FSZ特設コーナー

世間はお盆休みらしく、10連休という方も

やはり変人じゃなけりゃ、会社員がいいな、定期的にお給料も入るし、とりあえず自営業と違い収入の心配はなし

「3日も雨が降れば食いぶちに困る航空写真家」とはわけが違う

そんなお休みの最中に、増築リニューアルオープンした富士山静岡空港に行くチャンスもあると思うが、2階のSHOPに特設コーナーを作っていただいた

ランウェイショップFSZの中に

夏休みの宿題に活用できる(かもしれない)本もあり、

だいたいさ、成田や関空規模ならともかく、地方空港でヒコーキグッズのSHOPは貴重だぜ!

大切にして応援しないといけないので、ぜひお立ち寄りください。

きっとこの時期、大気がクリア(お盆で工場休み)なら富士山見えるかもしれない。先月も富士山静岡空港から富士山見えたし、先週はNRTから富士山見えたくらいだから、昔より大気キレイなのよ

最近 光化学スモッグとか聞かないじゃん、(私が子供の頃はよく都内であったけどさ)

この夏お得な航空券は

海外ロケに行くために航空券を調査していると、この日たまたまビジネスクラスで安価な運賃が出てきたのはアシアナ

経営状況も厳しいようだし、現金収入が欲しいのかアメリカ行き、欧州行きのいいお値段が出ていた(見たときは)なのでスターアライアンスのマイルならありかも、

やはりこのご時世、ソウル経由は日本人控える人が多く値段が下がったのだろうか?

もう1社、キャセイパシフィック航空もお得な運賃があり

やはり先日のストの影響か、予約して香港で暴動やストで飛ばなくなるリスクを考えるとひかえてしまうのか?だから安価な運賃が出るのかもしれない

でも多少のリスク承知でワンワールドのマイルも貯まるしありかも

写真は伊丹空港千里川、多分高校生の頃の撮影

こうして航空運賃を見ても、旅行、航空業界、そして航空写真家や旅行ライター、ジャーナリストなどは平和があって、仕事がある。

同時に仕事に影響するから世界情勢って大事だよな~

なぜか暗黙のマナー

プロの航空写真家どうしでも、いろいろ情報交換するが、

空撮だけは

「どこのヘリ会社使ってますか?」とか聞かないし、聞かれたこともないし

空撮のノウハウや高度など無意識のうちに暗黙のマナーがあり

このあたりはなぜだか自然とそういう流れになっている。

 

まあ情報はお金の時代だから、現役バリバリでやっている人は向こうも聞かれたくもないし、私も教えたくない

私も自分のコネクションを使い、失敗を重ねて学んだ高度や方法があるのと、

航空図が読める、パイロットライセンスがあるので同じ土俵でパイロットや管制官と打ち合わせが可能

無線も場合によっては資格はあるので自分で管制塔と話す、事前に調整するノウハウなどが一応あるが

誰かの真似はそれほど難しくないが、0を1にするのは調整を含めて難しい

それでも、毎回機体や運航会社、場所によって規定が違い、写真のようにヘリの左後ろを開けて飛ぶだけでも日本とアメリカ、機体、運航会社によっても違いがあり、今回はアメリカの教官を通じてこの機体メーカーへ問い合わせまでしたくらい。

試しに飛んでみればいいが、その試しが数万円かかるのでコストを考えるとムチャできない。

まあ、そういう隠れたノウハウがあるから仕事になっているのも事実で、お互い切磋琢磨していけるから良いのかもしれない。

というわけで、今月も新たなヘリ会社にお世話になり、打ち合わせほぼ完了。あとは前日にブリーフィングをするのみだ!

人がおもしろい(EASAライセンサー)

この仕事をしていると、航空業界のいろいろな人に出会えるのも魅力

先日NRTのお仕事でスポットで撮影、これからCEBUパシフィック機がランプインしてくるタイミングだったが、

見知らぬ方が「ブログ見てます」と声をかけてくれた。

車両には〇〇エンジニアリング とあるので「メカ(整備士)の方ですか?」と聞くと、そうだと言う。

〇〇エンジニアリング勤務の整備士でセブパシフィックのメカニックという事は、どんな資格?

日本の航空局の資格でOKなのか? 世界標準(と私は思っている)のアメリカの整備士資格A&Pを持っているのか?尋ねると、

「EASA」(欧州航空安全機関)の資格を所持しているとのこと

日本人でEASAライセンサーは初めて会ったぜ!

この人すごそうだけど何者?どんな経歴でなったの?

EASAの資格ってどういう経験があれば取れるの? 

私はアメリカの航空会社にいたのと、訓練所でもA&P資格の訓練をしていた人もいたので、アメリカの資格は頭にだいたい入っているが、EASAの仕組みはぜーんぜん分からん。

今度お会いしてお話を伺いたいが、航空業界は奥が深いし専門分野が医者並みに分かれすぎていて、私は運航や航空会社設立、収支計算などは多少は分かるが、整備は完全に分野外。

ちなみに

「フィジーも担当してますので、また」

とおっしゃっていたが、そうかEASAのライセンスを持っていればフィジーもできるのか、という事はA330の限定資格がいるのかな?一人でチェックしてサインをして機体を送り出すって、縁の下の力持ちというか、お客さんの眼にはふれないけど、責任ある仕事だな~

と痛感した出会いだった。

航空業界を見続けて、20年以上、知らない世界がまだまだたくさんあります。だからおもしろい。


暑いときは飛べばいい

パイロット訓練時代(California)に、「飛んでいれば雲の上はいつも晴れている」とか

「暑いときは飛べ」とか、いろいろ教わったことを思い出し、連日暑いので上空へ

マリーアントワネットの「パンがなければケーキをお食べ」(実際は言っていないらしいが)のような嫌味なフレーズかもしれないが、飛ぶ人の基本として1000ft上がれば気温は2℃下がる。

この日は管制の許可を得て6000ftまで上がったら20℃と快適で過ごしやすい気温だった

青空で緑が見えて景色最高

ズームすると滑走路も見える

別にライセンスなくても遊覧飛行もあり

京成の車両基地が見える。

今回飛んでくださったPilotは、そのうちチェックアウト(私が機長として飛べるように認めてもらう)しましょうよ、と言ってくれるので、その気になるが、まずはメディカル(日本の航空身体検査)がとっくに切れているので取ってこないと。

そう、免許あってもチェックアウトしないとレンタカーみたいに、免許見せてもすぐに飛ばしてはくれないのさ。

Anyway 暑いときは飛ぶ。そうすれば涼しくなる。

なお1000ftで2℃は基本だが、ざっくりなので気温減率に関しては難しい話になって数式もあるので興味のある方は気温減率でググってみてください。

{\displaystyle \gamma =-{\frac {dT}{dz}}}

こんなような計算式で表されるが、私は数字に弱いのでよく分かりませんので、頭の良い方のWEBページを見てください。


HNDタワー来ました

SHOPでオーダーしていた羽田のタワーがようやく来た(入荷)

ランウェイはNRTでもHNDでもどちらでも使える16R(さくらの山側)

えー、なんの事か分からない方はこの写真を見れば分かる

美濃焼の箸置き!

だけどランウェイとタワーはもはや箸置きではないが・・・

でもわりと人気で、現在はNRTタワーの作成を依頼中!

SHOPにあるので見に来て、ただし陶器なので取扱注意!

これなら普段からヒコーキグッズを買うと怒られるオタクの、いやお宅の奥さんも箸置きなら納得。(これホント)

どっちかと言えば女性に人気!まあ見てみてください。

気がついたら再就航

今年2月、日本路線(成田)は多額の損失が出ているという事で撤退発表があり、最終便も相変わらずのディレイで飛行機ファンをやきもきさせたパキスタン航空

しかし、最近なぜかNRTで見るんだけど・・・夏だけなのか?と思っていたら、

いつの間にか再就航していた、

おいおい、多額の損失が出ていて・・・って言ってたのはなんだったの?

まあパキスタン航空のPIAは Perhaps I Arrive(多分着くだろう)という意味 と利用者には言われているので、(私も乗ったことがある)テキトーなのは仕方ない

しかしさ、テキトーな国でもB777を飛ばせるんだな~、そう考えると航空会社は専門組織だけど、バングラディッシュだろうがアフリカの小国でも飛ばしているから、よくやるぜ、日本の厳しいスタンダードを見ていると、そういう国では絶対飛ばない気がするんだけど・・・

それと、先日撮ったFIJI、

LAでよく昼間撮っているが、まあNRTにも来ているけど夜着なのでなかなか見られないエアライン

安心、安定、ノイズが少なく撮れるのは高いカメラ EOS1DX MarkII

雨でも嵐でも、灼熱でも故障なし、まあそのために高い金額払って信頼を買っているわけだけどさ

広報は専門職なのに

空港やエアラインの広報の方と普段お付き合いさせていただくことが多いが、

日本のエアラインや空港の場合、基本的に広報の方は2‐3年で入れ替わる。

こうなると、「初めまして」となり仲良くなった頃に移動してしまう。これがとても残念だし、ノウハウも受け継がれないことも多く、プレス発表やセレモニーで経験がないがゆえにグダグダになることも多々あり、

広報はPilotや整備と同じ専門職なのに、ぜーんぜん広報知らない人が来て一生懸命やってくれて、めちゃくちゃ適任の人もいれば、

同業者と話しても「あの人広報向きじゃないよね、ぜんぜんメールの返信も来ないし・・・」なんて方もいる。

一方、外資系は広報は専門職なので、ずーっと広報(会社にもよるが)、せいぜい配置換えでもマーケティング部に移動程度。その場合、人につくので、やりやすい場合もあれば

「〇〇航空は、あの人が辞めてから仕事がしづらくなった」という事もあるが、ノウハウはある。

どちらかと言えば、同じ方が長くやってくれた方がスムースだし、ノウハウもある。何かあれば気軽に電話できるようになるので外資系の方がいいが、ただし一つだけ欠点が・・・

外資系の場合「英語ができれば仕事ができる」風に見られるため、ぜんぜんダメダメで広報の仕事ができないヤツでも、英語堪能がゆえにポジションに就いている人もいるので、そこは難しいところ

まあ、広報は専門職なので、長くいてくれた方がいいです。整備や運航と同じくらい専門分野だぜ。

適材写真はないので、とりあえず懐かしのLGWのデッキから

この塗りのVIRGINカッコ良かったんだよな~

VIRGINなんか、広報むちゃくちゃ上手なんだろうな、イメージありきのエアラインだしさ

行ってみないとわからない

庄内空港からHNDも戻り、翌朝品川Canonで仕事なので、以前から行ってみたかった川崎のホテルへ 東急REI というホテルでランウェイ22が見えるという情報。

夜行くと、WAREHOUSE(倉庫という単語)

住所はこちら方面で、東急REIの小さな看板が手前にあったが、この先は倉庫なのか・・・とUターン、

しかし再度地図を確認するとやはりあっている、

昼間見ると、正面以外はホテル名なし、右サイドからアプローチするから「倉庫」としか表示が見えない

オシャレ感を出しているのかもしれないが、

すげえ分かりにくい、不親切!なぜホテルなのに「倉庫」と書くのか?それとも英語そんな気にしないのか?

お部屋から撮れるかと思ったが、ガラスが厚くにじむ、まあ防音だから仕方ない

5階のレストランは外から撮れるが、このレストランが飲みのバーというか、メインとドリンクとスターターを頼んだ方が良いようなところで、ざっくり推定予算5000円オーバー。

利用者以外は外のポイントには入れない(以前は入れたらしい)、しかし外はドリンクオンリーで 1杯900円(そういうのしかない)のビールを飲みながら狙うが

想定よりも遠い、イメージとしてAPS-C+600mm だから960mmくらいは欲しい、つまり夜景はめちゃくちゃキツイ、

正面にはRWY22が見えるが、夏場は陽炎や大気のゆらぎが出る、じゃあ冬かと言うと、冬はRWY22は滅多に使わない。

正直、期待はしていたけど、相当ビミョー、フロントとレストラン対応もイマイチでした。

さらには羽田から直線距離は近いが、朝は道路が混み混み、そのうち橋ができるがそれまではキツイな。

まあ事前調査も大事だが、最終的には自分で行ってみて判断、ダメならダメで納得。それがヒコーキ写真って言うものなんだな~

オフィシャルは何でも屋

おいしい庄内空港で、複数の山形の飛行機ファンの方々から声をかけていただいた。

皆さん、これからいつでも撮れるのに、やはり初便を撮りたいのか、展望デッキは人だかり、新潟から来られた方もいて、庄内空港にとっては10年以上ぶりか?新規就航、新路線なので盛り上がっていた

展望デッキは柵も低く、コンディション抜群。視程もGOOD、山もクリアに見える。

オフィシャル撮影というと、「いいですね~」と言われることも多いが、失敗は許されない、さらにはセレモニーとか地味な撮影がメイン

すぐにWEBなどで使いたいから、露出もドンピシャで合わせなきゃいけないが、ポジフィルム時代からプロカメラマンだったので、そのあたりはノープロブレム。

セレモニーも目線をもらい、お土産を配るところや、カウンターまわり、VIPなど細かく記録、

今回は山形県知事や観光庁の偉い方も来るし、商工会議所や市長、町長などVIPも多し

放水の位置も、ここで良いか?など一般のお客様にも見やすい場所、撮りやすい位置などに事前打ち合わせを行いアドバイスもさせていただく、

今回がそういうわけではないが、到着も私の無線を元に、広報の方が動くことも多いし、他のメディアに到着方向を伝える。

ここでちょっと詳しい方は、「知りえた情報を他の人に言っていいのか?」と法律の正論を言うこともあるが

業務であるし、そもそもこの無線法はゆる~い感じ、というのも空港オペレーションも無線を聞いてアナウンスをしたり、指示を出したりもする。これをダメと言うと、すげえみんな困ることになるし仕事にならなくなる。

さらには、ゆるい理由は、PILOTライセンサーなら習うが、この法律に反してというか、飛行機は遭難があるため「なるべく多くの人が無線を聞いていた方が良い」、というもの、なのでそこらへんは「ふわっ」とした感じじゃなきゃまずいわけ

なので複数無線機があるときは、一つの無線機を緊急周波数に合わせて聞いていた(私がアメリカで飛んでいた頃は)し教官にもそう習った。

灼熱のランプでも撮影し、その場で仮納品=1時間後にはオフィシャルのプレスリリースとなり、WEBニュースや夕刊などに写真が使用される。

なかなかプレッシャーがあるし、何度やっても多少は緊張するが、大勢の方が努力して最後に新路線が開設した、模様と就航イベントの最後の美味しいところを裏も含めて見させていただけるので、おもしろいからやっている。

まあ、オフィシャルカメラマンよりもジェッ太君とか、着ぐるみに入る方が暑くて大変だぜ。

まあこちらも汗だく、ドロドロで控室に戻り、こちらは汗臭そうなのに、広報の若い女性に真横でパソコンモニターを見て、写真をセレクトするもの変な意味で「すいません臭いので」といろいろ拭きふきするが、それでも気を使うし、その場で画像処理しなきゃいけないし、美味しいところだけを撮るだけじゃないのが、オフィシャルカメラマンってわけよ。