ライセンス取得が難しい時代に

このところ円安でパイロットライセンスを取得するなら日本が良い という話をしている

実際にアメリカに行くと、物価高騰を体感し、食費、宿泊費、レンタカー、ホテルの駐車場など馬鹿にならない金額で

破産しそう

さらに訓練となれば以前より高い教官代、飛行機レンタル代が加わる

そんで英語力も以前よりレベルアップしていて、そこそこしゃべれないとダメ

実際に訓練中の仲間も英語で訓練断念した人も身近にいる

なので、日本が良いのだが実は別の問題が発生している

 

パイロット不足でいろんな大学が航空学科を設立、古くは桜美林、東海、法政、崇城大学などでしっかりしているが、新規の大学もあり

そうすると学校で機体もないので訓練できず、使用事業会社に委託となる

なので教官と機体が不足し、おじさんで免許を取りたいという人を受けてくれるところがめちゃくちゃ少ないそうな

 

先日行ったところも、メール問い合わせはガンガン来るが全てお断りで、コネ(変な意味じゃなく紹介制度)がないと

受けてくれないそうで、プロパイロットコース以外は免許が取りにくいようで

日本のジェネラルアビエーション(小型機の世界)が心配である

それとライセンスは取れるときにとっておく、これも鉄則だね~

なので飛びたいと思った人はぜひ飛んでいただきたい

夏雲の熊本

所要で毎週のように九州へ

4月、5月はフライトで鹿児島へ

5月は熊本へ3回来ているが、熊本での撮影は雨上がりや高気圧接近でないと空が青くならないので難しい

このときは北九州に到着したあとに小倉へバスで移動、小倉は思っていたよりも大きな町で新幹線の車窓からは見たことがあるが、空港からのバスに乗るとさらに大きさが分かる。

もう少し行けば門司、EF30やEF81-300などブルトレの機関車交換が行われていた門司で、すぐその先は下関

本州と九州のボーダーだが地図を見ると以外と近くてワクワクする。ここを車でめぐると面白いだろうな~

そんな事を思いながら新幹線「みずほ」で熊本へ移動

最近ようやく新幹線「みずほ」「さくら」も慣れてきたぜ、それまでは「さくら」は1レ、「みずほ」は5レ とブルトレ世代なら東京駅から出る順番 「さくら」「はやぶさ」「みずほ」「富士」・・・と言えて当然である

そして1時間で熊本へ到着、豊肥本線へ乗り換えるが、昔は0番線ホームがあったが、今は一つのホームが少しずれるというか写真のように短い編成が入るホームがあり、1~3番線はワンセットとなっていて、昔の0番線時代を思い出す。

こうして熊本空港最寄り駅の肥後大津に到着(ここまで電化されていて、ここから先はディーゼル)

この日の熊本空港は青空に夏雲

視程もまあまあ、夕方の打ち合わせまでに少し時間がある

背景は緑の山々

視程が悪いとこの緑の山が写らない、熊本は90%の確率でランウェイ07を使用するので阿蘇山を背景に離陸する絵を撮ることができるのが素敵である。

Flight Shop Charlie’s 号完成

昨年買った飛行機にお仲間の力で自社ロゴを入れてもらい完成!

スターボード側のNoseには 機体を手配する部門(ヘリとか映画の機体手配、空港調整をやっている) Flight Service Charlies

尾翼には成田さくらの山のFlight SHOP Charliesのロゴ

ポートサイド側は尾翼とノーズの社名が逆になっている。

カラーはアメリカ海軍ブルーエンジェルス塗り

機体はメイドインジャパン SUBARUが製造したFA-200 エアロスバル

これで長年の夢がひとつかないました。

30年前にパイロットの先輩で恩師に茨城県の龍ヶ崎飛行場に連れていってもらい

メルセデスベンツのSLでブライトリングの帽子をかぶった人が現れ

「あの方は機体オーナーさんだよ」と教えられ、

どうやったら飛行機って買えるの?持てるの?と考え30年、

ヘリより飛行機の方が安価だからチャンスはあったけど、今回良いご縁がありました。

だってアメリカでは中古機情報がたくさん出ているけど、日本じゃないし、周囲に機体オーナーがたくさんいる環境にいるので、声をかけていただいたという感じ。

やはり良いお仲間って大事です。

いや~乗り物って男のマロン、いやロマンであります。

アメリカ生活はもはや憧れではない

アメリカ在住の親類(奥さんは白人)が3日間ウチに泊まっていた

私が行く西海岸やボストン、マイアミとは違い中東部なのであまりなじみがないエリアだが

1990年代と違い

例えば5000万円の家なら税金は年間50万+家の保険

ローンの場合、利率が4-5%

さらに100万単位で医療保険がかかるという(彼らは地方公務員なのでフツーの収入)

先日もアメリカのホテルのマネージャークラスで賃金が年収3000万円とか聞いたが

3000万円の年収でも出ていく金額が大きすぎて生活が厳しい

 

以前はアメリカに住んでビジネスでもやろうかな?なんて少し考えていたけど、

支出が多すぎて、個人的にはカリフォルニアなんか不動産はバブルの感じになっている

これをこのままインフレが上がると見るか、落ち着くと見るかは意見が分かれるが

賃金は安いけど、アメリカに比べて支出もそれほど多くない日本がいいでしょ

医療も充実、仲間でも50-60代になると医療が心配で日本に帰ろうかな?なんて人もいる

いろいろ見ると日本がいいな

 

しかし3日間、英語でファミリートークをしていると、脳疲労で最後は通訳できなくなってしまった。

私の英語力もまだまだであります・・・ショボーン・・・

写真は先月撮影したABX AIRの新塗装 今ではレアなボーイング767-200であります。

北九州へのフライト

この日のフライトは北九州へ

広島を過ぎてキャプテンが「降下リクエスト」というので管制に

Request Descend と降下の指示をもらい降下すると、右手(右席なので右側しか見えない)には何やら見たことがない空港が

コクピットのチャート(航空地図)にものっておらず、あとで調べると航空自衛隊防府北基地

それが過ぎるとすぐに山口宇部空港 すでに管制は九州のTSUIKI レーダーと交信をして北九州へ向けて降下

針路指示が来るので復唱するが

「Traffic 1 O’clock unmanned aircraft Opposite Delection」1時の方向に無人機が来るので視認せよ との指示が

いや~日本で無人機と遭遇したのは初めてである。

だいたい無人機は見えないような塗装しているので、見えなかったが、Traffic No factor (問題ありません)という

管制アドバイスが来て、あとは北九州へ向けて降下(私は無線係り)

到着! さてドアを開けよう

機体から降りるとこんな光景が

めちゃくちゃ天気いいじゃん

そして、ターミナルへ向かうとメーテルがお出迎え

松本零士氏の地元だからという事で、999世代としては記念撮影するでしょ

思い出せば、この空港の開港日に取材撮影で来た事を思いだすが展望デッキの撮影環境はなかなか厳しい

撮影穴はあるものの小さい

とりあえずSTARFLYERとYAMATOの321をおさえておかねばならない。

 

スポッティングカット以外のDC-9ポジスキャン

今と違って1枚シャッターを切ると100-150円かかるポジフィルム時代

一枚一枚大切に撮影をしていたが、スポッティングカットが多いがそれ以外ももちろんあり

アメリカン航空のMD80型機、いやエンジンが細いのはDC-9 Super80

「スーパー80」のスーパーってのがすごそうでいいわ~

当時はB737-200アドバンスド(一歩先)タイプなど、2025年現在の737MAXやA320Neo

みたいなイメージ

当時のポジフィルムはこういう光線でも、レジが出ないときがあるのがベアメタル(ギラギラ無塗装)の特徴

ロングビーチ空港のガラス越しに撮影、今と違いあとでパソコンでホワイトバランス変更とかできないのでシビア

なかなか愛らしい顔をしているMD80

当時勤務していたチャーター会社の傘下に飛行学校があったので、ヘリの訓練に乗せてもらってベースのロングビーチ空港で撮影

当時は親に言われて飛行機やヘリに興味がないけど、いやいや免許を取りに来た人たちも大勢いたが

今この業界にはいないので、やはり自分のやる気がないとダメってことだな

途中でドロップアウトした人もいたくらいで、そりゃあそうだ、そんな簡単に取れるものではない

当時のフライトスクールもセールストークに乗せられてお金を出しただけのパターンであった

こちらはニューヨーク・ラガーディア空港のMD80

いつでも見られた光景だが、もう30年も前のシーンである。

North West の短いDC-9

毎日曇りの日が続くとポジフィルムのデータ化に励んでいる

最近データ化したのがコレ、1995年ミネアポリス・セントポール空港で撮影したDC-9

短いわ~、型式はDC-9-14 DC-9の初期型10型である。

DC9で一番短く、製造番号は84番という当時でもレア

少しアングル違いでDC-9-15型 長さは同じ

1995年当時でさえ、私のベースのロサンゼルスではDC-9の短いのはレアなので、

こういうのを撮っていて楽しんでいた。

この時はB727のチャーター機の機内通訳でワイオミングからミネアポリスまで日本の会社の団体のチャーターで

フライトして、その帰りに撮影してLAに戻った記憶がある。

そんな思い出がよみがえるのが古い写真の素敵なところ

こちらは旧塗装のDC-9-31

背景のハンガーに書かれている747の絵も素晴らしい

ちなみにDC-9は976機製造されて日本でも使用され、MD80シリーズへと変貌を遂げるベストセラー機なのであります。

デルタ航空あれこれ@LAX

先月のロサンゼルス空港の写真整理

最近ボーイング757もレアになりつつあり、現在運航中の機体はもうほぼ撮影済だが、一応美しいし消えゆく機体なので積極的に撮っている。

奥はデルタの乳がんキャンペーン機

遠目で見ると手前のエアプレミアもホワイトボディにブルーテールで似ている

もちろんこうやって見ると全然違うけど、現場ではまぶしい太陽、逆光などだと似ているように見える

さらにこちらも、奥はエアカナダ

デルタ航空のスタッフでさえ間違えるカラーリングで、ホワイトボディに濃紺尾翼

そんでUNITED/AMERICANと違ってAIRBUS機を大量発注しているので、デルタはエアバス機が多い

エアバスもA320シリーズはアメリカに製造工場もあるので、トランプの関税もかからないだろう

最後はボンバルディアCRJ 改め今はMITSUBISHI CRJとも言うが、だいぶ数が減っている。

日本でもIBEXのみだし、後継機はAIRBUS A220でもないし、CRJもレア機になっている。

人生初のFL430@Cockpit

毎月JET訓練をさせていただいている

先日のFLTは鹿児島~成田 フェリー便

途中FL390(39000ftを飛んでいると、Traffic(別の機体が来るので)37000ftに降下せよとの指示が

この日はFL390に薄い雲があり、その下も雲(この時期前線がある)で揺れるとキャプテンが判断

FL410をリクエスト、しかしダメとの返事が

それならFL430はどう?と聞くと

Climb up FL430との指示が

というわけで人生初の43000ft@コクピット

この計器の右のところにある

43000の文字がそう、

私はATC(無線係り)だが、ATCも奥が深く、有視界飛行のATCは完璧にできるが、計器飛行のこんな上を飛ぶ

ATCは訓練中、

想定していたことよりも奥が深く、これは言わなくて良い、言い方はこれがよい

これを言うと誤解される恐れがあるなど、アドバイスをいただいている。

50の手習い、なかなかおもしろいけどハードであります。

でもさ、人生先がもう見えているとか言う人もこの年になると多いけど、

そんな事言っていたら先に進めない

上昇あるのみ KEEP CLIMBING!

というわけで成田到着

Clear to land runway 16L !

あとは駐機場までの通るルートを地図を見てチェックしないといけません

 

大利根へ出迎え

茨城県に大利根滑空場というのがある。利根川の河川敷でグライダーが飛んでいて成田から30-40分くらいで行くことができる

ここに来る機体をお世話になっているキャプテンが迎えに行くので行かないというお誘いが

機体を待っているが、こいのぼりを見れば分かる通り風が強い

そんで出発地横田基地の天気が改善してお出迎えの機体がやってきた

日本に三機しかない水上飛行機

オーナーさんに、のって見なと言われてフライト

操縦性能めちゃくちゃいいし、計器もハイテク、これで北海道へ飛ぶそうだが

これならありじゃん、

この河川敷の滑走路が大利根滑空場

ゲストのお客様は成田へお泊りとの事で、乗せていただいたお礼もかねてお荷物を撮影車で人と共に運ばせていただいた。

こうやって機体横に車が乗り入れられるなんてアメリカみたいじゃんね

こういう環境は素敵であります。