのパイロットにピックアップしてもらいヘリポートへ

京阪の特急、いいわ~、大阪方面も晴れ

TAKE OFFしてヘディングWEST 大改修中の京都競馬場

このさ3000ftとか低い高度は旅客機と景色が違う。

京阪の寝屋川車庫

大阪城 高度を変えて眺める

伊丹空港遠景

しかしさ、羽田空港 都心通過の新ルートはけしからん!みたいな風潮でメディアが取り上げ、「街の中を降下するのは危険」と言っているし、騒音がうるさいとか言うが

そうなると伊丹空港は完全にOUTということになり、福岡空港もロサンゼルス、もロンドン・ヒースロー(西風)も、ニューヨーク・ラガーディア、JFKも街の上を通過して降りるので、ダメという事になるな・・・

だって、こんなだぜ。

飛行機を探せ!バックは大阪駅だぜ!

絵的に新鮮!

守口ジャンクション付近

新幹線と並走だぜ!

型式は0系と、私の好きな100系以外はみな同じ(興味なし)と思っている(笑

鳥飼車両基地

切り離している新幹線、なかなか見なくない?奥にいる機関車はサイドがGOLDのラインだけど、北斗星引いていたヤツとは違うのだろうか?

ばさら邸イントロデュース

Facebookでちょっと載せたが、今回ヘリで行けるお宿というご縁で 賢島の「ばさら邸」の撮影をさせていただいた 

すると、これまで私が宿泊した日本のお宿でNo1だと思った。

これでも取材や接待、外資系エアラインのパーティー撮影で国内の外資系大型ホテル、海外はメディアツアー(新規就航時のメディアを連れて現地を見る)で、フォーシーズンズや、リッツカールトンなど、いろんな各ホテルのインスペクションをしているので、プロフェッショナルではないが、東横インから大型ホテルまで、多少は知っている。


日本では屋久島で撮影した、ハイソな素敵なホテルが、私のNo1であったが、ばさら邸はそれを超えた

ヘリでも自家用車でも行けるが、近鉄で行けば、賢島駅までベントレーやセンチュリーでお迎え ここがホテルエントランス

斜面に建物が複雑に建てられているので、全景写真は空撮以外に撮れない

英虞湾が見えていい感じ

そんで、ばさら邸のインスタ見てよ、私のお仲間が撮影していて、そちらの方がイメージがわく、なお京都や東京からヘリで行く景色も掲載されている。

なんか、こういう絵になるシーンが多々あり。

20部屋しかなく、伊勢志摩サミットの際には、某国の首相も宿泊された。

そんで、コロナ禍でも、わりとお宿は混み混み、撮影日も満室。

20室しかないので、スタッフも顔なじみになり、大きなホテルとは違うホスピタリティがあり、日本にもこういう良いところがあるんですね~

海外に行けないから、こういうところでリラックス、気分転換しても良い。ブレーンストーミングになると思った。

なお、下の写真は次回宿泊したいと思った海辺のはなれ、しかし私がチェックしたら、9月末まで満室でした・・・それほど人気

床より少し低い位置にソファーがあるので、部屋にいながら、アイレベルを下げて、外の海が一望できる。最高の景色。

おまけ:なお行くなら、当然マスク着用で、先週撮影

学科が7~8割?

これまで何人も「PILOTライセンスが取りたいんですが」という相談に乗ってきた。

時にはアメリカのスクールを紹介し、ときには日本の学校も紹介した。

しかし、免許をとった人は1割以下、いや正確には記憶に残るのは1人か2人か・・・という程度

正直、いい歳の方で「飛びたいけど、どうせ一人じゃ飛ばないし」という方は無理に免許取る必要もなし、航空身体検査を取り練習許可証をとれば教官同乗でいろいろ楽しめる。そっちの方が気軽で良い。

しかし若い人で、本気で免許を取りたい人は応援するのだが、皆さん挫折するのが学科

「アメリカに行けばすぐ取れるんですよね」というヤツがいるが、

「じゃあオメーやってみろよ!」と言いたくなるくらい、Written Testと呼ばれる1000問の学科を真剣に勉強して、学科試験に臨むが、これがキツイ。英語が分からないので、そもそも質問の意味さえ分からない(笑

私なんか、20歳でアメリカに行き、テキストを見てさっぱり分からず「人生終わった」とさえ思った。

正直飛ぶ技術なんて、各人意見はあるが、半分以下でしょう。

私の教官が「100時間飛べばサルでもパイロット」と言っていたけど、飛べばなんとかなる(こともある)、でも学科はキツイよ~、

しかも学科が分かっていないと飛んでも意味がない。

なお、シミュレーターでも、エアスピードとプロシージャを頭に叩き込んでから乗るので、そのまま飛んでも何の意味もないという思考になる。

(趣味の人はプレジャー目的なので、どんどんシミュレーターに乗り楽しんでいただきたいし、シミュレーターで飛んで、ぜひ実機に興味を持っていただきたいと思う)

なお、本気の人は、学科、「これが問題集です」というのをアメリカならWEBで見られるので、お教えさせていただきます。

そんで、ウチのSHOPでも、アメリカ帰りの免許持ちは、このコーナーに魅了されるようで、でもフツーの人は全く関心なし、これがおもしろい。

そんで、私の高校時代の理科の先生でパイロット資格所有者で、リタイアしたので、日本の学科を分かりやすく、先生歴40年 理科の先生目線で、ZOOMや実際に会ってマンツーマン指導します と考えているのだが、どれだけ需要があるか?

例えば1時間授業料 5000円で本気で、飛行機の学科やってみたいです。とか、そういう方、どれくらいいますか?いや3000円ならいい とか、皆様の意見を聞かせてほしいです。