死んだらただのゴミ
弊社は莫大な資産があり、なんとかしなければならない
ふつう資産というと、アパート持ってますとか不動産とか株とか まあそういう世界とは無縁なのでよく分からないが
そうらしい、
しかし弊社の資産と言えば
壁一面の莫大なポジフィルム
このようにキチンと管理されている
フォルダは
90年代の撮影までのものが多く、機体番号、場合によってはシリアルナンバー、撮影日、撮影場所が手書き(当然それしかない)で書かれている
これらをデジタルデータにしようと思い、最高のスキャナーが出るのを待っていたが、今どきそんなポジフィルムスキャンをするヤツもいなく
最近はポジ対応の高性能スキャナーさえ売られていない、
カメラのレンズに取り付けてポジを撮影するヤツも売られていて買ったが効率がいまいち
まあ、60歳をすぎたらデータ化をしようと思っていたが、最近 退色、一部小さな黒点(カビか?)が発生
急遽デジタルデータ化をしなければならないが、莫大な量があり道は遠い
「もういいか、こんなの場所取るし手間もかかるし、捨てるか、そんな暇じゃねーし」
・・・と思いもよぎるが
地道にスキャンすると、こんなのとか(今 L1011ファイルをスキャン中)
エアランカのL1011(ロイヤルヨルダンから借りてきた)
とか
ドラゴンエアのL1011@HKG
だいたいさ、コダクロームは20‐30年は持つと言われていたけどさ・・・一部色の変化やカビとはどういうことだ?
ん?でも考えてみればもう撮影から20~30年経っているぜ
おそろしいぜ・・・早く資産管理しないと
まあ税務署は資産とは思わないだろうけど
「ヒコーキ写真・あんたが死んだら・ただのゴミ」
ったく、誰だそういうことを言うヤツは!(怒)
スポッターとは
今さらというか、最近 飛行機写真の中でもスポッターについて語られることもないし
航空写真家と名乗る人の中でもスポッター を名乗る人はほぼいない
が、しかし お取引がある空港から スポッター について問い合わせがあったので、改めてここでちょっと説明したい
最近日本では ヒコーキの情景写真がすごく、スポッターは 「真横を撮るだけのつまらないヤツ」という一部の風潮はあるものの
欧州に行けばスポッターは今も全盛、私もスポッターとして声を大にして言いたいし、いろんな本にもこれまで書いてきたが
スポッターはなかなか奥が深いのだ
元は英国で始まった趣味で飛行機の番号を記録、見たものをメモするのだが、今では写真でおさめるようになり
几帳面な国の人向け、欧州でも欧州ラテンのスペインとかポルトガル人とかはスポッターはあまりおらず(少しはいる)
これらの空港で出会うスポッターは ドイツ人、オランダ人、英国人、スイス人など、
ね、どちらかと言えば細かそうな人種でしょ、高速道路もこれらの国はキッチリ走るしさ、スペイン人とかテキトーだからさ
フィルム時代は
ランプショットで11時~14時までの光線 順光、障害物なし、エンジン停止で駐機中が望ましく、50mmレンズ使用、フィルムはKR(コダクローム64)かKM(コダクローム25)以外は認めない
当然レジ(機体番号)ははっきりくっくり これ常識
なんと言っても 番号集め命 ただそれだけ
しかしこんな厳密だと空港職員以外は撮影不可能
イメージはこうだが、厳密には35mmで撮影しているのでダメ
これは完全にOUT(カーゴドアが開いている)
でもさ、そんなこと言ってたら無理なので
各自基準を設けて撮るわけで
フルレジ(機体後部の番号)が出てりゃ離陸SHOTでも良し としている。
できればタキシングでグランドレベルの方がいいが、これならOK
しかし、私の基準ではこれは△ 要再度撮影
まあ番号を集めていると機内仕様や投入路線などいろんな世界が見えてくる。
そのあたりは、また今度書きたいと思う。
ちなみに英国ではネクタイしてジャケットきて、高尚なご趣味に昇華させているご年配の方もおられる
ちなみに、江戸時代に日本では大名行列を見て、あれはどこどこの大名だ
と分かる本も出ていて、日本人も昔は大名スポッティングをしていたから、DNAにそういうのがある
最近 中国人スポッターも出てきたし、裕福になればそういう趣味が増えるわけさ
夏が終わる
暑いの平気で半そで短パンサングラスで出歩くのが好きな私としては8月が終わるのはとても残念
夏の風物詩 エアカナダルージュはまだ飛んでくるけど、陽も短くなった
夏の撮影オーダーが終わらないまま9月になったし…来週は台風でスケジュールどうなっちゃうのだろうか、
ちなみに来週火曜日から品川のキヤノンギャラリー二階で
EOS学園航空写真教室に来ていただいた方から発展した 空の写真団 写真展スタート
https://cweb.canon.jp/gallery/archive/cpc-airliner2018/index.html
教室来ると、フォトコン入るくらいにレベルアップできるぜ。
ずっと通っておられる方は、中にはうまくなるのがスローな方もいるけど確実にレベルアップしてる!
インターナショナルな貨物機内
オーダー仕事の途中というか、タイミングというか
ヒコーキ詳しくないんでよくわからないが、こういうイメージの貨物機の機内撮影になり
アッパーデッキに上がるとキャプテンはTシャツ
(貨物機なのでノープロブレム)
ファーストオフィサーと話すと
「CRJ900から747-400に転職で来たけど、CRJの方が難しいよ、747-400いい飛行機だぜ」
と言っていた。
CRJはオートスロットルもないし技術がいるわけ だそうで
後ろにはイスラエル人女性のロードマスターが機内で計算中
インターナショナルカーゴ なかなかおもしろいぜ
写真は許可を聞いてないので、許可とってそのうちセミナーなどでお見せ出来ればと思う。
ちなみに元JAL機だしさ 日本語表記もありあり
国際空港っておもしろいよね〜飽きないぜ
パイロットセミナーお礼
昨日のパイロットセミナーに起こしいただいた大勢の皆様 ありがとうございました〜
「アメリカでは200人の難聴者のパイロットがいて日本人難聴者パイロットもいて私が教えました 」という教官の話もきけ
両腕がなくパイロット資格を取った方とか アメリカすごいぜ
関東平野と同じ面積に34の空港があるロサンゼルス
そんな話を未来のパイロットもきいてくれました
来た方にはロサンゼルス空撮ノウハウも披露
スカイクリエーションの校長先生は現役チャーターパイロットで、ヘリと飛行機の教官
飛行時間13000時間 ほぼオートパイロットなしの飛行時間だから、感心する、
次回は12月に開催予定
日本は大阪航空や本田航空と提携しているので、日本のプロパイロットになる事もできる。
まあ体験飛行だけでも夢は広がるぜ!
シミュレータもいいけど、一度は自分の手で飛んでほしい
三次元を自分でコントロールして飛ぶ世界
楽しいよ〜