ハイブリッド塗装

ハイブリッドというと「ハイブリッド車」を今では思い浮かべるし

フツーに使われる用語だが、二つをあわせたという意味があり、

スポッター(番号集めの人)は昔からハイブリッド=二社以上のカラーリングが施されているエアラインの塗装

という本来の英語の意味でよく使っていた。

欧州に行くと、たまにハイブリッド塗装を見かけ、両社を知っているととても楽しい

例えばこれ

知らない人はなんとも思わないが、スポッターにとってはアタリ!

スペインのビュエリング航空

しかし機体前方は

このビュエリングカラー

だが後方は

LEVELのカラーリング

そんで、コレになるわけ

こんな中途半端塗装は短期間だけなのでレアで

ビュエリングもLEVELも同じIAGグループ(ブリティッシュエアウェイズやイベリア)だがLEVELの欧州内運航はやめたのでビュエリングに移籍、

とりあえず社名だけつけて飛ばしたのか、こういうのは萌えポイント

まあこんなことが語れる航空写真家はあまりいないが、こういうのが積み重なって一冊の本のネタになるので

捨てたもんじゃない。

こういう変なのに出会えるのが撮影旅の楽しいところ

G-VSPYのB787

ロンドンヒースロー撮影の楽しみの一つはヴァージンアトランティック航空が撮れるということ

昔からいろいろなシップネームと、それにマッチした機体番号が用意されているが

撮りたかったのがこれ

Miss Moneypenny ミス・マニーペニー

映画007 英国諜報部MI-6の指令を出すMの秘書の名前で、映画でも重要な役割

なので、機体番号は G-VSPY スパイと来るわけよ

こんなのが撮れたあとにホテルに戻ると

うぉぉぉアストンマーチンDBSスーパーレジェーラじゃん!

色もGOOD!アストンマーチンの派手な色は個人的にNG

私が乗っていた6000cc V12エンジン搭載

「アストンマーチンDB7ヴァンテージ・ボランテ」に比べて、車体が大きくなってしまったが、

アストンマーチンのデザインは個人的にアタリはずれがあるけど、これはあり!

って言っても日本でまだ3000万円オーバーくらいするけど、

またそのうち渋いオヤジイメージでアストンマーチンでも乗ろうかな

でもそれには今のあの車を売らないといけないし・・・なんて夢がもてます。

日本一撮影難易度が高い定期便かも

昨日のミッション

セントレア4:30集合、5時前着陸のDHL、Operated by Singapore Airlines

運航初便を撮れというもの

おぉぉぉ!カッコいいぜ、シンガポールロゴのDHLのB777F

バリバリ新造機

あ、こっちじゃなかった、これは隣のスポットだったぜ

これはカリッタね

 

シンガポール航空DHLは、シンガポール~セントレア~LAXもしくはシンシナティで週6便就航

しかーし

セントレア着4:30、セントレア発6時 ってスカイデッキが空いていないし

これから日の出が遅くなるし、めちゃくちゃ撮影難易度が高いフライト

まあ夏場にセントレアのどこからか周辺からか撮る、見られるかも

なおDHLはサステナブルを推進しているため、電気トラックもあり見せていただいたが

エンジン音がしないわけよ(あたりまえだけど)こんなトラックあるんだな

シンガポール航空ロゴのDHL、

なのでシンガポール航空のスタッフとDHLのスタッフとパワーブレックファースト

とまではいかないが、雑談させていただいたが

シンガポール航空西日本地区責任者はインド出身、DHL日本支社代表はパキスタン出身

ジャパニーズ頑張ろうぜ!

やはりイングリッシュ大事ですな! ジャパニーズ英語できないから取り残されるぜ・・・

NORSEアトランティック航空社長は元同僚

このカラーリングがキレイなノースアトランティック航空UK

天気が悪いけど、そりゃロンドンだから仕方ない

ちなみにスペルが北のNORTHではなく NORSEなのでややこしい

このエアラインは今年からが本格始動

元ノルウェーのノルウエジアン・ロングホールというエアラインがありBoeing787を使って

ノルウェーから大西洋線を格安運航したがコロナでダメになってしまった。

その機体を新しい資本家がリース会社からそのまま引き受けて

ノルウェーとロンドンから運航を開始したのがこのエアラインで

CEOは別にいるが、社長としてチャールズ・ダンカン氏(飛行機マニア)が招集された

彼はコンチネンタル航空日本支社の同僚で、恵比寿のコンチネンタル航空オフィスで一緒に勤務していた仲間

まあ本社エリート派遣のアメリカ人だが、そんな彼が社長で切り盛りしているエアラインが撮りたかったのだ

天気悪いけど、これを撮って、

どうしてんの?これ撮ったぜ!って連絡してみようと思う

この業界長くいると、みんな偉くなっていくな~

 

成田空港映画会議

全国の空港でグランドハンドリングの人不足が深刻化している。

そこで、成田空港は吉本興業、成田市と共に地域映画を作成

その制作メンバーの末端に加えていただき、どうやってグランドハンドリング職を魅力的に表現するか検討

監督とロケハンにも行く

一応学生時代に、成田で機体747洗いをやっていたし、同じ会社で羽田でケータリングのバイトを3年していたので、

多少の経験あり

さらにはコンチネンタル航空時代はチェックインカウンターにも立っていたし、空港アナウンスもやっていた。

というわけで映画のWEBサイトが出来上がりました。これからどう展開してゆくか、

脚本も監督が良い感じで仕上げてくれている。

https://thankless.jimdosite.com/

欧州撮影記1

二週間ほど欧州撮影に出かけていた。まず往路

クライアント様であるフィンエアを利用、

やはり静かで快適なA350はいいね~

最近国内でもA社の787はWifiが遅いので、幹線はJ社のA350の方が良いなんて話をビジネスマンからも聞く

まあWifiの進歩は日進月歩だから10年前の787より最新のA350の方が良いのかもしれない。

お高い航空券だが、物価高もありビジネスクラスのミールもワンプレート

エアラインによってはコース料理だが、何しろ23時発なのでコースにされても時間がかかり困るので

これはOK

羽田も成田も夜発欧州行は寝られて、着いたら撮影に行けるので良いスケジュール

昔もエールフランスの成田発パリ行深夜便があって便利だったが、それに近いイメージ

ただし、

このようにアラスカ上空経由だから飛行時間12-13時間

これまで欧州最速を名乗っていたフィンエアは9時間台だったにで、大打撃

さらに片道9時間台だと、往復しても20時間、折り返し時間を含めても

1機でヘルシンキ~成田線をまわすことができたが、今や3機ないとまわせない

そんなこんなで、ルートは遠いわ円安だわで航空券代にはねかえるわけ

とはいえ、ヘルシンキ経由でロンドンヒースローに到着

今回は4年ぶりの欧州なので、とりあえず世界のフラッグキャリアが集まるロンドンヒースローで様子見

世界の最新情報を肌で感じてみて感覚を戻すPLAN

前回コロナ前の2019年はブリティッシュエアウェイズが747レトロカラー機を数種類出現させて、

それを撮りに来たがコロナで747は退役、ようやくA380も戻り始めたので、様子がだいぶ変わった。

定期的に世界の空港を観察しているとそんな変化が楽しい

在庫がほぼありません

現在も新しい本を一生懸命 二冊 執筆中であるが、著書はロングテールで売れるし

だいたい完売する。

最近もウチのSHOPで自分の本を仕入れると、在庫なしばかりで

特にこれらの本はもうない 完売御礼!

このあたりの本は問屋さんや出版社の倉庫にも在庫なし

あるとすれば返品のみ、

このご時世に出す本がほぼ完売になるのは大変ありがたい。

というか、昨年と違い飛行機需要が高まっているのか、今年になって在庫切れが多数。

なので、興味がある方がいれば、ある時に買っておいてください。もう手に入りませんので・・・

メルセデスG350D 試乗

先日、ある車に試乗しに行った話を書いたら、何に乗ったのか?それにしたのか?とブログ愛読者様からメッセージを複数いただいたので、公開

そもそもとして、現在の撮影車に大変満足しているのだが、予備車がないため

昨年ドレンが詰まり、1か月ほど撮影車が入院したときは、キャデラックATSで凌いでいたのだが、

そのキャデラックも手放してしまい、気が付いたらオープンカーしかなく、撮影に適したバックアップ車がない・・・・

そのため、撮影車探しが少し前からスタートしたのだが、

「左ハンドル、サイズは今くらい、毎日使うので年式は新しい方が良い」という条件なのだが

左ハンドル というと、昨今めちゃくちゃ車種が限られる、さらにはグレードが高いものしか設定がない=お高い

現在の撮影車カイエンも「左ハンドル」では新車すら日本にはなく、中古で年式が新しいものは1500万円とか、どう考えても予算外

しかも田んぼのあぜ道や、農道での切り替えし、草ボーボーのところに突っ込むこと必須なので、そんなに良い車両はいらない。

しかし、前から興味があったが、

「トラックとして作られているから乗り心地は悪いよ」と言われていたが、

「下取り車で右ハンドルだけど、乗ってみて気に入れば左ハンドルを探すけど、俺は進めないけど乗りに来いよ」というお誘いがあり、

メルセデスベンツG350d ワンオーナー、走行1万キロ後半、

ラクジュアリーパッケージ付、サンルーフ付

芸能人御用達のゲレンデというヤツ

メリットは車長が4550と短いので、どこでも入れる。

今の足車メルセデスSL550より短い!

荷室も4550の長さにしてはいろいろ詰める。

デメリットとしては、めちゃくちゃお高い

まあリセールバリューも高いので、それはいいけど、ガンガン乗るからね・・・

一応ドイツ車はメルセデス、BMWアルピナ、AMG、ポルシェと8台乗り継いだ経験があるが、その経験をもとに運転すると

走りだすと、鍵がガシャン!と大きな音が、今どきの車なのにこんなカギ のロック音なのか!

さらに気になるのがハンドルの感触がぐにゅぐにゅするぜ、

基本設計が古いがタイヤは新しいので、ミスマッチ?

シャシー性能がタイヤについてきていない?

ドアのチリもこんなにあいているし、まあ元は軍用車だかんね

わりと乗り回したけど、コストを考えるると

乗り心地も悪し、長距離運転は厳しい、今のカイエンの方が断然良い!

Aピラーの角度も急だし、まあ世田谷マダムがお買い物に行くのにはサイズ的にありなのかもしれない

と、ゲレンデオーナーのお仲間に言うと、エアサス乗ったら乗れないよ、でも持ってるよ

とのこと、まあ好きな人が乗る車なんだな・・・もしくは一目で「金持ってるぞ」と分かるセレブにはいいかも

こちらのお店でもG550は結構乗っている人いるそうだが、私には合わなかったと言うことで、試乗終了

良ければちょっと無理してG550左ハンドルを探すかなと思ったけど、その思いは完全に消えました。期待していただけにガッカリ

まあ長年オープンカー二台持ちという変な趣味嗜好の私なので、フツーの人には参考になりません

(ちなみにこのメルセデスのゲレンデ、ネットの評価はすこぶる良いが、私は真逆であった)

しかし相変わらず変な車しかないぜ((笑)

裏には、おお~元私のロールスロイス・シルバースパーが!

すでに売約済!

また会えたな、元気でな、楽しい時間をありがとな!

(1995年製、故障ゼロでした!)

とちょっとセンチメンタルな気分に・・・

しょせん人生思い出作りだから、乗りたい車があることは幸せなことよ

というわけで、この付近の名物 深大寺そばを食べて帰りました。

転職あるある

今週お打ち合わせをさせていただいたPILOT

「787に乗っているけど、あくまでもお金を稼ぐ手段で、趣味は小さな機体で飛ぶこと」

という自費でパイロット資格をとった筋金入り機長

水上機やら大戦機など、いろんな資格を保有しているヒコーキ野郎なので、まあ詳しく書くと身バレするので

このあたりにしておくが、

ある日の機長アナウンスで

 

「え、操縦席よりご案内申し上げます。本日も日本航空をご利用いただきましてありがとうございます

この便は・・・・

 

アナウンス中にCAからコールボタンが!

 

(なんだよ、キャプテンアナウンス中にCAが呼んでくるなんて緊急事態なのか?)

と思って、中断して出ると

 

CAさん

「キャプテン、す、すいません、に、ににに、日本航空って言いましたけど・・・!!!」

ここで血の気がサーッと引いたそうで

この便はAIR JAPAN(ANA)運航便で機長は元JAL EXPRESSに乗っていたのである

 

しかし、そのまま機長アナウンスをつづけ、最後には何もなかったかのように

「えー、本日もスターアライアンスメンバーANAをご利用いただきありがとうございます。」と締めたそうな

((笑)

まあ、私の知っているCAさんもSKYMARK便で、

本日もANAをご利用いただきと言ったことがあるので、転職あるあるです!

多忙につき・・・

多忙につきブログ更新の頻度が下がります。

そんで、今日の話は先日ポケモンイーブイジェットのお仕事をさせていただき、

過去のポケモン機も一通り見せてください、そんで今のポケモン機全て撮影しておいてください

というクライアント様からのオーダー

ポケモンジェットは、ソラシド、AIRDO、ANA、SKYMARK、チャイナエアライン、SCOOT

などいろいろあるが、T-wayが撮りづらい

たまにNRTに来るが、韓国国内線ばかりフライトしている。

 

そんな機体を熊本空港で発見!

が、しかし、わ、私は左席、つまり機長席なんですけど・・・

これじゃ撮れないどころか、「You are No2 って」、この機のあとに離陸だからチェックリストで忙しい

トランスポンダALT、プロップレバーフルフォワード、ミクスチャーフルリッチ

あとはテイクオフクリアランスをレシーブするだけ、とカメラをかまえる余裕はゼロ!

 

いや~ようやく会えたと思ったけど、こんなシチュエーションとは・・・

悔しいけれどこういうときもある、まあ成田に来るのを地道に待つしかない(笑)