明日から2025年

某航空会社の2024カレンダー写真の締め切り、追加撮影が先週で終了

候補写真の写真家色見本をオフィスでプリント

もう明日からは2025年カレンダーに向けての撮影がスタートする。

まあ別の社の2024カレンダーは写真用意オーダーが来たから、その作業がはじまるが

今から2025年にいる機材&機体番号を狙うのも、なかなかハードルが高い。

(機体番号をチェックして、その年に在籍していないとNG)

そんな中、撮影に出ていて さて帰ろうか、と思っていると無線機から

「ココナッツ303」というコールが

ココナッツ???

なんじゃそりゃあ、どこのエアライン?

と思ってレーダーをチェック、やってきたのは中国のCRJ

最近プライベートジェット増えたよな~

同じ日に撮影したエアバスコーポレートジェット

ちょっとサイズ的に大きいので、ハンドリングなども必須だから使い勝手は

ガルフストリームやグローバルエクスプレスの方が良いが

スペースが欲しいというわがままな方にはエアバスコーポレートジェットか

ボーイングビジネスジェットBBJ(737のプライベートジェット機)なのだろう。

円安だし、セレブはプライベートジェットで飛来する時代になってます。

明るさは正義

ナイトフライトカレンダーという 写真を撮る人なら夜の撮影がどれだけ大変か分かると思うが

夜ばかりのカレンダー撮影を行っているので、明るいレンズ必須

こういうやつ

明るいレンズはお値段が高いので、(性能もその分良い)レンズを買いそろえていると

「ギャラよりレンズ代の方が高いんじゃねえの?」という事態になりかねない(笑)

そんで、少し前だが

RF28-70 F2L IS(手振れ補正)なし ざっくり41万円

RF24-70 F2.8L IS(手振れ補正)つき ざっくり30万円

どちらを買うか悩み検証

F2 IS(手振れ補正)なしかF2.8のISつきか、差額10万 IS(手振れ防止)の威力はいかに?

あなたならどうする? このFの数値は明るさだが、少しでも明るくなるとめちゃくちゃ値段が上がる

=暗くても撮れる

そんで、悩んだ結果

RF24-70 IS(手振れ補正)つき、ざっくり30万円のレンズを導入

先週、空港内夜撮影仕事で、三脚を持参しじっくり撮るか と思ったら

制限エリア内強風

つまり三脚をたててもぶれるし、機動力+明るいレンズ=早いシャッター速度にできる=ブレる確率が少ない

カメラ三台に キヤノンのお高いレンズ

RF15-35mm F2.8L

RF24-70mm F2.8L

RF70-200mm F2.8L

の明るいチームが大活躍!

やはり明るさは正義であります。

だって「撮れてませんでした」とは言えないし

「私 失敗しないので!」くらい言わないと、次から仕事なくなるぜ!

ただし、コストはかかってます・・・トホホ

ANA B767 99機コンプリート

もうさ、先々週のさくらオンシーズンは天気が悪くスタンバイ状態だったので、連日ANAのB767のポジスキャンをした話は書いたが、こういう初代スターアライアンス塗装もポジ時代

このペイント、各社入るからいいんだけど、どこかつぶれると塗り直しになるという問題が発生

社名はABC順だが、エンジン上のANSETTオーストラリア航空は倒産

末尾のVARIGブラジル航空も消滅

詳しくは著書「消滅エアライン」

https://www.ikaros.jp/sales/list.php?srhm=0&tidx=10&Page=1&ID=5018

 

こうしてANAのボーイング767 全99機コンプリートが確認できた。

特に200型は古いので撮っている人も少ない

あとは300Fは ピュアフレイター(順貨物機)旅客機からの改造型ではないは機体番号末尾がJA601FとかFがつくが、こいつはJA603A 旅客機からの改造

じゃあJA603Fは?というと、リース機でわずか5年しか在籍していなかったレアもの。

機体番号をチェックすると、こういうのも分かるし撮っているとうれしい、

なので全99機コンプリートは意外と大変

合併を象徴するようなこんなペイントも ボディNCA、尾翼ANA

レアものです。短い期間の運航でした。

黄色は撮影済、最初は歯抜けだったのが、撮るたびにだんだん黄色が増えてゆき

最後はコンプリートする。これがスポッター(機体番号を集める)の楽しみであり醍醐味。

お金じゃ買えない、自分が行って撮った結果が表れる。

別にコンプリートしても何かもらえるわけじゃないけど、自己満足です!

加工が当たり前になるのか

先週のエイプリルフールの日 AIに作らせた静岡の洪水の写真がNEWSに出ていたが

AIが写真も作成する時代

あと10年もしたら

「写真は作るもので、え、昔は撮りに行っていたんですか!」と言われるのかも・・・

 

そんな話を写真学校で教えているEOS学園の同僚の先生と話すと

「若い人はスマホで最初から加工ありきで写真を見ているので、加工や合成があたりまえです

そんな人たちがこれから増えるので、なんでもありになるかも」

 

つまり、これまでは晴れの日を待って、人がいないタイミングで苦労して撮影するが

これに後ろに富士山を足して、虹を入れて飛行機を狙いの機体に入れ替えて 完成!

 

なんて状況になるのかもしれない・・・・

AIのせいで「天気を待って苦労して撮れた一枚!なんか意味がなくなるのかも・・・」

 

とりあえず、あと10年か15年か乗り切らねばならないが、どうなることか・・・

すでに空の色を変えたり、GPSで撮影した場所と月の位置とクレーターの位置(見えた場所での月)が

出せるAIもあるそうだし。

 

 

制限エリア内は貴重だぜ

今月もう1回やる成田空港制限エリア内撮影

ふつう羽田や成田など大空港の制限エリア内で撮影したカットは

「個人で楽しむオンリー」

つまりSNSなどで出せない、私もそうしているしほかのプロカメラマンもそう

それがツアーだと、SNSだろうがフォトコンテストだろうがOK!

これってすごく大きなポイント

だってこの間、羽田空港で仕事でさんざん制限エリア内で撮影したけど、出せる写真と言えばこれだけ

「ランチはJALの社食でリーズナブルで美味しかったです」しか言えない。

なので、制限エリア内の撮影会はめちゃくちゃ貴重なんだぜ

そもそも主催しているGPAさんは成田空港直轄の会社で、ふだんは出張の手配をする会社でコロナで

出張がなくなったからこんな企画をしているだけで、出張手配で忙しい今後はこのツアーにかまっている暇はない

となる可能性もあり

要するにこんな滑走路の横に下りられるチャンスはいつまでもあるわけじゃないし、写真を自由に使える出せるのもレア

仕事で制限エリア内に入ると、当然クライアント様の要望のカットを撮らねばならないし、JALの仕事で入って、

「おお~ANAのA380、でかいですね!いいですね!」とか撮ってられないでしょ

まあ個人的にANAのA380のカラーリングは好みでないが・・・

というわけで今回CANONユーザーのための会だが、空きがあれば、おすすめします。この貴重さ分かってほしいわけよ

●午前の部 募集ページ
https://gpa-nrttour.resv.jp/direct.php?direct_id=191

●午後の部 募集ページ
https://gpa-nrttour.resv.jp/direct.php?direct_id=192

さくらの結果を出せ!

本年の成田空港さくら撮影 ソメイヨシノが散ると青空

月曜午後、火曜日16時まで完璧な空のコンディション

だけどさ、さくらの木を選ばないと、もう散っているからアングルに制限がでる

(散っている木を入れたくないから、決めたアングルに機体が来ないとダメ)

残りの枝ぶりが良いさくらに陽があたる時間と、良いしだれ桜を狙うしかない

さらには、良いカットが撮れても、

クライアント様の機体じゃないと何の意味もない・・・これ非常に大きい課題!

これがプロカメラマンのつらいところ

クライアント様から「さくらの写真お待ちしております」

まあつまり「結果を出せよ!」と言うことだが、火曜日午後だけでなんとか結果を出せた。

先週の1週間はなんだったんだろうか・・・晴れれば賞味二時間で終わる案件が

1週間かかっても終わらない(曇りなので)

いや~、今年は口をそろえて成田さくら撮影に参戦した人は言うけど、つらかったです。

さくらとヒコーキ 難しいな~

週末のツアー報告

土日は成田空港制限エリアさくら撮影ツアー

「葉桜でも返金しません」と言っていたけど、さくらがあって良かった~

セミナーをやって、CANON EOS R6MarkIIを貸し出して

記録写真 W氏

さくらあるじゃん!

この上からも撮れる

ね、画像処理で少し空を青くしたけど、悪くないでしょ!

 

というわけで今度はCANONユーザー向けに、制限エリア内撮影今月23日にやります。

●午前の部 募集ページ
https://gpa-nrttour.resv.jp/direct.php?direct_id=191

●午後の部 募集ページ
https://gpa-nrttour.resv.jp/direct.php?direct_id=192

 

事前セミナーつき。どうよ!

 

あと何機?

先週からサマースケジュール(国際線は年に二回、サマースケジュールとウインタースケジュールで変更がある)

スポッター注目のUPSの到着が6:30に早まり、上海行の離陸も9:30に変更に

 

この日は撮影できていない機体番号なので朝出動

現場にはボーイング747を日本一、いやもしかしたら世界一撮っているスポッターのMさんが

 

古いお付き合いだが、顔を合わせると合言葉のように

「あと(UPSの747)何機?」 となる

Mさんは東京からこの1機を撮るために来て6:30には成田に、そしてこれを撮ると

「仕事に行く」と言って西東京市へ車で向かった。

今から行けば9時にはつくから10時の会議に間に合う と言うが、1機撮るためのコストやいかに・・・

ある意味、職業写真家よりもすごいです!

 

私は雨とか曇りでも気が乗らず、上の写真も

「撮影済」にして良いものか

曇りなので「とりあえず捕獲したけど 再撮影」扱いにするか悩むが

 

Mさんは、

「そこはプロとアマチュア(趣味)の差だよ、夜でも雨でも写っていればいいんだよ」

 

まあこれは各自基準があって良いし、別に集まっても自己満足で私は

「このブルネイ撮れば、A320NEOコンプリート(全てそろった)んですよ」

「いや~ブルネイはチェックしてないな~」 とMさん

 

Mさんは、さくらと飛行機なんか興味ゼロ、ひたすらブレずに、曇りでも真横の機体番号が写るカットを狙う

 

いや~コストのかけかたと熱意、すごいぜ! 

 

1990年から飽きずに撮っておられる

 

そんで、Mさんと分かれたあとは、B滑走路に行き、

あれだけ夜降り、夜上り、しかもB滑走路到着という条件が悪かったBatik Air Malaysiaが朝着に

なんだよ、二週間前にクアラルンプールで必死に撮ったのに成田で撮れるじゃんよ・・・((笑)

まあ、そんなもんです。