まずはエアワーク
エアワークとは、飛行訓練で訓練空域で三次元の飛行感覚を学び、
真っ直ぐ飛ぶ、上昇降下、速度調整、旋回を体得する訓練
先日の体験操縦(飛行機)に仲間をお連れした件で、本人が言ったか、私が提案したか忘れたが
「まあ3回くらいタッチ&ゴーしてみればいいですよ」という事で、教官にリクエストしておいたが
現地で却下
考えてみれば、私もすっかり忘れていたが、遊びのフライトならやるけど、初期訓練の場合
「真っ直ぐ飛ぶ、上昇降下、速度調整、旋回」 これができないと、離着陸訓練は意味がない
というかできない
「え、それすらできないの?」と思うかもしれないが
初心者は、高度を維持しているとヘディングが狂うし、速度がずれる
ヘディングを気にしていると、高度と速度がずれる
「6つの計器を見て、外を見て」を繰り返し、真っ直ぐ飛ぶ、上昇降下、速度調整に慣れるまで時間がかかる
これもやってみないと実機の大変さが分からない
どれだけラダーペダル踏んでいいか、分からないでしょ
三次元の飛行感覚って、こういう事 これができたらタッチ&ゴーができる。
まあ、1000ft内で、真っ直ぐ飛ぶ、上昇降下、速度調整、旋回、
さらにフラップ操作、ATCと複雑
私も来週フライトがあるから、頭を戻して、ナビゲーションログ(航法)作成して
頭に入れておかないとな・・・
まあ、初期訓練にお付き合いして、初心を思い出すことができました。
興味ある人は飛ぼうぜ!なんといっても実機だぜ!
RED OR GREEN
昔 在籍していてコンチネンタル航空の先輩がお亡くなりになられ、お別れ会に顔を出すことに
☆外資系だし、別に暗い話ではないし、カンパニーカルチャー的に失礼な話でもないので、ラフにお読みください。
まずは電話が
「おおチャーリィ、マイクだけど、ロンの車で迎えに行くからよろしくな」
みんな来るんですか?
「スティーブさんやケニーさんは遠いから来ないけど、ジミーさんやスパイクさんとかは来るよ」
会社の正式なIDカードがミドルネームでちゃんと作成されていたけど、
全員バリバリの日本人、だが米系エアラインなのでミドルネーム
というかコールサインがあり、
先方のご親戚からしたら変?いや、めちゃくちゃ変な会社だろう
ちなみに香典袋にも、みなさんミドルネームで記入・・・
しかも「平服で来い」とのお達しが
「お別れ会、平服」で調べてもバラバラ、
白Yシャツが望ましい とあるけど、クリーニングに出しているので、今ある白Yシャツはパイロットシャツしかねえよ・・・汗
結果、会場では喪服からノーネクタイ、ノージャケット、普段着までバラバラ
昔の仲間が集まると90年代のむちゃくちゃなオペレーションの苦労話になりネタはつきないが
お亡くなりになった方が担当したオペレーションで
グアムが台風でやられて、機内食が搭載できず
急遽「赤いきつね」と「緑のたぬき」を搭載
客室乗務員は「RED OR GREEN?」とお客様に聞いてまわった逸話とか
本にしたら売れそうなネタだけど、本に書けないほどの、ひどいオペレーションばかり(笑)
外資系のお別れ会って、そんな湿っぽい感じではなく、同窓会みたいなノリだが
ユナイテッド航空との合併で大変だったようで、なるべくストレスなく、思い出作りしながら
生活しようと再度思いながら、帰ってまいりました。
薬が増えました
シェルティレスキュー(犬の保護団体)の末端構成員みたいなものなので、
シェルティ(犬の種類)の預かりや、保健所引き出しを行うことがあるが、
昨年5月より終生預かり(保護したときは、身体がボロボロで手術したものの、老犬で完全回復は無理)
になっているネインちゃん
(ウチではジョンと呼ばれている)が胃腸炎らしく、病院通いが増えた
ここ一週間、食事はあまりせず、(手前の子、奥の子はウチに来て二年の保護犬)
梨やおやつなら食べるので、おやつに薬を入れて食べさせ、一昨日は病院で点滴
梨をあげすぎると、お腹がゆるくなるので、考えよう・・・
捨て犬で発見者の女性が確保して面倒をみてくれていたが、よく、こんな子を捨てたよな
と思うくらい懐いている。
まあ、自己満足かもしれないけど、保護犬がだんだん心を開いて懐いてくるのは楽しいし
一匹貴重な命が救えたと思えるので、保護犬活動は楽しいけど、
ジョンちゃん、もう少し頑張ろうぜ。
また近況報告させていただきます。
体験操縦の教官は日本で唯一の
先日、岡山の岡南飛行場へ友人を体験操縦に連れて行ったが
その時のヒコーキを教えてくれた教官が、これまためちゃくちゃすごい人であった。
「日本で唯一飛行機のATPL(定期便の機長資格)とヘリのATPLを持っている方」
まあ旅客機の機長はATPLがないと、機長ができないので、まあエアラインで飛んでいる人なら半数くらい(つまり機長)は持っている。
しか~し、ヘリのATPLも持っている人は聞いたことがない。
ライセンスを見せていただくと
ヘリはBELL212
飛行機はYS11
Boeing767
Boeing747-400
Gulfstream IV
CE525
これを見ると、どういう経歴よ???と思わざるを得ない。
そんで、経歴を伺うと
海上保安庁でヘリ ベル212に乗り、「特救隊」、いわゆる「海猿」をのせて
荒れ狂う海で漁船と並走とか、嵐の岩場上空低空でホバリングとか救難ミッションを実施
当時は海上保安庁にYS11があったので、YSでも飛んでいた。
その後、日〇航空に入社し
B767, B747-400と乗務してから航空局に出向してガルフストリームIVを飛ばし
試験官としても活躍
そんで今はセスナ172を教えながら、小型プライベートジェットCE525を操縦という
グレートキャプテンである。
訓練を見せていただくと地上では優しく親切丁寧に
しかし、上ではちょっと厳しく、(だったそうで)まあ人様の頭の上を飛ぶし
ちょっと止まって考えるのはできないので、厳しくて当然
デブリーフィング(着陸後の訓練振り返りのアドバイス)では、励ましながら訓練生を導く
さすがです。
しかし、現役時代の試験官のときは、めちゃくちゃ厳しかったそうな(笑)
いや~、おもしろいPILOT人材っているもんですね
それで70歳前で今も現役で教官をしているしJETも飛ぶ。
やはり小さい機体に乗れると、PILOT生命も長く現役でいられるようで、
こんなグレートキャプテンに教えてもらえる訓練生はうらやましいぜ。
ヘリ体験操縦にお連れする
体験操縦というと、日本では認められていないので
ちゃんと航空身体検査を受け、練習許可証をとってヒコーキ仲間で
乗ってみたいという方に乗ってもらった。場所は岡南飛行場
晴れの国 岡山は訓練には最高の環境
日本のサザンカリフォルニア(南カリフォルニアは天候が安定していて、訓練には最適)
少し前までパイロット不足と言われていたのに、操縦練習許可証という、現代に適していない法律は
良くないと思っていて、だってさ、パイロットになりたい(かもしれない)けど乗ったことがないものに
航空学科の大学だと最低2000万、だいたい3000万円かけるなんてギャンブルだぜ
アメリカなんか、旅のオプショナルツアーで体験操縦があるんだぜ、それくらい航空文化が違う
これまでも
「息子をパイロットにしたいです」という相談で、日本は気軽に飛べないので
アメリカで飛んでもらったら息子さん本人が
「向いていません」とか「人の命預かるのは嫌だ」とかいうケースをこれまで何度も見てきた
だって車と違って、ヘリやヒコーキの操縦資格を持っている人、乗せてくれる人
地に足をつけて仕事をしている(笑)フツーのまともな人なら、まわりにいないでしょ
というわけで、
地に足がついていない方で、勇気ある一歩(航空身体検査)を踏み出した仲間の感想
ヘリの操縦は、このブログでも「コピー用紙一枚分の薄さしか操縦桿動かしちゃだめだ」
とかいくら言っても分からないでしょ
撮影は操縦者のご主人(今回ご夫婦で体験)
まずはホバリング(空中停止)これができないと離着陸がそもそもできない
本人談
「ホバリングエプロンで、ペダル、サイクリック、コレクティブ、(補足:両手両足全て同時に使う)の順にひとつずつ任せてもらったのですが、ペダル操作でゆっくり右旋回と言われて右足クッと踏み込んだ途端にありえない勢いで視界が流れてヘンな声出ちゃいました。ゆ、ゆーはぶ!!タスケテー」
「次、サイクリック、はい任せますよー。 一瞬右にスティック入れたら、隣に駐機してるめちゃくちゃ高そうなEC130に体当たりする勢いで吹っ飛んでいき大慌て!ヤメテー、って自分のせいか!ゆーはぶ!」
しかしホバリングは難しいので、これくらいにして
「岡山城上空まで1,500ft/70ktで飛んできたところで、自由に飛んでいいですよといわれ、make right360しますと宣言して、恐る恐るサイクリック倒すともっと倒していいと言われてググッと入れると、キモチいいくらい自由に飛べる!まるで自分でジェットコースターのコース作って走ってるかのように、右へ左へ」
空を自由に飛べる!!!
これですよコレ!!!
どうよ、飛ぶって楽しいでしょ
一歩踏み出すと、そんな楽しい空の世界が待っています。
別に免許取ろうなんて、大それたことを考えなくていいんです。
どうせ一人じゃ飛ばないでしょ、
教官付きで安全に空を飛べればいいんじゃん、
こうして航空文化を広げれば、日本の航空も発展するというわけ、
そう考えています。
東京北空港より
土曜日は教室(講座で教える)があり日曜朝一に岡山の岡南飛行場にいなければならない
どうやって移動するか、時間があれば車で行くが、余裕はない
案は
NRT-KIX(KIXから岡山が遠い)
HND-ITM・NRT-ITM(値段が高い)
HND-OKJ(岡山も値段が高い)
NRT-HIJ(スプリングジャパン)用事がないのに広島往復も無駄
と検討したが、コスト、楽さ、時間
そして岡山の後に大阪で打ち合わせを入れたため、IBR-UKB 茨城ー神戸で飛ぶことに
これなら帰りに伊丹で撮影して神戸空港まで車で一時間走れば良い!
茨城空港は成田から一般道で1時間強、駐車場無料、
SKYMARKは運賃も安価
が、しかし、神戸到着が20:15だとレンタカー(ニッポンレンタカーはひどい思いをしたので、二度と借りない)
カウンターが閉まっているため、三ノ宮まで移動しなければならない
さらには、搭乗便のSKYMARKが1時間以上ディレイしてしまい、神戸空港ランディングが21:34
もう、空港内をDASH!
21:45のポートライナーに乗り、三ノ宮着22:03
レンタカー屋さんに事前に電話したが、神戸空港の問題はレンタカーだな・・・
次からは夜着だと考えないとね
便数の多いKIXに飛んで、船で神戸空港へという移動もありか?
結果、22時すぎに神戸を出て岡山へは深夜着。
旅程を考えるのも難しくも楽しくもあるが、毎年利用しているが茨城空港というチョイスはあり
なお、中国のスプリングエアラインズは茨城空港のことを以前
「東京北空港」
と航空券に書いていたが、まあ嘘ではない(笑)
欧州だとLCCライアンエアは「フランクフルト・ハーン空港」と言うところなんか
フランクフルトじゃねえし、もう隣国ルクセンブルクの方が近いし・・・
なんて事もあるので、茨城空港=東京北空港、アリです!(笑)
身体で知っていただくしか
飛行機仲間で、操縦にも詳しいW氏
私が飛んでいるのをブログなどで見て
「なんで、Waypoint(計器飛行などで使用する通過地点)で飛んでいる場所を言わないんですか?」
という質問をされたことがあり、
日本はヒコーキ=エアライン しか身近ではないので、ご本人も飛んでみたいと言うし
操縦の話や三次元の飛行の話をしても、フツーは分からない
なので、
「口で言って分からなければ、身体で教えてやろうじゃないか」(笑)
というヤクザみたいな理屈で、岡南飛行場にお連れして、飛んでもらうことに
もちろん、操縦練習許可証と(訓練生の場合必要はないが、あるにこしたことはない)航空無線の資格
をすでに取得している。
写真はイメージ
管制塔との無線のやり取りもバッチリ勉強して、YouTubeもさんざん見てきたW氏
が、しかし
ベテラン教官に
「行く方向分かっているよね?」
「どっち向いて飛んでんの?」
「高度は?」
「ヘディング(針路)がずれてるよ」
などなど、三次元の世界を体験していただき、
ヘロヘロ、ボロボロ(笑)
もう無線なんか二の次ですよ・・・飛ばすだけで・・・
まあ、管制塔とコンタクト(通信)できたし、上出来でしょう。
飛べば毎回何かしらあるが、
「訓練空域が、行きと帰りで1時間くらいしか差がないのに、全然コンディションが違うんですよ・・・」
とか
「離陸でどれだけラダーを踏んだら分からないので、ランウェイ(滑走路)はみ出しそうでしたよ!」
「操縦桿を引いて離陸したんじゃなくて、気がついたら勝手に飛行機が浮いてました」(笑)
いくら人のYouTube映像を見ようが、シミュレーターやろうが、実機は別!
身体で体験してもらえて良かったぜ!
人生しょせん思い出作り、
自分の操縦で瀬戸大橋上を飛べて感動?されたようで、
私は航空の発展のために空をもっと自由に飛べる環境を作りたいと思う、
なので、遊びでも飛べる人を増やしていきたいので、興味がある方は私に会ったときにでも
声をかけてください。
実機よ実機!空を飛ぶって楽しいよ~
知らない人に限って
「アメリカ行けば簡単にヒコーキの免許取れるんですよね」
と言うが、「じゃ、オメーやってみろよ」と言いたくなる。
それくらい三次元の世界は別世界だぜ!
楽しいよ~
レアな車のおもしろさ
撮影車の車検が終わったので、いつもの調布のシーザートレーディングさんへ
えーっと、左からベントレー、クラシックなメルセデス、ウチの撮影車、ブラバス仕様のメルセデス・ゲレンデ
中には1933年のロールスロイスが、
相変わらず変な車ばかりであるが(笑)
ヘリでお世話になっている京都の方で、以前シーザートレーディングで販売中の車を見て
「あれ、昔、僕が乗ってた車です。間違いありません」
と連絡をくれた車両が、納車でショールームにたまたま入っていた
おお~跳ね馬のエンブレム!
レアなフェラーリ456で、しかもマニュアル車
456自体レアだが、イエローで、内装がタンだと、そんなに台数がないので
元自分の車だと分かるそうで、
こういうのって、レアな車に乗っている楽しみの一つである。
レアな車種で、色もレアだと、元自分のかも と思うのは
私も元自分のアストンマーティンとか、コルベットなんかは、すれ違っても絶対に分かる自信がある。
こうやって、10年後とかに自分の車とどこかで再会できる、
そんなのも、車趣味の醍醐味でしょう。
しかしフェラーリは赤が定番だけど、フェラーリのイエローってカッコイイんだな~
その方は、現在はマセラティ乗りだが、以前はモンディアル乗り、
フェラーリもGTC4ルッソとか、フェラーリFFとか渋いのに乗りたいと言っておられる。
王道を行かず、リセールも気にしない、
本当のセレブはそういう方なんだな~、
下町ビンボー育ちの私にはまねできません・・・(笑)