HONDAJETの整備

L.A.勤務時代の同僚(整備士)から連絡あり、

「HONDAJETがトラブってるから、明日成田行くけど いる?」という一報

そんで、

「仕事終わって成田のノエビア(アビエーション)にいるんだけど、足がないから、いるなら迎えに来て」というので出動

成田のノエビア(アビエーション)ってどこだよ?

その方はL.A.勤務時代にヘリや小型機全般を一人で担当していたメカで、5年前までアメリカ勤務

当時の訓練機から(25年くらい前の自社機 空撮 当然フィルム)

グランドキャニオン行き、チャーター機 ゴールデンイーグルまで整備を担当(下記はコパイでよく乗った自社機)

昼間はろくにオフィスに来ないが(昼間は飛んでいるので来なくていい)夕方になると出てきて、夜間に50時間点検、100時間点検をして朝までに終わらせるという敏腕整備士。(FAAの資格を所持)

しかし帰国後はジェット機で1等航空整備士をとったために、めちゃくちゃ経験あるレシプロ機のサイン(管理監督)はできない(ジェット機はできる)ということに・・・

あまり詳しく書くと、業界狭いのでその方の素性がバレてしまうので、書かないが、まん延防止に従い食事をしながら、いろいろ教えてもらうと

「HONDA JETはどうなんでしょう?」

「すげえ革新的でいいんだけど、飛行機作りなれていないな、というのはあるよ」(個人的意見です)

まあ、そりゃそうだよね、同じサイズのプライベートジェット機を作るサイテーションはこの道50年だしね

「整備訓練はどこなんですか?」

「サイテーションはウィチタ(カンサス)、HONDAJETはグリーンズボロ(ノースカロライナ)だよ、訓練行ったよ」

 なるほど、やはりHONDAJETもアメリカで訓練、当然英語での訓練だそうな。

しかしHONDAJETも、日本に正規ディーラーがあり、正規の整備プログラムがあり、サイテーションもHONDAJETも両方経験している整備士がいるので、安心だそうな。

ちなみに彼はJAXAにも出向していたやり手。

この手のジェットがJAナンバーで、増えるといいけどな、

先日もお金持ちの方が 80億だかのプライベートジェットを買ったとNEWSになっていたが、値段よりNナンバー(アメリカ籍)なのが問題、もちろん合法だけど、日本は法律の壁が高いので、日本のナンバーにしたがらないんだよね~

だって、私が車をカリフォルニアナンバーでそこらを運転していたら、おかしいでしょ。それと同じくらい問題意識を持ってほしい。

Anyway 小ぶりなプライベートジェットもなかなか良いもんです。

なお、ハイジャック犯ではありません・・・(笑)




新潟空港のロシア機

続編:新潟空港のロシア機

当時コンチネンタル・ミクロネシア航空の新潟支店に勤務していたので、グアム行のB727が来る曜日は空港へ出社して、飛行機を出してくる(社員は1-2名のみ)整備は関空から応援かオンボードメカ(搭乗整備士)来ていた。

なので、制限エリアから撮影できた。

上:DALAVIAのTu154

今でこそ、制限エリアから撮影すると、個人の写真使用はNGと言われるが、

当時の新潟空港で、ヒコーキ撮るヤツなんかおらず、制限エリアから撮影してもノープロブレムであったし、写真を外に出すなという規定もない。

あるときは海上保安庁のSAABが来ていて、撮りに行ったら、「ウチの機体を撮ってくれてありがとう」と言われる時代。

そもそもネットもろくになけりゃ、スマホもない、のどかなころでした

ウチ(コンチネンタル航空)の隣の事務所が、アエロフロートやダリアビアなど、ロシア系エアラインのオフィスで、ロシア人クルーが車のパーツや、ボンネットを貨物室に個人用(と思われる)で搭載していて、国の違いを感じた。

コンチネンタルは、泣く子も黙るFAA(アメリカ連邦航空局)の規定を順守しているので、セキュリティも厳しく、私は本社訓練でセキュリティ・コーディネーターの資格を取り、運航便前後は目を光らせていたが、

中国西北航空とかロシア系エアラインは当時セキュリティも適当で、チェックインカウンターでも、セキュリティ検査機を通したあとのバックをお客さんがあけて、カウンターに設けられたフェンスの外の人ともののやり取りをしていて、(いわゆるX線検査機を通した意味がない)

「オメーら、ちゃんとセキュリティやれよ!その隣でチェックインなんかできねねよ!」と中国、ロシア系エアラインとよくケンカをしていた。(笑)

なお人の会社の事は言えないが(当方はB727)Tu154の離陸は、近所で道路工事が始まったレベルの爆音!(笑)がしていた。

先週の撮影報告

雨続きで、撮影ができず困っていて、おかげで新しい企画やポジフィルムのデータ化ができるのは良いことではあるが、とりあえず撮影報告を

まず7月2日 エアカナダのオリンピック塗装が飛来するとの事で出動!

14時代の到着でエアカナダ=A滑走路 と想定してスタンバイ、すると、銚子付近に来た際にA滑走路が突如閉鎖に!

やはりちゃんとエアバンド聴いてないとダメなんだよね~

急遽B滑走路へと雨の中、車を走らせる。成田の14時代はわりと忙しく、管制も成田アプローチからレーダーへ移管

移動中、A滑走路が再オープンされ、成田レーダーはエアカナダに「A滑走路を使用しますか?」と聞くと

「Affirmative!」それでお願いします!

こちらはB滑走路へ向けて、県道を走行中、JALホテル前で、急遽路肩のセブンイレブンに入り、さくらの山へ急旋回!

そんで、なんとか撮れたが、ベーパー山盛りでスペシャルロゴが見えねえじゃん・・・

いや~これじゃダメダメです。証拠写真にもならん。特に斜め後ろから撮らないと字が出ないのさ。

まさに「行けば撮れると思うなよ!」という日でした。

そんで、今週は初就航のVISTARAを撮りに

いや~しかしエアインディアが成田から羽田に移管されるのはなく、新規就航VISTARAとは 

長距離機材は、まだB787-9を2機のみなので、簡単に集められそうだが週1便のみ。なので、とりあえず撮れるときに撮る、これ鉄則!

歴代JALカラー 集計発表

先日のブログで、B777の下記3点でどれがお好みか、ブログ読者様にセレクトしていただき、(Facebookリンクで、皆さんのコメントも見られる)投票とコメントをいただいたほか、直接メッセージやメールをくれた方もあり、集計した数を割合で発表したい。

第一位 ランド―鶴丸 56%

ただし、鶴丸が上すぎるという多数の意見ありだが、さすがランドアソシエイツ(超有名デザイン会社)のデザイン、ソフィスティケートされている。

第二位 現行鶴丸 24%

「ただ社名を書いただけで、これはデザインではない」、とか「ホワイトボディに社名とロゴのみで、中国東方航空と一緒」とかネガティブ意見があるものの、見慣れた感はあり。確かに出た当初は航空専門誌の間でも「(白いので)すぐに砂漠に行けます」とかネガティブな意見が多かったけど、定着した。

第三位 20% アーク

私はコレに1票入れたのだが、いがいと不人気のようで・・・ロゴの「JAノL」「ジャノル」塗装と言う方もおられ、

仕事的に見ればコレなんだよね、なぜなら

下:鶴丸が切れてダメです。と言われるが、

アークならOK=鶴丸あると撮影するアングルが限られる

さらには現行塗装のキツイのは、下のアングル、

どこのエアラインか分からん・・・これがアークやランド―鶴丸なら分かるので使えるというわけ。

なお、下の塗りがあればこれに1票という意見が多数あったが、思い入れとしては私も理解できます。B747クラシック全盛

でもチートライン(窓に横線を入れる)は1980年代風で、今でも通用するのはSQだけ、さすがに2021年にレトロカラー以外でこれはキツイけど、

ランド―鶴丸、アーク共に今でも通用するデザインでしょう。

というわけで、皆様の意見が聞けて楽しかった。

ありがとうございました。

いがいと入るかも・・・

昨日お宅に運び込まれた、シンガポール航空のプレミアムエコノミークラス

事前のやり取りで、階段の幅を計ってもらうと、

「いや~厳しいですね、そもそも階段部分で方向転換ができない(シートが曲がらない)です。こりゃあ、外部からベランダへつり上げですね」とお打ち合わせ

以前もシートを搬入するのに CAD計算して、型紙作ってなど 綿密にやられた方がおられたが、昨日も以前も

ヤマトさんが来て、現場を見て、

いけた!

写真提供:購入者様 上:曲がらないから無理と思われた階段の折り返し部分。

え、シートを縦にすんの?重いぜ!

日ごろから超望遠レンズを振りまわして多少は腕力に自信あるけど、俺は無理だぜ・・・

シロート(私)二人かかりで横移動はできるが、階段は無理、だけどヤマトさんすげえな!さすがプロだな

以前購入した方も「CAD計算や型紙での試しはなんだったんだ」と言われるくらい、ヤマトさんがチャチャっと搬入したそうで、意外といけるかも

そんで、購入者様、すでにオレンジのクッションを用意してあり、

やりますな~!

さらにこの方、すごいのが、自宅ではなく、とりあえず奥さんの実家にこれを置いたこと。

ふつう自宅でも大変なのに、奥さんの実家とは恐れ入りました。

このシート、やはり色味がキレイじゃんね。

どれだけ新しいかと言うと、2016年に丸の内でイベントが行われた際のシート、

つまり、コレ3ー4年しか飛んでいないし、現行型だし、

そもそも私はこれが本業ではないので、シートを売っているのはない、夢を売っているんです。

これに座れば家でもA380の機内が見えてくるぜ

なお、家に入る方は世界最大幅のビジネスクラスがおすすめ。

先日SHOPに来た方も

「これビジネスですか?ファーストクラスじゃないの?」と広すぎて驚いていた。

まあ、SHOPに見に来てよ、見れば広さが分かるから

最近アドバイスをくれたCAN●Nの元コピー機 敏腕営業マン(今はMFP マルチファンクション・プリンタと言わないと怒られるらしい)は、

「MFPを2階や3階のオフィスにピアノの吊り上げ業者さんに頼んで、なんぼでも吊り上げたことあるじゃけえ、簡単ですよ。費用もそんなに高くないで」

と言っていたので、いがいといけるところがあるかも。

なお、国内線上級クラスの、傷が少しある B級品は安価で売っておりますので、鬼嫁対策ができていれば、いや「なんか届いたんだけど・・・」作戦を決行する勇気、パッション、覚悟があればお問い合わせください。(笑)

どれがお好み?

先日JALのB777ポジフィルムデータ化の話を書いたところ

「アークに1票」とか、「現行塗装はデザインとは言えません、ホワイトボディにロゴと社名を書いただけ」など、聞いていないが、いくつかのメッセージが来たりした(笑)

さらには「JALはこういう楽しみがあるが、A社は二十年後もあの色だし・・・」という意見も(笑)

ならば、下記の3点でどれがお好み?

別に公式ページではないので、気軽に答えてください。

1 ランド―アソシエイツ鶴丸

2 アーク

3 現行塗装

1も2も全く古くは感じないのは素晴らしい。1のランド―アソシエイツ鶴丸もB747になると、またイメージが違う、

当時駅のポスターで見たB747-400デビューのCGは、かっこよかったぜ。

2もモダン、ただし2のアークは社内で不評らしいけど、一般的にはどうなんでしょう?私の意見をここで書くと、惑わしてしまう可能性もあるので、結果発表のときに

2-3日したら集計してみます。

新潟のTu154

その昔、成田空港の発着枠が一杯だったころ、成田にはモスクワ行のアエロフロートは来ていたが、それ以外は新潟空港が拠点であった。

その際に撮影したロシア機Tu154のポジフィルムのデータ化

西側の山の下海浜公園付近 奥はツポレフ154、1998年撮影

今も昔も新潟空港の展望デッキはフェンスが低くて、順光でロケーションとして最高。
アエロフロートTu154

この当時はハバロフスクやイルクーツク(夏場のみの就航だったはず)ウラジオストク行は新潟からなので、ビジネスマンは上越新幹線に乗り新潟空港からそれらの都市へと向かったわけだ。

ウラジオストク航空のTu154

そんで、新潟空港はTu154だが、富山空港に足をのばせば(遠いけど)ヤコブレフが定期便で来ていたので、撮影しに

Yak40@富山 小さな三発機 

1999年撮影でした。こんなのが定期便で来ていたんだからな~

しかしこれで日本海を越えるのは今じゃちょっと怖いぜ・・・

尼崎上空付近

JR神戸線 立花駅付近(だと思う)

このカーブすごいな!と思って後で調べたら、日本の私鉄の中でもかなり急カーブらしく阪急、塚口駅

伊丹空港西側のAEONはこんな感じなのか~

新幹線、藻川という川らしい、尼崎上空

伊丹のRWY32Lに降りるB737 千里川土手を上から見るとこんな感じなのか

この時飛んでくれた、信頼しているPILOTに「なんでヘリパイロットになったんですか?」と聞くと

「だって空中で止まれないヤツ(ヒコーキ)は信用できないじゃないですか」

いやいやいや、私は一応ヒコーキのPILOTなので(ヘリは訓練生)、「上空で止まれる方が信用できないですよ」(笑)

この日は「500ft上がってください」と言ってASI(Air Speed Indicator)速度計を見ると40knotとかに表示がなる

ヒコーキの人としては、速度低下=失速というのが、訓練でさんざん染みついているいるので、怖いし、何度も「エアスピード見てんのか!」と怒られた経験があるので、エアスピード低下は嫌と感じるが、ヘリの人はノープロブレム という違いがある。(笑)

さてと、私は今年中にヘリ訓練再開できるかな?

ばさら邸写真3

賢島のばさら邸の写真をアップしたら、何名かの方が「予約しました」 とメッセージをくれたほか、航空会社さんもインバウンド用に興味を持ちだしたところもあり、他にも見せてほしいというメッセージもあり公開

ばさら邸インスタにも掲載しているものもあるので、ぜひ見ていただきたい

貸し切り風呂 どうよ、ここを占有するなんて、星空も素敵だろう

ラウンジ ここでのんびり庭を眺める。スマホはいらない、デジタルデトックスとか、いいんじゃない

海辺のはなれ(二階の二部屋ONLY)は競争率が高いので、その下のラウンジに行けば

こういう景色が見える

こんなところ、

そもそも部屋数が少ないから密にならない、あまり人と会わない

下:私が宿泊したはなれからの景色

この大きなソファーに座り、流れる雲を見ているだけで、心が洗われます

複数あるラウンジのうち、最も落ち着いたラウンジ

コーヒーを飲みながら庭を眺める、なんと贅沢な時間・・・

夕刻はサンセットクルーズへ

英虞湾は内海なので、波がない

のんびりとボートで舟遊び

もはや、言う事はありません、写真が語ってくれるお宿です。


なお、空港やエアラインさんも興味がある方もいるので、 インバウンドで混む前の今がチャンスかもしれない。

ハワイの737海上着水はこの機体

朝から衝撃のNEWSが Boeing737 Ditching at Hawaii

ボーイング737が海上着水! というので調べると、私がPA28型機を借りて飛ぶ会社の横のランプにあるTRANSAIRのB737

なので、すげえしっかり撮っている。

同型機ではなく、この機体番号 N810TA

1975年製造のBoeing737-200なので細いエンジン

後輩のB737-800乗りは、200型は免許上乗れるけど、「そもそも学生時代から集合計器で訓練しているので、200型のアナログ計器が読めないし、乗れません」というくらい別物

エンジントラブルというが、両方のエンジンが、一度に停まり高度がないので海上着水したのだろう。しかし両エンジン停止はレアケース。

私が勤務していたプライベートジェット会社のCL601型機は、ネブラスカ州上空で両方のエンジンが停止、しかも深夜、トウモロコシ畑に不時着した。

その機体は、BOSTONで給油した燃料に水が入っていたのが原因であったことを思い出す。

とりあえず乗員は救出されたそうだが、重症のようで、貴重なB737-200も失われてしまった。