B787がどれだけ撮影できているか
スポッターのさがで、ある程度撮影できてくると、どれだけ撮影済なのか興味がわく
最初はエアライン別にどれだけ撮影できたか
例えばANAのB767はコンプリートした とか喜ぶが、
ビョーキが進行してくると製造された機材別にどれだけ撮れたかをチェックしたくなる(だいぶビョーキ)
なので、B787が100機目までどれだけ撮れているかをチェックしてみた
(現在B787は1000機以上製造されているが、チェックしたいが時間がない)
すると、魔のティーンズの問題が発生、魔のティーンズとは
初期型の787は重量が増加していてカタログ性能がでないため、初期発注のANAはもちろん数社に断られた機材がある
まあ運用してみたら、この機だけ特別に重量計算や性能計算をしなきゃいけないし、他の787の代わりに投入するのも困難とあって
現場じゃ使いづらいので半額程度の価格まで値下げしたという記事もある
そんで今回の問題は
JA804A、コクピット後部に「11」とあるので11号機
なのでJA804A 11号機は撮影済としたいが(まあキレイじゃないので再撮レベルだが)
このあとにANAに受領拒否にあい、11号機はサムソンのプライベートジェット機になる。
さらにはJA804Aは9号機に入れ替わってしまう(魔のティーンズは10-19,22号機)
なのでJA804Aを撮影済にはできなくなる。
そんで後日撮影したテストレジN1006F
テストレジは使いまわすのでややこしいが、これは787の9号機、そんで入れ替わってJA804Aになるわけ
こんな風にややこしい。
さらにはなぜこんな中途半端塗装にしていた?何か案があったのか?
それとも当時B787製造ラインはめちゃくちゃだったので仕方ないのか?
最初に紹介した上の11号機はその後 機体番号HL8508になって飛んだときに撮影できたので撮影済にできるのだが
この下はどうするか
14号機 JA809Aはエチオピア航空に納入(たぶん半額)
現在日本で飛んでいるJA809Aは47号機にアサインされた。
私の基準ではレジがしっかり写っていれば撮影済としたいが、こういう事態は想定していなかった・・・
そんなこんなで100機目までのリストを作成し、どれだけ撮影できているかをチェックすると
80%撮影済
JAL,ANAはいいけど、カタール、エチオピア、海南航空、ランなどが出てくると撮影率が下がる。
なので、もし興味がある方は自分の写真でどれだけ撮影できているかチェックしてみては
いや~こんなことやっているとまた本が書けるぜ・・・でも売れないかも((笑)
着陸帯に絶対降ろせ!
熊本でお世話になっている方のおはなし
我々がパイロットライセンスをとった30年くらい前はまだゼロ戦の生き残りパイロット
とかがおられ教官の方もいた
私がアメリカの会社にいたときのチーフパイロットは、ベトナム戦争で飛んでいた人など
強者がいた時代
その熊本の方の日本の教官は元 大日本帝国海軍パイロットで
着陸帯(滑走路の接地点)に異常にこだわる人で、
「ちゃんとここに降りないと着艦フックがかからないだろうが!」と激怒
「貴様、空母から落ちるだろ!」と激怒
いや、教官、日本にもう空母はありません(とか反論は許されない)笑
写真の場合、奥の誘導路から出るので、接地点を奥にしているが、こんな事は許されない
まあ基本手前の白いサロンパスと呼ばれる接地点につくが、試験じゃなけりゃ
「3000mあるんだから、そんなに焦らなくても」という教官もいる。
元大日本帝国海軍の教官とかに習えた最後の世代かもしれないが、そんなストーリーも今となってはおもしろいぜ。
那覇から右席
この日は那覇から右席でのフライト
なので往路のジェットスターで那覇空港着陸すると、パイロット目線でここがどこの誘導路で・・・
と事前にプリントアウトしたチャートに目を走らせる
A4だとチャートの誘導路の字が小さくて見えない(20代ならOK)ので
赤字で書き足しておかないと、管制から言われてすぐにレスポンスできない
こんな機体を横目にタキシング開始
「タキシングやっておいて」というのでラダーを踏みながら、左手にANAのB737を視認
こちらが優先なのでそのまま進み
ランウェイ手前で停止
滑走路に乗っているのはSKYの737なので、次は当機だろう
そんでランウェイにはいると待機指示が
よく見るとランウェイライトが赤く光る
うーん、よく分かるね~
次はテイクオフ・クリアランスをレシーブして、1200ftまで上昇
私は右席なので速度を確認、さてテイクオフである。
ここから先は上がるまで撮影している余裕はないが、高度410まで上昇しました。
欧州撮影調査
毎年梅雨時期には欧州撮影に行っていた
ただし円安と物価高により頭をかかえている。まあ円安は対ユーロではそれほど影響はなく(多少はある)
そもそもイギリスやスイスはめちゃくちゃ物価が以前から高いし
しかし、問題は航空運賃
コロナ前より確実に値上がりしており、インバウンドで混んでいるので安価な航空券がない
欧州行の場合、ロシア上空を通れないので、値上がりしているので仕方ない面もある。
そんで、いろいろ調べると
昨年はフィンエアでヘルシンキ経由で行ったがビジネスクラス往復90万円支払った。
今年の直行便も軒並みそんな状態なのであきらめて経由便へ
日にちによって差はあるもののビジネスクラスの場合
(ビジネスクラスでないと機内に機材を重量の関係で持ち込めない)昨年もロストバゲージをくらっているので、
機材はなんとしてでも機内持ち込み必須!
それで松竹梅とあり
松=80万円 カタール航空(ビジネスクラスは業界トップクラス)ドーハ経由
竹=50万円 エミレーツ航空 ビジネスクラスはまあまあだが、一世代前のANA787スタッカードに近く
インテリアは良いが、シート幅はそこそこでドバイ経由、ドバイのラウンジは良い
梅=30万円 ベトナム航空かスリランカ航空、ベトナム航空はまあまあだが時間がかかり、スリランカはコロンボ経由でシートは一世代、いや二世代前
本来マイレージで と悩むが、予約クラスのよっては貯まらないし、別に日系エアラインでひいきの会社があるわけでもないので
そこは値段優先
さて、どうする?いや、行くのをやめるか、そもそもこんなに経費がかかったら元がとれないし・・・
いや~円安、キツイです。
写真は成田で売っているヒコーキ型のたい焼きね
GW連泊の方も
GW撮影報告
いや~朝のタイエアアジアのA330
連日オールホワイトの機体が成田便に貼りついていて、一度は撮るけどこれを何度も撮る気がしない
まあLCCなので、ペイントする時間があったら稼いだ方がいいのか
どこの国か分からないのも何なんで
コクピット下にはタイの国旗が
そんで、地方から遠征に来ている方々も車のナンバーを見ればよく分かるが
都内から来た古いお仲間と久しぶりに出会い成田に連泊しているという
「どこに泊まっているんですか?」
「車」
え、車!?
道の駅で寝てるよ、経費削減でさ
いや~御年60過ぎで一流企業の役職がある方なのに、
私は無理だが、経費節減は見習わないと
ほかにも、都内「立川から毎週下道で成田に来ています」
い、いや、私は身体が弱いので無理です・・・
でも経費節減見習わないと・・・
この日はエティハド新塗装のB777-300ERで未撮影レジ、(普段はA350-1000)
これは撮影しておかないとね
BGMは東京コントロール
熊本でフライト訓練をしているが、タービンエンジンの訓練を受け、グラスコクピットの訓練を受けたら
タービン機の副操縦士訓練をさせていただくことがたまにある
すると計器飛行になるのだが、有視界飛行のATC(無線)は完璧という自信があるが、計器飛行の無線はまた違う
ぜーんぜん違う、お作法がある。
操縦はしないが
この辺の計器を読み取り操作をしなければならないのだが、
地上では聴けても上空でいろいろ言われると焦る
特に計器飛行の場合 ポイント名、高度、針路が同時に来ることがある。
簡単なのは
「Climb up to FL410」41000フィートまで上昇してください。
と一つなら復唱するのも良い(それでも実機だとビビる!)
これが3つだと
「Turn right heading 350, re clear Direct to BONAP, Climb and maintain Flight level 300」
(右旋回して350度、BONAPポイントまでの飛行を許可、上昇して30000フィートへ)
と呼ばれたら即座に反応、キャプテンのOKサインを確認して管制に復唱
これがいがいと難しい
なので、最近車で移動中は東京コントロールや出発管制を聴きながら復唱
やはり運転しながらだと、運転する頭でATC(無線)をやるので実機に近く、
デスクで聴けることが聴けなくなる
しかし数回やると慣れてくる
ライブATCというアプリで聴けるので、パイロット気分を味わいたい方はぜひやってみてほしい
復唱、意外と難しいぜ
さらには
「どこどこポイントを高度●フィートで通過してください」なんて指示も来る
これで練習していけば、次の計器飛行のアシスタントはだいぶましになっいているはずさ
飛行機を飛ばすということは操作だけでなくATCも超重要、みんなATCができなくて試験も困る
ちなみに、東京コントロールをこの日聴いていたら、同じ周波数に
「ブルーインパルス」のコールサインが入電、
なかなかおもしろかったです。
朝霧を狙いに@NRT
前日は雨、その後高気圧が張り出してくるが、等圧線の間隔が広い
ということは風がない
となると、朝霧か?まあ気温や上空の寒気や暖気の問題もあるが
AM6時、真っ白 到着機が見えない
6:10肉眼では厳しいがEOS R6 MarkIIの飛行機モードは機体を捕捉
朝上りのヤマトのA321P2F
6:15 到着機の機影も見えだした
翼の上が湿度で虹になるわけよ
ただし出る機体、出ない機体の差がある
だんだん視程が良くなり、朝霧も晴れてきた
みんな滑走路が長いA滑走路をリクエストするのでヤマト機がなかなか上がれない
そんで30分後にはクリアな空に
ここまでクリアに晴れる時間は約1時間
なかなかドラマティックな成田の朝でありました。